回答と解答、どちらの方針?
教育大学を卒業し、4年間教育の現場に立ちました。
そこで感じたのは、解答を求める場がどうしても多くなってしまうということ。
解答と回答、その両方が必要なのではないでしょうか。
ただ、時と場合によって必要なものが異なる。
人とつながるためには、解答が。
個であるためには、回答が必要なのではないでしょうか。
通じる・同じだという安心感や所属感が一定値は必要だと思います。
道路上で言えば、法律や信号機。個が好き勝手に動いては、事故が多発します。
ここでは、解答が必要なのではないでしょうか。
そしてその上に、回答がある。
人とつながる基盤を有した、回答。
多様性の価値はここで発揮されると思います。
AとBの集団があって、
Aは、同じ色だけど、薄さや濃さが違う5名。
Bは異なる色を有した5名。
とすると、
集団としていいパフォーマンスをだせるのはBではないでしょうか。
濃さを競っているだけのAには、様々な状況に合わせた色を出すことは難しいと思います。
人と繋がる解答を持ちつつ、自分の色がだせる回答を、多くの人や会社、社会が持てたらいいなと思います。
また、その二つを育てようとした場合は、順序が重要です。
先に、本人の回答を大事にしてから、みんなと繋がる解答を持つということです。
逆の順番で教えようとすると、本人はとても苦しむはずです。
解答の追求に偏った現在の社会では、回答を大事にしたいです。