2016/06/05 08:57

 7年前、ホストファミリーとしてこの活動と出会いました。

自分自身が、学生の頃、アメリカ・ロサンゼルスに一か月の忘れられないホームステイの経験をし、その体験が今の私の人生の基礎の一部となっていると言っても過言ではありません。お世話になったホストファミリーに直接恩返しをすることはできませんでしたが、(音信不通となり、今では連絡が取れなくなりました)家族を持ってホストファミリーとして、ホームステイに来る学生を受け入れることで、恩返しができること、それから、もちろん、大牟田にいながら、海外との交流ができることが私にとっての一番の魅力でした。

 

初めての受け入れは、私の第二の故郷、カナダ・モントリオールからのとても美しい、フレンチアクセントでマシンガントークのリズでした。まだ良く英語を思い出していない私に容赦なく、今日の出来事、自分が感じたことをマシンガンの様にしゃべりまくり、そのことについての私の意見をストレートに聞いてくる、そんな毎日でした。それはとてもエキサイティングで楽しい毎日でした。

 

 リズは、来日してからの最初の三日間(時差ぼけがひどく、辛そうだったのを思い出します)それから日本中を、ワールドキャンパスとともにツアーして回り、最後の10日間を我が家で過ごしていってくれました。彼女の参加理由は、お母様からの提案だったそうで、けっして日本に関心があった訳ではなく、日本語も話せず、それでも、最初に会った時よりも、次に一か月後に我が家に帰ってきた時には、素晴らしい人間的成長が目に見えて感じられました。

 ツアー中は、何件ものホストファミリーと一緒に過ごし、中にはいろんな家族があったとのこと。

裕福な家庭で、お嬢様で育った彼女には、とても衝撃的な場面もあったそうです。そんな経験を積んで、またたくさんの、いろんな国から参加する同世代の若者たちとの交流も、彼女にとても良い影響を与えているように思えました。

 毎日毎日、たくさんおしゃべりする間に、だんだん心が通じ合い、私の大切なカナダの娘となりました。

この出会いをきっかけに、私はワールドキャンパスの素晴らしさ、楽しさに、毎年魅了され続けています。