
こんにちは、
オトギボックス代表の梶本大雅です。
今回はオトギボックス結成のきっかけそして初めてのイベントについて書こうと思います。
こんな思いで、こんな形でオトギボックスが始まったのか知っていただければ幸いです。
私の通っている大学のカリキュラムの中に、音楽業界、メディア関係で活躍されている方と教授が対談しながら、私たち学生に現場の経験やエピソードを伝えてくれる授業があります。
初回のゲストはキングコングの西野さん。
ちょうど「えんとつ町のプペル」が無料公開されたタイミングが近く、そのことを含めた宣伝の仕方のお話、今の絵本業界のお話などをしていただきました。帰り道、その足で「えんとつ町のプペル」を買いに書店へ。
その時、目に入った絵本コーナーに並ぶ絵本たちを見て
なつかしいなぁ、こんな絵本あったんだ!、この人が訳してたの?などなど、今の年齢になってわかる発見が溢れていました。
その時私は
私もみんなも知らない絵本が沢山ある。その絵本たちを自分の作るイベントをきっかけに知ってもらえたり、その感動を少し工夫を凝らして伝えたい。そう思いました。
二週間後、中学時代の友人と西野さんの講演のことを話していると、本が好き、絵本も大好きで、少し変わった読み聞かせのイベントができたらいいなと話が盛り上がり、地元の商店街のイベントに早速アポをとりました。
無事連絡をいただき、初めての読み聞かせイベントを開催しました。
当日、お客さんはお子さんが6人。その親御さんが遠目で見ている。そんな感じでした。
三冊絵本の読み聞かせをして、最後に、このきっかけをくれた「えんとつ町のプペル」をオリジナルのサントラを流しながら読み聞かせをしました。
サントラは作曲を専攻している大学の友人に制作を依頼しました。

音のない絵本の世界に音楽が加わると、子ども達の熱い視線が一冊の絵本に注がれ、最後には涙を流す親御さんまでいらっしゃいました。
「このイベントは必要とされている」そう実感して、私は胸がいっぱいになり、イベントは幕を閉じました。
この形でもっと沢山の人に向けてしたい、音楽大学に在籍している利点を生かして、音源ではなく生演奏で読み聞かせを出来たらもっと面白いことになる。そう思い活動を続けていくことを決めました。
協力してくれた友人二人は大学も違い、授業も忙しくてそこからは一緒にすることが難しくなり、それが音大生でオトギボックスを結成するきっかけになります。



