工事の様子を報告していきます。
こんにちは。村上です。
今日から、<みんなの休憩室>の改修工事の様子をご報告していきます!
(食堂の営業に支障が出る部分は先行して改修工事を進めています)
誰もが笑顔になれる場所に。
今回の改修にあたって大切にしていること、それは、誰もが笑顔になれる場所にする、ということです。授乳やおむつ替えに立ち寄れてほっとしたご家族、安心できてほっとした赤ちゃん。あるいは、お年よりや障害のある人。そんなみなさんが笑顔になる瞬間を思い浮かべながら、工事を進めています。
まずは解体から。
まずは、傷んでしまっている場所の解体からスタートです。
最初は、床が抜けてしまっていた床の間から。
バールを使って板を外し、折れてしまっていた下地も一本ずつ、解体していきました。
すると、さらに奥から、使われていなかった木材もわらわらと…。どうやら、改築を重ねてきた関係で、要らない木材が奥に隠れていたようです。
材を動かすたびに埃も舞い、さすがにマスクが必要になりました(冒頭写真)。
思いがけず出てきた大量の材木(苦笑)
次に、雨漏れで痛んでしまった縁側の合板の床板を、バールを使ってはがしていきます。
そして、雨漏れに伴って入り込んだシロアリに食われた畳の下地板も。こちらもバールやのこぎりで解体していきました。
どこまで解体してどう改装するか、当初は迷いもありましたが、食堂ヤポネシアの工事を担当いただいた20工務店の齋藤知浩さん、松井建築の松井健司さんらにも前もってアドバイスをいただいていたので、自信をもって進めることができました。
廃材も活用。
さて、これらの廃材。すべてゴミにしてしまうこともできましたが、使えるものはできるだけ活かすのが碧いびわ湖の住まいづくりのスタイル。資源も生かして無駄な出費も控えます。
そこでまず、そのまま使えそうな材料は、水で洗って乾かしました。埃を洗い流すと、きれいな材料に戻りました。
次に、合板は処分するしかありませんでしたが、無垢板は燃料として使えます。そこで、長いお付き合いのある、八日市のお花(アンスリウム)の農家さんへ。廃材を温室の暖房にお使いになられているのを存じ上げていましたので、電話で一報を入れ了解いただいてからお届けに。農家さんのコストと化石燃料の使用量削減に役立ちました。
(つづく)