2017/01/24 10:36

園内にある、樹齢600年超、直径15mを超える【大傘松】。実は、プロジェクトページに掲載しているのは、30年ほど前に撮影したもので、現在は、形がゆがんでしまったまま、お庭さんの人手不足で、手を付けられずにいました。

でもここは、園内のいちばんの見どころ。

今回は一念発起!して、中西勉さん(開園時にも、この傘松の修景を担当してくださった方)のご指導のもと、いよいよゆがみを補正することにいたしました!

 

手順としては、

①松の大まかな現状の形と、目指したい姿のイメージを掴む

②芯を決める

③芯から放射状に縄を張り(雪釣りのような感じ)、基準線を定める

④基準線に合わせて、凹凸や厚みを修正していく

といった感じ。

…と口で言えば簡単ですが、安易にカットしたり、枝を曲げたりしてしまうと、「今年は良いけど、来年以降はカッコにならん」ようになってしまったり、「木自体が元気がなくなる」ようになってしまったり……と一筋縄にはいかないよう。

 

そりゃそうですよね…。傘松って、生きているんだもの。 

そしてもうひとつ、お庭で大人気の生き物が、「カモ」。

お庭さんたちがタマゴから孵していたため、ものすごく人懐っこく、ガアガア寄ってくる姿が「かわいい!」と大人気です。 

お庭にいらしたら、ぜひ探して見てくださいね!