2017/03/23 09:11

こんにちは、森田です。

 

上の写真は今度クリーンアップを予定している東かがわ市の田ノ浦海岸で拾ったマイクロプラスティック(5mm未満のプラスティック破片)です。ペットボトルキャップに詰め込んでみたので大きさがわかると思います。

 

いろんな色がある中で、緑色のひょろりとしたプラスティック破片がありますが、これは人工芝、いわゆる泥落としマットの破片です。香川県の浜辺でしたらすぐに見つかります。満潮時のライン上に数センチおきに漂着していることも多いです。

体育館やオフィスの入り口なんかに設置しているやつです。それが使われているうちにちぎれて、掃除や何かのおりに地面に落ち、排水溝に流れ込んで川に出て、川を下って海に出て、漂っているうちにたまたま浜辺にたどり着いたものを「拾った」わけです。

 

クリーンアップをしてるとよく参加者の方から「誰がこんなに海に来て捨ててるんですかね(怒)!」と聞かれるんですが、実際はその多くが陸域で発生して、それを川が運んで海に出ています。しかも悪意のあるごみばかりではありません。ほんの不注意や普通の生活をしている中でどうしても「ごみ」として出てしまっているものもあります。

「ごみを捨てない」「ごみは拾う」だけでは解決しない問題でもあります。

「俺は絶対ごみを捨てない!」

と思っていても泥落としマットは使うことはある・・・。海ごみの問題は、街の問題であり、実際はみんなが当事者なんだと思います。