『穴窯』は被災していますが、無事だった『登り窯』のみ窯焚きしました!
普段は、『登り窯』と『穴窯』と同時に焚くことが多いですが、今回は『穴窯』が被災しているので『登り窯』のみ窯焚きしました。
『登り窯』は同じものを数多く焚くことや様々な種類の器を一度に焼くのに適している薪の窯です。
主に遠州高取と言われる艶々と綺麗な茶陶器や和食器を焼くのに使っています。
それに比べて『穴窯』は、荒い土味の作品や渋くて素朴な古高取風な作品を焼くのに適しています。窯の中で薪の灰をかぶり、それがまた溶けることでいい味わいをまとうので、展示会などでの唯一無二の作品を作るのには欠かせない大切な薪窯です。
今回の豪雨で被災して、焚けないのが本当に残念です。
しかし、『登り窯』だけでもしっかり焚いて作品を作っていかなければなりません。
その『登り窯』も、今回の被災で煙突周りが土砂に埋まっていました。ボランティアさんに土砂を取り除いてもらったので、窯焚きできるようになったのです。
たくさんの方々に感謝しながら、たくさんの器とたくさんの想いを詰めての窯焚きです。
うまく焼けていましたら、一部のリターン品はこの中から選びます。
クラウドファンディング終了後にお送り出来るものもあります。
水指や茶碗など、蓋や箱の必要などものは、それぞれ外注しますので、数ヶ月ほどお待ちください。
綺麗に焼けてますように。