2018/02/28 21:23
放牧地移動のために、ひん太をトラックに載せて走っている時でした。
道の脇を、小さな女の子をつれたお母さんが、ひん太に気づき、
「あ、おうまさん!」と子どもに言いました。
その子がどんな反応をしたかまでは見えませんでしたが、
バックミラーで二人を追っていると、ずっとこちらを見て立っていました。
そのことが、最大の目的のひとつでもあります。
「小さな子ども達に、知ってもらう馬になること」
そのために、幼い子どもが覚えやすいような名前にしました。
「馬の、ヒヒ~ンて鳴くけん、ひんたくんバイ!」・・・みたいに。
(馬がヒヒ~ンと鳴くから、ひん太君と言うんだって)
写真は生まれ育った場所での、ひん太。この時はもちろん名前など無く、
ほぼ誰にも知られず、群れの中にそのまま置かれて、アルファでないので
他の馬から噛まれたのか、傷だらけでした。
それが現在までに、北は北海道、南は鹿児島の方が、ひん太の存在を知り、
ひん太に会いたいとまで行ってくださるのですから、
なかなか感慨深いものがあります。