2018/03/08 21:08

まずは、私たちのクラウドファウンディングの目標額100万円を達成できたことを皆様にご報告いたしますとともに、ご支援とお声かけ等、協力いただきましたことに感謝申し上げます。

本来ならば、目標額を達成した2月23日にすぐご報告申し上げるべきでしたが、その後、新たな2つの課題に直面し、皆様へのご報告が遅れてしまいました。

 

1つ目の課題は、「癒しへのこだわり」です。たかはるヒト×コト交流センターの目的は、「みんなが集える癒しの場」であり、一般の化学物質の入った建材でリノベーション工事をやってよいのかということです。

私たちは、自己資金が少なかったこともあり、高額な化学物質を抑えた自然由来の建材ではなく、安価な一般的な水性ペンキや接着剤を選択し、既に2つの部屋を仕上げました。

正直、素人の工事としては素晴らしい出来栄えで、作り上げた私たちもお披露目できるのを楽しみにしていました。

そのような中、我々の予想を超えてたくさんの人達から癒しへの期待を込めたクラウドファウンディングの支援が集まるにつれ、私たちのチームの中で化学物質過敏症の方への配慮が必要なのではないかという意見が出されました。

特に、入居する「たかはる補完代替療法センター」において、アーユルヴェーダの施術を受けられる方は、感受性の高い方が多い傾向にあります。

しかし、既に完成した2つの部屋作るにあたって、寒い中、約1か月半、忙しい仕事の合間を縫って施工を進めたメンバーの努力や、協力してくれた沢山のボランティアの人達の思いもあり、それを壊してまでやるのかという議論が毎日続きました。

結果としては、作り上げた2つの部屋は、いったん壊すことに決めました。

化学物質ゼロは不可能ですが、可能な限りコストをかけて化学物質を抑えた施工を再度行うことにしました。

悔し涙を流す者もいました。

ただ、それでも目標に向かって再度進むことをチームみんなで確認し合いました。

 

2つ目の課題は、「新燃岳の噴火」です。

既にマスコミ報道等で皆様ご存知かと思います。

3月7日現在、日々状況は変化し、決して楽観視できる状況ではございません。降灰や農作物への被害も大きくなりつつあります。高原町を含め近隣の市町村で様々なイベントが中止となっています。

たかはるヒト×コト交流センターの場所は、新燃岳から約8kmの離れており、居住地域としては、新燃岳から最寄りではあるものの、火砕流や熱風が予測される地域ではありません。

私たちの事業もこのまま進めてよいのか、メンバーの中でも迷いが生じました。

←エントランスに降った灰

しかし、少しずつ疲弊していく地域を見ながら、本来、地域を元気にしたいと思って始めたこの事業だからこそ、自分達の気持ちを強く持って成し遂げるべきと結論に至りました。

 

結果的に2週間にわたり、仲間たちと意見をぶつけ合い、可能性を探り続け、再度チーム全体で心を1つにして頑張る決意を固めました。

 

そこで、当初想定しているよりもコストはかかりますが、可能な限り体に優しい建材を使って高原ヒト×コト交流センターを作り上げるため、クラウドファウンディング目標額200万円を目指すことにしました。

 

重ねてのお願いで、大変失礼だとは思いますが、何卒、ご理解いただき、ご賛同いただける方はクラウドファウンディングのご支援、またはSNS等による拡散にご協力いただければと思います。