廃校の可能性って結構あると思っています。そもそも、学校はなんでもできる複合施設。例えば、図書館、給食室、体育館、運動場、プールなど、それぞれが独立した事業として、成り立っているような機能が、一同に介してそこにあるわけで、そもそもポテンシャルはとても高いわけです。
そして僕自身、廃校の事業に携わることになり、このひとつひとつの機能がもつ力を実感しました。
特に体育館なんかは、今でも地域の皆さんが、習い事をしたり、部活動をする場所として利用していただいていますし、時には、選挙の投票所にもなる、そして有事には避難所としても活用しています。
当方が運営する「いいかねPalette」は、もともと小学校が持つ機能を最大化したり、或いは新たな活用法を考案したりと、元の形を活かしつつ進化させています。
この九州廃校サミット役割のひとつに、「廃校活用辞典」のような情報共有プラットフォーム機能があると思っていて、九州で今まさに廃校利活用に取り組んでいる方々の成功体験や失敗体験をみんなで共有する場であるべきだと考えます。
そしてそれは、現役で廃校事業に取り組んでいる方だけではなく、これから廃校事業に参入されようとしている方や、自治体の公共施設の管理担当者の方など、多くの方々がこうしたノウハウを享受できる取り組みにしたいと思っています。
民間が主導して、公共施設マネジメントに取り組むこうした活動は、社会的にも非常に大きな意義をもたらすものだと考えますし、ひとりでも多くの方に知っていただき、ご賛同いただけたらと、心から願っております。
ご支援・ご協力のほど、よろしくお願い致します。
発起人:大井忠賢