2018/04/02 10:54

なぜ廃校を使うの?そう聞かれることが多くあります。


MUKASA-HUB(旧:むかさ小学校)の校舎を初めて見に行った時を思い出すと、活気が消えてしまった学校の静けさと共に、遠い昔に忘れた小学生の頃の記憶と、「ここを生まれ変わらせることができたら面白い」という興味が入り混じった不思議な気持ちになったのを覚えています。

 

 学び舎を新たなアイデアでよみがえらせることができれば、きっと小さなまちで増えていく社会問題(廃校や空き家の問題)の解決につながるはず。

 

 そう考えた僕は、「校舎を全面的にリノベーションして、本社機能を移転し、なおかつパブリックに開放して社会課題を考える地域コミュニティのハブのような場所をつくる」という構想を思いつきました。

 

 校舎は単なる「箱」であり、新たな利活用には多額の改装コストがかかる。長い時間をかけてプランを練り、リノベーション工事を行い、そして自ら主体的に利活用を実践したからこそわかったことがあります。

 今回の「九州廃校サミット」には、九州各地で実践している多くのローカルイノベーターたちが集まることを切望しています。多くは実際に社会課題の解決に取り組んでいる同志たちであり、すでに廃校の利活用に取り組んでいる方々もいます。

 これから第2回、第3回と続けて行く事で、互いに顔見える関係を築き、情報交換と共に助言やサポートを行い、何よりも「九州各地には同じように頑張っている仲間がいるんだ」と感じてもらう最高の機会にしたいと思っています。

 100%民間でスタートする緩やかな協議体なので予算がありません。ぜひとも、一人でも多くの皆さんの賛同(クラウドファンディングによる協力)をいただいて成功目指して頑張っていこうと思います。

皆さんとお会いできますことを心待ちにしています!

 

発起人:村岡浩司