宮崎県にある綾町という小さな町で似顔絵師をしています、タニカワです。
彼の初めて書をする姿を見たのは、友人に連れて行ってもらった路上パフォーマンスでした。
いつもニコニコ、色んな人と話す穏やかなイメージから一変、真剣な眼差しで筆を持って書を仕上げる姿は、作品だけでなく、独特な空気・空間も作り出しています。
気がつけば、周りにはたくさんの人が集まっていました。一瞬にして行き交う人の足を止めて観入らせてしまう、彼の力に凄いなぁと感動したことを覚えています。
皆さんは、プロの書道家さんが書く姿を見たことはありますか?
伝統的な文化でありながら、書道家さんの作品を見たことがあっても、きっと生で制作過程を見たことのある方は少ないのではないでしょうか。
海外であれば尚更です。
私も彼も、宮崎という決して人口も街の規模も大きくない場所で制作することを仕事にしながら生きています。
だからこそ、
知恵と工夫と行動力。
これらに対する情熱を胸に日々進化し続けている大切な仲間の一人です。
その熱意が風に乗って伝わったのでしょう。
彼は今Japan Expoという海外での大きなイベントに声をかけてもらい、そして今チャレンジしようとしています。もちろん、誰でも出られるイベントではありません。
彼にとってこの機会は、とても大きな成長とチャンスを掴むことになると私は信じています!
日本で、宮崎で、こんな素晴らしいアートをする人がいるんだ!!
と海外の人に賞賛してもらって、我々がまだ想像していない次のチャンスが巡ってくれば、これは地方で頑張っているクリエイターやアーティスト達にも大きな励みになると思うのです。
小さい頃、習い事や授業で習った「習字」。
彼は大人になった今も、書に魅了され、その魅力を人に感動伝えられる数少ない書道家の一人です。
日本なら、誰もが必ず一度は触れたことのある書の魅力を、若手の彼が背負って海外にも発信していくことで、今だから、若手だから生み出せる新しいワクワクが一つでも多く生まれることを願っています!
私も日本から彼の期間中の動きに注目していたいと思います





