大工さんとの生活、今日で1週間が終わります。明日はお休み。雨の中をよく頑張ってくださいました。有り難いこと。
ふと、お仕事の様子を覗くと、
鉋をかけてらっしゃる。
美しい、と感動して、かんなくずをすりすり(大工さんの働くお姿も、当然とっても美しいです)。
こんなに美しいもの、私には、くず、ではなくて、お宝に思える‼そんな気持ち分からないよね、とお聞きすると、
「分かりますよ。削ろう会と言うのもありますし、建築会の婦人部では、かんなくずでお花や枕を作っていますから。」
なんで、削ろう会というのを知っているの?
とお聞きすると、
「父が昔優勝しました。」
私の大工さんは、とっても優しくて、
袋にいっぱい鉋で削って出た部分を集めてプレゼントしてくれました。
偶然にも今日は私の56回目ぐらいの誕生日。うーん、幸せ。
削ろう会、すごい。
かんなくず、すごいいいかおり、美しい。くずなんてない。
夜は、家族がお祝いしてくれて、優しい大工さんと削ろう会の話で盛り上がり、スマホでみんな一斉に調べて鉋から産み出される美しい作品の動画を見ている。
お陰さまで毎日楽しい学びが続きます。
大工さんのお力が古民家に命を注ぐ。
生き返った古民家が、私たちに技の美しさや力強さを見せてくれ、安心感で包み込む。
こんな素晴らしい技術を持った国に生まれ、生活させていただくことに感謝し、この技術をのこすことができるよろこび。
皆さんのお力のお陰さまです。引き続きご支援よろしくお願いいたします。