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まだ間に合う、ほっとする懐かしい未来を作りたい!

風光明媚な男木島の町並みは、実はもう取り返し出来なくなる一歩手前までぼろぼろに傷んでいる。今ならまだ間に合うこの町並みの壊れかけた家を少しずつでも直し、懐かしい、ほっとするという「意味」のある未来を作りたい!!

現在の支援総額

417,000

109%

目標金額は380,000円

支援者数

27

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2018/06/28に募集を開始し、 27人の支援により 417,000円の資金を集め、 2018/08/20に募集を終了しました

まだ間に合う、ほっとする懐かしい未来を作りたい!

現在の支援総額

417,000

109%達成

終了

目標金額380,000

支援者数27

このプロジェクトは、2018/06/28に募集を開始し、 27人の支援により 417,000円の資金を集め、 2018/08/20に募集を終了しました

風光明媚な男木島の町並みは、実はもう取り返し出来なくなる一歩手前までぼろぼろに傷んでいる。今ならまだ間に合うこの町並みの壊れかけた家を少しずつでも直し、懐かしい、ほっとするという「意味」のある未来を作りたい!!

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 玄武岩が使われた石垣

男木島とは

 

香川県の男木島は、高松港から定期船で行く周囲5㎞の小さな島。瀬戸内海に浮かぶこの島には、築百年ほどの古民家が急斜面に立ち並び、島の玄武岩で作られた石垣と迷路のような細い路地が、独特の美しい景観を作っています。

 

どこか懐かしい町並み、でも空き家が崩壊していく!

 

はじめまして、プロジェクト発起人の小林美代子です。

 

高松港から40分、船に揺られながらあっという間に山と海のある自然豊かなほっとする別世界、男木島に到着します。ここは「瀬戸内国際芸術祭」で有名になったので、発展しているでしょう!といつも聞かれます。ところが・・・

 

現在世帯数は104戸、それに対し空き家は68軒。1年に23軒が自然崩壊、数軒が解体され、多い年には5軒以上の家が消滅しています。このままでいくと男木島の「町並み」自体が消滅する可能性があるのです。

 

今から12年前、耕作放棄された畑(40年ほど人が入っていなかった)の木を伐採するところから私は男木島に関わり始めました。島外の人にも声をかけて、畑をする人のお世話を始め、それで移住を決めてくださった方もいます。が、御多分にもれず過疎・高齢化により年々耕作放棄地が増え、人口も家も減少の一途。

 

男木島の人口は現在160人、その65%が60歳以上。10年後に1日6便の船の便数は維持できるの? 郵便局も農協もなくなるかもしれない。集落の水路管理や路地の草抜き、石垣や空き家の管理は残された人だけでできるだろうか? 市の地域政策課、文化財課、暮らし安心安全課、都市計画課などに相談もしてみましたが、進展の糸口は見つからず・・・。

 

このまま崩れていく建物や石垣を見続けるだけでよいのだろうか?  壊れてしまえばこの景観は二度と取り戻すことは出来ない! 不安は募るばかりでした。

 

 

 崩壊する男木島の古民家

 

 これまでの活動「石垣ワークショップ」

 

3年前、ご縁をいただき古民家を購入しました。柱を替えたり壁を修復したり、築100年の古民家を、もう百年保つようにと自らも大工仕事を続けています。

 

町並み保存を目指してNPO法人を立ち上げ、次に取り組んだのは・・・山頂付近にある柱状節理の断崖から取り出された玄武岩、その黒石に豊島石と花崗岩が組み込まれた、世界でも珍しい石垣。それが去年秋の長雨であちこち崩れ始めたので、島内で修復できる人を探してみたのですが、石積みの伝承は途絶えていました。

 

11,12月に外部から講師を招いて学習会と修復を行いました。石の積み方のコツが分かると夢中になって、みんなで力を合わせること自体が楽しみになり、2日かけて島の方々と「石垣のある景色」を復活させることができました。石垣の持ち主からは、「ご先祖様が喜んでいる!」と言っていただきました。後日、島のお兄さんは「さっそく自分の畑の石垣も直したよ」と。

 

石垣の構造や修復の仕方の講義を受ける様子

 


石積み修復1日目

 


完成!

 

20年ぶりに島に石積みの技術が伝承されたことを嬉しく思いました。どんな小さな1つからでもはじめる、その先に男木島の「安全な町並み」と「心を1つに協力するすがすがしさ」が待っている。だから小さな1歩を踏み出し続けようと決意を新たにしたのです。

 

次は、この家を直したい

 

次に直し始めているのが、島の中で一番危険なこの空き家です。長く無人のうえ、路地の真ん中まで家がせり出しています。男木島を訪れるお客様の安全のためにも、この家をなんとかしなければ・・・。周囲には車の通れる道もなく、島には材料を入手できるホームセンターもありません。でも、懐かしい雰囲気の町並みを維持するために、次の一歩を踏み始めました。全部解体することはせず、使うことができる部分を島の景観を壊さずに上手に補修していく、そんな思いで大工さんたちと仕事を始めています。

 


島の幹線道の中央までせり出した隣の家

空き家修繕の手順と使用目的

 

まず、危険箇所である路地の真ん中までせり出した2階廊下を切って落とします。次に、基礎を作り傾いた家をジャッキアップ。そして柱と梁の腐朽部分を取り替えます。

 

使える梁は再使用(かつて男木島の山から伐り出し、皆で担いで運んできた赤松材です)。新しく使う材木もなるべく地産地消(香川県の木を)。他の個所もできるだけ昔のように天然素材を使いたい。目指すのは100年前と同じ、ノーケミカル、持続可能な昔の家です。

 

来年度は『瀬戸内国際芸術祭2019』があり、たくさんのお客様が来島されるでしょう。通行の安全のためにも、昔ながらの風情をのこすためにも、まだ使うことができる素材が残っているうちに、皆様にご協力をお願いしたいのです。修復した建物は、多目的ホールまたは、宿泊場所として活用する予定です。


 支援金の使いみち

 

支援金は、壊れかけの家の修繕費の一部に当てます(リターン送料。手数料込み) 。

     

今後は

 

NPO法人で基金を募って、その基金を元に壊れかけの、誰も手をつけない家から直していきます。基金からは、材料費と作業の報酬が支払われます。直した空き家は、売却・賃貸・ゲストハウス・店舗などに活用し、その収益は次の危険空き家の修繕や新しい事業の展開や報酬につなげます。

 

 

現在、瀬戸内芸術祭があるときには、観光客が来られますが、それ以外の年は、観光客はほとんど来られません。集落を再生させることで、石積みと大正昭和の風情のある町並みとして観光の目が集まり、島民の安全な生活と観光客との活気ある町並みに生まれ変わることを目指します。

 

そして、次はこの建物を直します。島の生活技術を伝える伝承館にする予定です


私のこと→自然農の畑・古民家・石垣・水路・郷土料理・薬草に包まれたノーケミカルな暮らし

 

まだ農村回帰の珍しかった30年前、私は東京から高松に移住。家族に新鮮で安全な野菜を食べさせたいと野菜を作り始め、12年前から男木島で無農薬無肥料野菜を育てています。現在はその野菜や果物を使って栄養バランスのよい食事「蘇の膳」や、男木島の「野草ジュース・シャーベット」など他にはないデザート類をお出ししたり、「男木島生活文化体験」を築100年の古民家で提供する、カフェ兼「体験民宿」を運営。男木島の豊かさを皆さんとシェアしたい!と活動しています。

 

蘇の膳

 

メンバーと。いちばん右が私

東京や大阪だけでなく、フランスやイギリス、アメリカ、オーストラリアなどいろいろな国から来るお客様

 

地元の木と土だけの昔ながらの小さな家ですが、お陰様で若いお客様からは、「おばあちゃんのおうちみたい、ほっとする!」と喜んでいただいています。宿で薬草の天ぷらを作ったり、薪割りをしたり。お風呂の釜に薪を入れて、煙突から立ちのぼる煙を見た日本の中学生は、「トトロの世界だぁ!」と。薪で焚いたお風呂に薬草やミカンの皮を入れて入ると、真冬でも半袖で過ごすことができるほど温まる。昔の生活の知恵の豊かさは大変魅力的なものです。

 

自国の文化すら体験することが難しい時代、リアルなトトロの世界を求めて、男木島までわざわざ足を運んでくださる!「ほっとする」、「なつかしい」、「昔ながらの生活の技術」というものには大きな「意味」があります。車が入ることができない狭い路地、島という不便な環境だからこそ残った町並みとも言えるのです。でも、これ以上廃屋が多くなると、せっかく移住してきた人たちの生活も困難になるし、安らぎを求めてやって来るお客様が「ほっとする」空間も減少してしまいます。

 

 

最後に

「ほっとするなつかしい未来」を作りたい

 

「空き家は男木島全体の財産であること、壊れてしまったら、決して取り戻すことは出来ないもの」、空き家のままにしておくのではなく、修復させてもらえるよう、または賃貸や売却を通して人に直していただくよう、いろいろな機会を通して呼びかけたいと思います。男木島の古民家や石垣が残っていてくれてよかった! と私が思ったように、100年後「ほっとする、なつかしいこの町並みをのこしてくれていてよかった!」と思ってくれたらうれしい!

 

ここに暮らしてみて、男木島は心を癒す「庶民の文化遺産」的な空間だと強く思います。島民と観光客皆様の安全を確保するために、リアルトトロの世界を守り、「ほっとするなつかしい未来作り」のためにも、皆様のご支援・応援をどうぞよろしくお願いします。また、男木島の実情を知って頂くため、SNS等による拡散をよろしくお願いします実行メンバーも募集しています)。

 

 

 

お問い合わせ先

 

電話 090-7146-2268(小林)
NPO法人男木島の町並み保存推進協議会 みんなの輪 

ブログ 「男木島に住もうよ」 

FB 「ドリマの上」  [NPO法人男木島の町並み保存推進協議会 みんなの輪] 

HP ドリマの上

 


支援に関するよくある質問

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最新の活動報告

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  • お陰さまで、島の中で一番危険家屋が安全になり、家として居住できるようになりました。 リターンも、当日その場で引き渡しさせて頂いたのを含め、全て発送することができました。 島の中での飛び火、修繕熱? うちの工務店さんの仕事ぶりを買われて、近所で引き続き古民家を修繕することになり、また1軒古民家が安全に保存されます。 うちの裏の家も修繕が始まり、朝から金槌の音がリズムよい音を響かせています。 こういった修繕が増えると町並みが自然に保存される もう、誰も住まないから、 もう、私の代で終わりだから、  と言う気持ちを乗り越えての 前向きな大きな一歩に、私は、感動を覚えます。 このプロジェクトをしていなかったら、 皆さんのご支援がなかったら、 ご近所の一歩も生まれていなかったと思うのです。近所の皆さんも、 あの家が直るのだから、うちも直る、と 勇気が出たことでしょう。 私も皆様からがんばれ、と言うご支援、勇気を頂きました。勇気が御近所を変えたのだと思います。それも、皆様のお陰さま、 改めて皆様の男木島へのご支援にお礼申し上げます。ありがとうございました。 10月は、爽やかな季節、土日ランチもさせて頂きます。中旬以降はアケビが開きます。お土産にお持ち帰りいただけるとうれしいです。ランチの日時は、メールやお電話にてお知らせください。 安全になった家も見て、60年放置されてでも、頑張って持ちこたえ再生した家をぜひ労ってあげてください。家は、人が血液のように動くことで、日々修繕することで長生きするものだと思います。 この家を私は、一生をかけて守ります。 皆様のお気持ちと共に大事にさせていただきます。このような愛をいただきましたことを感謝しております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。   もっと見る
  • 最終日

    2018/08/20 22:30
    お陰様でクラウドファンディング最後の日を迎えました。 写真は、建物を支える肝心要の「基礎」です。砂上の楼閣、ならぬ石上の、なので、一番大事なところを支えて頂きました。お陰さまでどっしりとした土台ができ、安心感をいただきました。有り難うございました。 今度、見てやってください。頼むよ、って声かけもしてやってください。コンクリが安定するまでは、とお昼もとらないで職人様方がしてくださった作品です。 元の石垣には、 頭上注意 の看板が残っています。 早く撤収していただかないと要らぬ心配をさせてしまう。 さて、 この度頂きました皆様からのメッセージは、実体験や男木島とのご縁、男木島への愛がこもっていて、拝読のたび、涙が止まりませんでした。こんなメッセージ、私に書くことができるだろうか、心の栄養を頂きました。 クラウドファンディング準備が始まって、FBとか、パソコンとか、写真1つ分かるように写すことが出来ない(涙)、自分の考えや思いを表現することができない、そういう自分と向き合いました。 一方友達は年上が多く、みんなFBしてないし、スマホもないしで。相談しても、ほとんどが、クラウドファンディングってなに?でした。 だから、私たちの世界ではないかもしれないと思っていたクラウドファンディング。でも、ご縁を頂いて良かった。 いつもお世話になっている篤い応援団とお会いしたこともない方からも篤い熱いメッセージを頂き、力になりました。一生の財産です。 お時間、労力などお心などさまざまな形でのご支援を頂きましたことを心から感謝申し上げます。頂きましたお力で、次につながる一歩を今日も踏み出すことができます。 今回は、(次回があるのか!?笑)問題提議という段階。発信を続けて参りますので、どうぞ末永く心配してやってください。ご縁を頂きまして有り難うございました。 末筆ながら皆様のご多幸をお祈り申し上げます。 もっと見る
  • 安全と安心

    2018/08/19 05:45
    写真の右下、頭上注意が見えますか? お陰さまで、この看板、何故ここに? という状態になりました。基礎をコンクリでやり直し、せり出した部分を切って、傾きをジャッキアップで垂直に。   もう安全、そして安心。有り難うございました。   ごめんなさいね  写真が横向き?石垣が下方向です。 こんなでしたね、はじめ。 ごみ捨て、蔓の根っこ掘りから始めましたから、1年かかりました。 小さな一歩の積み重ね。 励まし、ご意見、そして、クラウドファンディング。お世話になりました。 とにかく毎日、大工さんのご飯とおやつ、廃材と土、瓦、生ゴミの片付けでした。 洗濯機の中の水の色は真っ黒、顔の色もね。 先日は、ヒルペコさんでクラウドファンディングについてもご紹介くださっていました。 ヒルペコさんは、とても温かいみなさんでしたが、本当に画面から伝わって来ました。 一生懸命が。こんな風に表現してくださるんだ、と感謝しました。 クラウドファンディング期間中、ヒルペコさんや金バクさんの刺激もあって、何だか嵐のように変化のある毎日でした。 皆さんにもはらはらさせてしまったと思います。最後まで、伴走有り難うございました。 今日は、土壁塗り。 町並み保存の一歩は続きます。 皆さまにとって、今日もよい日になりますように。 もっと見る

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