
みなさん、こんにちは!
「前原(まえばる)もっと楽しもうプロジェクト」の野北です。
いよいよ始まりました、クラウドファンディング。
みなさんのご支援が頼りです。
どうぞよろしくお願いします。
まずは、今回の舞台となる「前原商店街」と私の関係についてお話しさせて頂きたいと思います。
ゲストハウスと糸島と商店街
私は、福岡県糸島市の中心・筑前前原(ちくぜんまえばる)でゲストハウスを運営しております。
ゲストハウスとは「素泊まりの宿」のことです。
屋号は「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」と言います。
糸島には多くの魅力があり、海や山、美味しいレストランやカフェ、直売所、工房、観光施設などが充実し、年間600万人が訪れる九州屈指の観光地です。

↑火山(ひやま)から眺める海岸線
糸島は私の地元ですが、昔からそうだったかというとそうではありません。
むしろ、ずっと「田舎すぎるぐらいの田舎」で、観光客はとても少なかったと思います。
高校時代は福岡市内の高校に通っていましたが、出身が糸島だというとかなり田舎者扱いされたのを覚えております。笑。
そんな糸島がこんなにも有名になったのは、「糸島を愛する多くの人たち」が、糸島の魅力を生かしながらも、自分のやりたいことや好きなことを追求し、多くの人の支持を集め続けてきた結果だと思います。
宿には、東京や大阪を始めとする日本全国から、最近では、韓国やヨーロッパなどの海外からも観光客が訪れるようになりました。
観光客がお目当てとする、糸島の美しい自然や、美味しい料理を出すカフェやレストランは、「糸島を愛する多くの人たち」が守り育ててきたものだと思います。
私のような宿主が出来るのは、そのような多くの先人たちが守り育てた「糸島の魅力」を観光客の方にしっかりと伝えることです。

↑観光客に人気の塩工房「またいちの塩」さん
さて、そんな中で私が特に伝えたいのは、宿のすぐそばの「筑前前原(ちくぜんまえばる)の魅力」です!

↑老舗の食堂「角屋食堂」。その脇の道を入ったところに広がるのが商店街です。
かつては、糸島随一の人出を誇った筑前前原の商店街です。
私が小さな頃は、週末に前原の街に来ると、角屋食堂には人が溢れていて、並ばないと入れないということもありました。
しかし、2000年代に入り、郊外型のショッピングモールが人気になった頃から客足もまばらになりました。

↑人通りもまばらになった商店街
しかし、江戸時代の宿場町に起源を持つ前原の商店街は、繁華街としての文化や伝統の蓄積は本当に素晴らしいのです!
お屋敷レストランの「古材の森」さんなど築100年を超える、立派な建物がいくつも残っております。

↑美味しい和食が堪能できるレストラン「古材の森」
古材の森さんは、糸島随一の豪商と言われた「西原家」の分家跡をリノベーションして出来たレストランです。
この建物は、当初は壊される予定でしたが、解体を頼まれた解体業者さんが一目見て「これは壊せない。残さねば!」と思い、私財を使って、レストランとして再生させたというエピソードを持っています。
かつての前原の勢いを感じさせる、素晴らしい建物です。
そんな文化や伝統の蓄積は、現代においても人を惹きつける魅力を持っています。

↑糸島のクラフト作品が集まるセレクトショップ「ここのき」
糸島には100組を超えるクラフト作家さんがお住まいです。
「ここのき」では70組以上の糸島の作家さんの作品が購入できます。
とってもおしゃれなお店で、縁あって商店街にお店を構えておられます。
オープン当初より「糸島の森」を元気にしたい!という想いを持って、糸島の木材を活用するアイディアをずっと模索されておられます。

↑タイ・ベトナムなどのアジア料理をメインとした居酒屋ハイホー
移住者でアジア大好きの北山さんのお店「ハイホー」は、北山さんの個性と「確かな舌」が活きる、ユニークなお店です。もう65歳だというのに、お世話になった糸島に恩返ししたいと、商店街に出店されました。
他にもユニークなお店が続々開店していて、ここ2年間で13店舗以上が新規オープンしています。
でも前原の商店街には、年間600万人を超える観光客はおろか、地元糸島の人もあまり訪れません・・・
みなさん、前原の今の魅力を知らないだけだと思うのですが・・・
うーむ、私には何が出来るでしょうか。。。(次回に続く)





