2019/08/21 11:23

達成率は94%。


支援をありがとうございます。
最初は知り合いからの応援がほとんどでしたが、今は名前に憶えのない方からが多くなりました。
皆さんの拡散・シェアのおかげで、趣旨が広まったものと、喜んでいます。
あと少しです、よろしくお願いします。

旧服部医院の片づけをしていましたら、屋根裏から1枚の板が見つかりました。
建築壹棟(一棟)服部家醫務室(医務室)の文字が見えます。
大正拾四(十四)年五月起工、大正拾四年八月二拾二日上棟、
ともあります。
まさに服部医院が開業した年です。

棟札(むなふだ)と呼ばれるものです。
起工から上棟までが短期間なのは、木や材の乾燥などの事前準備は全て済ませ、起工したものと想像します。

大工、木挽き(製材する人)、左官さんなどの名前が書かれています。
そして左側の世話係が、地元の木や材、労力を提供した人たちです。

驚きました。
世話係の筆頭に井上博とあります。
私の祖父、井上整八の兄、本家の家長だった人です。

分限者だったのですが、お人よしで、保証人になった関係で、最終的に財産を失ったそうです。
本家に代わり、その役を担ったのが、私の祖父の整八だったと聞いています。

服部医院と井上家の歴史を知ることなく、私はその再活用を思い立ち行動を始めました。
95年前に、私の先祖も同じことをしていたのを知り、運命的なものを感じました。

私にとって旧服部医院は、先人から渡されたバトンです。
一所懸命に走ります。