2019/08/06 09:22

8月6日、原爆の日です。
ここ4年は、島根県邑南町で迎えました。
式典中継のテレビ放送時間も、広島とは比べものにならないくらい短く、町の空気感も違うように感じます。

 

4年前に、「歩こう広島まで」というイベントに参加しました。
広島で被爆した邑南町の人が、避難のために地元まで歩いて戻ったことを追体験しよう、という趣旨です。
逆コースにはなりますが、邑南町から原爆ドームまで、70キロあまりを歩きます。
毎年8月4日に出発して、5日が到着です。
(現在は、原爆ドームを出発するコースに変わりました。)

 

その時は中学生から70代の人まで、60人が参加しました。
とても一人だけで歩ける距離ではありません。
しかし、知り合いではないものの、仲間がいるから不思議と足が前に進みます。
人と人との、見えない繋がりを感じました。

 

ゴール間近、原爆ドームが遠くに見えた時、何百回となく目にした建物なのに、不覚にも涙が溢れました。
歩ききったという喜びと併せて、邑南町民の一員になれたような気がしたからです。

 

今回のクラウドファンディング、そして旧服部医院の改修。
それらをやりきった時、本当の意味で、私は宇都井地区の住民になれるのだと思います。