こんにちは、海洋生物環境学科の塚崎龍と竹内唯です。
今回は、ICoLP(国際ラビリンチュラシンポジウム)に参加するため、神戸に行ってきました!
今回私たちはポスター発表を行い、国内外の方たちからの貴重な意見を聞けていい経験になりました。また、懇親会では有名な日本酒の酒蔵で行われ、ノーベル賞の行事でも出されたおいしい日本酒を堪能しました。
そもそも、皆さんはラビリンチュラという生物をご存知ですか?
たぶん、世の中のほとんどの人が、知らないと思います。
私たちも大学に入って、初めて知りました。
ラビリンチュラとは体内に体重の約70%の油を溜める海の微生物のことです。
油といえば、食用のサラダ油から燃料となる石油など、いろいろありますが、
油って火をつけると燃えますよね?
なのでラビリンチュラの油を燃料にして燃やして、飛行機などを飛ばすためのバイオ燃料の研究が行われています。
小さなラビリンチュラがジャンボジェット機を飛ばす日もそう遠くないと思います‼
さらに、ラビリンチュラの油にはDHAが多く含まれていて、魚にもこのDHAは含まれています。
良くスーパーの鮮魚コーナーで流れている「おさかな天国」の
“さかな、さかな、さかな、さかなを食べると~
あたま、あたま、あたま、あたまが良くなる~”
という歌詞にある、
魚を食べると頭が良くなるのは
DHAが含まれているからなんです!!
そのため食べると頭が良くなる物質であるDHAのサプリメントにラビリンチュラを利用する研究も行われています。
DHAは赤ちゃんの脳の発達にも欠かせないもので実際に海外では粉ミルクにラビリンチュラから作ったDHAを使っているところもあります。
夢やロマンがいっぱい詰まったラビリンチュラのこれからの活躍に期待です!