山形県人のソウルフード“芋煮”!
皆さんこんにちは。山形県酒田市出身の阿部彩人(アベアヤト)と申します。1980年6月生まれのいわゆる松坂世代で、大学進学から東京に出てきて今年で16年目になります。


全国的に見れば芋煮人口は意外と少ない
山形県人にとって、芋煮の具材と汁の味には県を二分してしまうまでのこだわりがあります。私は酒田市出身なので、庄内地方の芋煮を食べて育ってきました。庄内の芋煮は、豚肉に味噌味。しかし、山形の村山地方を中心とする内陸側では、牛肉に醤油味なのです。そして、どちらの地方でも、自分たちの芋煮の味が世界一だと誇りを持っているのです。 ・・・たぶん。 ちなみに、庄内人にとって、庄内地方の芋煮を「豚汁風」と呼ばれることほどの屈辱はありません。そう、あれは豚汁でもなんでもなく、正真正銘の「庄内味の芋煮」なのです。

芋煮を知らずに人生を終えていいのか。
でも、こんなにも美味しくて、人の心をあっためたり、人と人をつなげたりする不思議な力がある「芋煮」という食べ物を一生食べる機会のない人が多いのは、とても勿体ないことだと私は思うのです。なので、自分がこれまで東京で主催してきた「もっけだフェスティバル」や「もっけだ呑み会」などでは、芋煮をご提供して、少しでも多くの人が芋煮に触れるきっかけを作ろうと試みてきました。


芋煮 de ハーモニー 作詞・作曲:阿部彩人 芋煮モニモニモニ芋煮モーニングも芋煮で グッドモーニング芋煮モニ芋煮 Wa でハーモニー ×2 芋に、ごぼうに、こんにゃぐ、しめじ、ネギ 庄内は豚肉・味噌味で 芋煮モニモニモニ芋煮モーニングも芋煮で グッドモーニング芋煮モニ芋煮輪でハーモニー 芋煮で 安堵したんで談笑したんです 素敵味ですけれども さんざん呑んで騒いで食わいね 芋煮で 煩悩なんて見えにぐい格好で のりのりですけれども だんだん腹くづ あど食わいね 森+もみじ+芋煮(大)盛りでハーモニー 豚も牛も人間も素敵でしょう 苦労人ストーリーでも素通りさねで来い 囲め呑め んめさげ 芋煮モニモニモニ芋煮モーニングも芋煮で グッドモーニング芋煮モニ芋煮 Wa でハーモニー ×2 芋に、ごぼうに、こんにゃぐ、しめじ、ネギ 内陸は牛肉・醤油味で 芋煮モニモニモニ芋煮モーニングも芋煮で グッドモーニング芋煮モニ芋煮輪でハーモニー 芋煮で 安堵したんで談笑したんです 素敵味ですけれども さんざん呑んで騒いで食わいね 芋煮で 煩悩なんて見えにぐい格好で のりのりですけれども だんだん腹くず あど食わいね 添い寝で救わいね暗い根っこで 牛肉さんの内陸味は ちょい残し具ど一緒に カレーうどんで締めで美味いね 豚汁ど混同さねでよ 豚さんの庄内味も 盛り盛りですけれども 呑んでで いあんべ楽しいね 一人ひとり芋煮モニでハーモニー 豚も牛も人間も素敵でしょう 浪人ローリングでも素通りさねで来い 囲め呑め んめさげ 芋煮ど人がいればそれでいい インサイド アウトサイド 関係ねっしょー ロンリー芋煮 でものりのりで楽し 茂庭さんも芋煮モニ 森+もみじ+芋煮(大)盛りでハーモニー 豚も牛も人間も素敵でしょう 苦労人ストーリーでも素通りさねで来い 囲め呑め んめさげ 芋煮ど人がいればそれでいい インサイド アウトサイド 関係ねっしょー ロンリー芋煮 でものりのりで楽し 茂庭さんも芋煮モニ
まずはこの曲を、有志のミュージシャンで結成する芋煮バンドでレコーディングして、音源化します。そして、この楽曲を使用した、芋煮や山形を国内そして世界にPRするプロモーションビデオを、山形県在住や山形出身の皆さんによる参加型で制作します。さらに、某メジャーアーティストのPVにも携わった某監督に撮影・編集していただき、YouTubeなどの動画サイトにアップしたいと考えております。 ぜひ、一緒に芋煮プロモーションビデオ制作に参加して、芋煮と山形をもっと多くの人たちに知っていただけるようなきっかけを作りませんか?
スケジュール
2015年3月〜4月上旬 クラウドファンディング(4週間ほど) 2015年4月 レコーディング 2015年5月〜6月初旬 PV撮影 2015年夏 東京で開催予定の「もっけだフェスティバル」でプロモーションビデオの完成映像を上映し、そのあと動画サイトにアップ支援金内訳・用途
目標金額:¥300,000 └達成した際の手数料(20%):¥60,000 └レコーディング費:¥40,000 └PV撮影費・交通費:¥150,000 └支援者リターン品制作費・経費:¥50,000目玉リターン品紹介
・「芋煮 de ハーモニー」PVのDVD(特典として未公開映像付き) (※5000円以上のご支援をいただいた場合) 今回制作する「芋煮 de ハーモニー」PV映像と、未公開映像を特典として収録したDVDをリターン品として提供いたします。 ・2015年 夏 東京で開催予定の「もっけだフェスティバル」のチケット1枚(芋煮含むフードチケット付き) (※5000円以上のご支援をいただいた場合) しれっとここで発表してしまいますが、2015年 夏 に東京の某所で「もっけだフェスティバル」を開催する予定です。その招待チケット1枚(芋煮含むフードチケット付き)をリターン品として提供させていただきます。 (※50,000円のご支援をいただいた場合、さらにプラス3枚の合計4枚を提供させていただきます。) ※当日ご参加できない方には、当日の写真とテキストのレポートを後日メールにてお送りいたします。 ・阿部彩人の山形県酒田市の実家にて庄内味の芋煮を食べられる権(交通費は自己負担となります) (※16,200円以上のご支援をいただいた場合) 山形県酒田市にある阿部彩人の実家にて、芋煮を食べられる権をリターン品として提供いたします。ちなみに、庄内弁ドラマ「んめちゃ!」第1話でアキちゃんが訪れる実家のロケ地が、私の実家です。出演している「ばさま」役が私の実母になるのですが、その実母が庄内味の芋煮を作って振る舞う予定です。 ・2015年7月18日 山形県鶴岡市で開催予定の「庄内酒まつり2015〜やまがた芳醇〜」チケット1枚 (※16,200円以上のご支援をいただいた場合)
最後に
昨今、日本のコンテンツ文化を海外へ発信する「クール・ジャパン」が声高に叫ばれてきました。きゃりーぱみゅぱみゅやPerfumeなどのように、日本の音楽がYouTubeを通じて海外の人たちに非常に人気を博している例も出てきております。 しかし私が思うに、今こそ日本は、「クール・ジャパン」から「ホット・ジパング」戦略への転換を図るべきではないかと考えております。つまり、芋煮のように、日本の地方に伝わる土着の「ホット」で「ホッとする」文化、特に素晴らしい食文化をもっと海外に発信すべきなのではないかと。 日本の美味しいものは、寿司だけではないと思いますし、日本国内ですら十分に知られていない食文化が、まだまだ日本の地方にはたくさんあります。この芋煮を入り口として、そのようなものに少しでも触れるきっかけを作ることができれば本望です。 この「芋煮 de ハーモニー」は、海外の人にもキャッチーで気持ち良い聴き心地が生まれるように作ってみました。特にAメロの中毒性にはご注目です。さらに、YouTubeでPVをアップする際には、英語圏の方には英訳の字幕が出るようにもしたいと考えております。 また、対国内という意味では、「ROCK IN JAPAN FEST.」「COUNT DOWN JAPAN」への出場と演奏を狙って、この曲を演奏するバンドで応募します。何万人というお客さんが訪れるフェスで「芋煮 de ハーモニー」を演奏することで、芋煮ムーヴメントを全国に巻き起こしていきたいと考えております。 ぜひ、皆さんも「芋煮 de ハーモニー」の芋煮PVプロジェクトに参加して、一緒に素敵なハーモニーを奏でてみませんか。そしてそこから、私たちが今までに見たことのないような、面白い日本を少しずつ見つけていけるような気がしています。 レッツ、芋煮。起案者情報
・起案者:もっけだフェスティバル実行委員長 阿部 彩人 ・FacebookページURL:https://www.facebook.com/ayateck ・Twitter URL:@ayateck ・もっけだフェスティバルWebサイト:http://mokkeda.tumblr.com最新の活動報告
もっと見るご支援いただきありがとうございました。
2015/04/16 21:42こんばんは。「芋煮PV制作プロジェクト!」発起人の阿部彩人です。 今回は、たくさんの皆様から、シェア・ご支援・応援いただきまして、本当にありがとうございました! 昨日4/15で募集期間が終了となりまして、目標金額300,000円に対して、達成金額は204,380円(達成度68%)で、残念ながら不成立となりました。 皆様からご支援いただいた金額は全額が返金となりますが、 ひとつひとつのシェアやご支援のお気持ちがとてもありがたく、そして心強かったです。 私の力が及ばずに達成できなかったことはとても残念ですが、感謝の気持ちでいっぱいです。 もっけでした!!(庄内弁で「ありがとうございました」) 今回のクラウドファンディングは不成立となってしまいましたが、芋煮の魅力をもっともっと多くの人に広めていきたいという私の気持ちには変わりありません。 芋煮アンセム「芋煮 de ハーモニー」のレコーディング&音源化と、芋煮PVの制作については、何かしらの方法で実現できないか、今後とも検討してみます。 また、今後何かこのプロジェクトに関連する動きなどありましたら、こちらでもご報告させていただきます。 また、私の方では、芋煮関連の他にも、 山形や庄内の魅力をもっともっと広めていく活動を 今後も続けていきたいと考えております。 今後とも、よろしくお願いいたします!! 阿部 彩人 もっと見る皇居近くの桜の元で、覆面・芋煮座談会開催!芋煮の魅力を世界に発信しようと企む謎の男子3人が語る。
2015/04/12 13:43春の某日。皇居東御苑に咲いていた桜の近くの芝生に、謎の男子3人が集結。見た目だけが若干庄内の芋煮っぽいインスタント豚汁を食べながら、覆面の芋煮座談会を開催しました。参加者は、このプロジェクトが目標金額を達成した暁に、「芋煮 de ハーモニー」のレコーディングでヴォーカルを務める某男性シンガーと、プロモーションビデオ制作を担当する某監督、そして発起人の阿部彩人。聞き手・進行は酒田出身の某男子です。 ___では、シンガーさん、監督さん、軽く自己紹介をお願いします。 シンガー:大阪出身のシンガーです。歌をかじって、いわゆるメジャー畑でも活動しておりました。今は都内でバンド活動などを行っております。よろしくお願いします。 監督:僕は和歌山から出てきまして、都内にて音楽を中心に映像系の仕事をしております。ライブからPVからドキュメントコンテンツから、メジャーアーティストなどの仕事をやらせていただいておりまして。 シンガー:あとは、アダルトビデオでしょ? 監督:アダルトビデオは、やってませんよ(笑)。 ___(笑)。では、今回このプロジェクトに参加しようと思ったきっかけについて教えてください。 監督:僕も地方出身で、地元の和歌山を盛り上げたいな、という思いがあったので、今回の山形の企画にも非常に共感するものがあったんですよね。なので、こういうことに参加させてもらって、自分がどこまで何ができるのか、というのを考えるのもいい機会だなと思いまして。 ___山形には、ゆかりは無いんですか? 監督:山形には、恥ずかしいぐらいに全くゆかりが無いんですよね。 彩人:東北に行ったことはあるんですか? 監督:無いんですよね。東北すっ飛ばして、北海道はあるんですが。 ___シンガーさんは、何故このプロジェクトに参加しようと思ったんでしょうか。 シンガー:発起人の阿部彩人くんとは友人で、彩人くんと話しているうちに、郷土愛や地方を思う気持ちに触れて興味が湧きまして。実際に山形県に足を運んだり、東京で開催された芋煮会(江東区・若洲公園で開催された「みんなで作る東京一の芋煮会」)に大阪人として参加させていただいたりして、共鳴する部分が、薄い意味じゃなく凄くありましたね。まさしく自分が「芋煮 de ハーモニー」した1人目かなと。これはもう、俺が歌うしかないだろうと。 彩人:実際に、芋煮会に参加してみていかがでした? シンガー:いやもう、びっくりしましたよね。青空の下、芋煮を食べるということだけに東京の江東区の公園に300人ぐらい集まるという光景と、ただ集まるだけじゃなく、芋煮というある種、地味なものがつなげるリラックスした調和感というか。あれは衝撃的でしたね。いわゆる、人と人とのつながりというところで、こういう空間があるんだな、という。そこに、先ほど監督も言っていた郷土愛とか、地方を思う気持ちすらも混ざり合って、ハーモニーしていたと。 ___ぜひ、山形での芋煮会も見ていただきたいですね。公園や広場があればブルーシートを敷いて、色んなところでやってますね。9月、10月、11月ぐらいは。呑むための口実なんですよね(笑)。 シンガー:バーベキュー代わりなんですかね? 彩人:バーベキューはまた別でやるんですけど、意味合い的にはバーベキューとも似ている部分があるかもしれないですね。 シンガー:でも、関東とかで例えられるものは無いんでしょうね、たぶん。 彩人:かもしれないですね。シンガーさんが参加された芋煮会では、実際に庄内の味とか内陸の味とか、色んな味の芋煮があったと思うのですが、食べてみて感じたことはありますか? シンガー:醤油味と、味噌味が基本で、あとは具材が違うパターンが色々ありましたね。庄内の味噌味の芋煮は、関西の味がしましたね。醤油味の方は「ぱつっ」としていて、内陸というか「内側の味」っていう感じがしましたね。 彩人:そうですね、庄内の芋煮が関西の味がしたというのは凄く鋭くて、庄内には酒田港という港があって、江戸時代には西廻り航路の重要拠点として、北前船によって関西の文化が入ってきてたんですよね。それで庄内地方には、関西の言葉や味とかの影響があると。 シンガー:じゃあ、大阪出身がこの歌を歌うのは、完全にオッケーなんですね。 彩人:そうなんですよ。関西とは非常にリンクしているんですよね。 続きはこちらにて! もっと見る- こんばんは。阿部彩人です。 芋煮 de ハーモニー (DEMO試聴) 今回は、「芋煮 de ハーモニー」の歌詞について語っていきます。 この曲を作る際に一番最初に生まれたAメロは、こんな一節になっております。 芋煮モニモニモニ芋煮モーニングも芋煮で グッドモーニング芋煮モニ芋煮 Wa でハーモニー これを歌ったり聴いたりしていて凄く思うのですが、なんなんでしょうか、この「モ」と「ニ」が合わさった際の、まろやかで丸っこく心地よい語感は。 それは、芋煮の食感とも通じ、芋煮を食べている人の心のまろやかさも表しているようにも思えるのです。 この「モニモニモニ」が生まれた裏話をしますと、僕は、サッカー元日本代表のDF茂庭選手のファンでして、2006年ドイツW杯の際は茂庭選手の代表ユニを購入したほどでした。なんと、この茂庭選手のニックネームは「モニ」でありまして、まさに「芋煮」に共鳴しているわけです。 で、その後に続く歌詞は、1番がこれ。 芋に、ごぼうに、こんにゃぐ、しめじ、ネギ 庄内は豚肉・味噌味で こちらは、山形県庄内地方の芋煮の具材と味を紹介しております。 2番はこれ。 芋に、ごぼうに、こんにゃぐ、しめじ、ネギ 内陸は牛肉・醤油味で こちらは、山形県の内陸の芋煮の具材と味を紹介しております。 なんと、ごぼう、こんにゃく、しめじ、ネギのあたりは、庄内味、内陸味で共通の具材だったりするわけです。 でも、最後の「豚肉&味噌味」か「牛肉&醤油味」かという部分が、それぞれの地域の芋煮の味を決定づけている要素でもあるわけです。 で、Bメロでは以下のようなフレーズがあります。 牛肉さんの内陸味は ちょい残し具ど一緒に カレーうどんで締めで美味いね 豚汁ど混同さねでよ 豚さんの庄内味も 盛り盛りですけれども 呑んでで いあんべ楽しいね 私が東京での芋煮会に参加した際、初めて内陸味の芋煮を食べた時に最も度肝を抜かれたのが、締めでカレーうどんを入れるという文化でした。しかも、それがめちゃくちゃ美味いんです。芋煮のだしがカレールウにまじわって物凄い旨味を醸しだしていまして、この旨さには本当にびっくりしました。 そして次のフレーズは、豚肉&味噌味の庄内味の芋煮についてです。「豚汁と混同しないでよ」という意味であります。庄内味の芋煮は他の地域の人から良く「豚汁と似ている」とか、「ほとんど豚汁ですね」とか、「これを豚汁と呼ばずに何と呼ぶんですか」など、散々な言われようなのですが、私は声を大にして言いたい。 これは豚汁ではありません。庄内味の芋煮です。 そう、庄内人たちにとって、庄内味の芋煮は、「芋煮」でしか無いのです。 さて、サビでは、以下のような一節があります。 芋煮ど人がいればそれでいい インサイド アウトサイド 関係ねっしょー そう、私が思うに、内陸の人は内陸味にこだわりを持っていますし、庄内の人は庄内味に誇りを持っています。そして、他の地域の人も、自分の地域の芋煮を愛しているはずです。 でも、そういう色んな芋煮のそれぞれに、美味しさがあると思うんです。私も、庄内味はもちろん大好きですけど、内陸味や他の地域の芋煮も負けず劣らず好きです。 また、芋煮会で芋煮を食べながら話をすれば、生まれた地域なんて関係なく仲良くなれます。 それが、この一節に込められております。 芋煮ど人がいればそれでいい インサイド アウトサイド 関係ねっしょー 芋煮と人がいればそれでいいと。 庄内も、内陸も、山形以外でも、 内側も外側も、そんなの関係ないっしょ、と。 芋煮は、インサイドとアウトサイドを関係なくしちゃえるほどの魔力を持っている。 そう思うわけであります。 ということで、今回は「芋煮 de ハーモニー」の歌詞について語ってみました。 次回は、この「芋煮 de ハーモニー」をレコーディングするにあたって、歌をお願いしようと思っている某シンガーと、プロモーションビデオの監督をお願いしようと思っている某監督と一緒に覆面座談会を開催いたしましたので、その様子をお届けいたします。お楽しみに。 もっと見る