ご報告が遅くなってしまいましたが、さる4月16,17日におきまして鳩の湯支援イベント「国立ポッポ祭」が無事に開催されました。熊本での震災や、急な嵐による交通機関の乱れにも関わらず2日間にわたりたくさんのお客様に来ていただきました。今回のレポートでは、そのもようを写真多めでお送りいたします! こちらは昔なつかし銭湯の広告看板を復活させてみました。銭湯絵師の丸山さんをはじめ、今回お世話になった地元の方々の銭湯広告を、国立本店ほんとまち編集室のデザイナー陣でレトロ風に制作いたしました。こちら、今後新規広告主を募集いたします!ご興味のある方は国立本店までご連絡ください。 こちらは足湯図書館。足湯につかりながら、銭湯・風呂・温泉にまつわる100冊以上の本を自由に読んでいただくスペースをつくりました。気持ち好くて離れられない人多数。 脱衣所では銭湯ライブ。総勢10組ほどのユニットが入れかわり立ちかわりハートフルな音楽を鳴らしてくれました。即興のワークショップで鳩の湯の歌が出来てしまう場面も! さらに地元の方々の協力もあって、縁日屋台やお弁当、駄菓子屋台、タロット占いにマイケルジャクソン風団子デリバリー?まで、外までにぎやかな空間になりました! 企画が目白おしなのでどんどん紹介します。こちらは脱衣ロッカーを利用したクイズ、題して「ハト豆知識」。ハトが豆鉄砲をくらっちゃうような銭湯雑学をクイズ形式でお届け。カギを空けて答え合わせです(^^) ある意味一番盛り上がったコーナー、ロッカーくじ。くじを引いて出た番号のカギを開けるとロッカーの中に景品が。こちら、1回100円ということもありハマって何回もやるお客様が多発しました。1等や特賞が出るたびにまるで年末の商店街でガラポンが当たったような歓声があがって、景気がいい感じでした。 グッズコーナーもありました。今回つくった鳩の湯オリジナルグッズに加え、ゆかりの方々にもご出店頂きました。去年丸山清人個展を開催したギャラリービブリオさんよりペンキ絵ポストカード、雑貨屋の東京キッチュさんより富士山をモチーフにした和グッズ、はたまた変わり種としては鳩の湯の近所に本社を構えるジェリーコールデザインさんより、風呂で本を濡らさず読めるブックカバー「ユウブミ」まで、「銭湯」をキーワードにしていろんなグッズが出ておりました。 そしてそして、忘れちゃいけないメインイベント。銭湯絵師、丸山清人さんによる2日間のライブペインティング! 今回は、丸山さんにお願いをしまして、いくつか普段と違う試みをさせて頂きました。 ひとつはクラウドファンディングとからめて、寄付していただいた方に丸山さんとペンキ絵作業を共にしていただくという試みです。 なかなか普通の人はできない体験だったと思います。この場を借りて、ご協力いただいた方々に御礼を言わせていただきます。ありがとうございました! そしてもうひとつ行った今までと少し違う試みは、ペンキ絵の図案です。今回のクラウドファンディングと国立ポッポ祭は、国立最後の銭湯「鳩の湯」を盛り上げようという主旨のもと行われた企画なので、何か後にのこるものをつくりたい、できれば国立の新名所となるようなペンキ絵になって欲しいという思いがありました。そこで丸山さんに依頼したのは「国立」をテーマにした巨大パノラマ。まぎれもない国立の風景でありながら、誰も見たことのないファンタジックな世界が広がっています。描き終わったあと丸山さんに「どこが大変でしたか?」とうかがったら「全部大変だったよ」と返ってきました。あんな絵を描けるのは丸山さんしかいないでしょう。出来上がった絵を見た時、本当にこの企画を立ち上げてよかったと思いました。とにかく他のどこにもないペンキ絵ですので、ぜひ皆さん鳩の湯に観にいらっしゃってください! 最後に、このイベントに携わってくださった方々とFAAVOのクラウドファンディングに寄付して頂いた方々、誠にありがとうございました。国立最後の銭湯、ひいては日本の銭湯をいい形で残していく取り組みはこれからも続いていきますので、なにとぞよろしくお願いいたします。





