2016年4月18日(たまに雨)。
この日、チキチキ5で向かったのは武蔵五日市にオープンした「裏山ベース」。そのオーナーのジンケンさんなる人物にお会いすることが目的だった。
4月1日にオープンしたばかりのこのスペースにはFAAVO東京西多摩を通じて235人の方が出資し(ものすごく小さいながらもぼくも出資させてもらったの)、218%の達成率で終了した。FAAVO東京西多摩発足以来の大きなプロジェクトになったこのプロジェクト、その主催者のジンケンさん。この人にインタビューしたら、絶対今から作ろうとしている「クラウドファンドのはじめ方」に新たな切り口、そしてボリュームが生まれるんじゃないかと思って~。
開店まもなくで、まだまだ忙しい時期だと思うんだけど、奥住さんを通して無理にインタビューをお願いしました。
朝の10時頃出発しててくてくあるくこと8時間!
夕方、裏山ベースに到着するとにこやかに出てきてくれたのがジンケンさんその人でした。
とりあえず記念撮影!
なんだ~、すごいフレンドリーな人だ~、怖い人じゃなくてよかった~。
なんて思いながら、他のメンバーが来るまでの間にはちみつトーストと珈琲をいただきました。だっておなかすいてたんだもん。
cafeも併設されている裏山ベース。
このcafeは、またBONDSという屋号で自律して営業されてるんだって。そう、シェアスペースなんだね!
珈琲はもうちょっと奥にいったとこでこだわりの焙煎屋さんがいるそうで、そこの珈琲豆を使われているそうで。そこに1つの物語がありました。
みんなが集まってきたのでインタビュー開始!
あんまり詳しく書いちゃうと、せっかくの本のネタがばればれになっちゃうので、ここでは詳しく書けないけれど、共感すること、そしてだからこそこのプロジェクトが成功したんだって思えることがてんこ盛りでした。
何年も前から通っていた武蔵五日市、そしてその奥に広がる川や山。
つながりが出来、キッカケができ移り住んだ中でさらに深まっていく思いとたくさんの地元の方々、そしてアウトドアのみんなとのつながり。
「行政が行うと、五日市は五日市、桧原村は桧原村になっちゃうけど、ここに来る人にはそんなこと関係ない。だから入口になる武蔵五日市の駅前に、この奥にあるたくさんの物語を紹介できる場所を作りたかった。だって、そうしたら今度はあそこに行ってみようになるじゃない!」
「アウトドアの人達は、それぞれの分野でケッコウ交流がなくって、だから、同じ川をそして山を楽しむみんなが対立しちゃうこともやっぱりあって。でもさ、知り合ったら、交流したらそういう壁ってとっぱらわれるでしょう?むしろ、楽しむためにきてる人の交流で新しい楽しいもの生まれるじゃない」
「だから、ここはイロンナみんなが集う場。だから固定には市内でアイデアでドンドン変わっていくと思う。時間や空間をどんどんみんなでシェアしていって」
む。書きすぎたか?
いや、でも、元気な人!そして、つなげてきた人だなぁと。
そして、それを自分のものにしない人。
自分の金儲けは後回しで、楽しくなろう!ってやってるからこのつながりが広がって、この場所は完成したんだととても思った。
うれしそうに秘密基地を案内してくれるこの瞬間。
ちょっとしたことだけど、なるほど~ってなるあっちこっち。
楽しんで、そしてシェアしてが根っこにないと生まれないわぁ。。。こういうのって。
そこにある、そしてこれからも増えていくイロンナ物には誰かの物語が潜んでいて、それを聞けてしまうとやっぱりファンになっていくよねってものがいっぱいだった。
この日、やっぱり確信したことがある。
クラウドファンドっていう道具を使ってはじまるプロジェクトが成功するためには、やっぱり本人の情熱がとても必要なんだってことと、それがあっためられ、あちこちで語られ、夢を共有する人がたくさんいることなんだなぁって。
同時に、企画者になろうとしたときに、大切なこの要素。
ここに少しでもエネルギーを集中できるように、そのために今作ろうとしている「クラウドファンドのはじめ方」はあるんだなぁと。
ジンケンさんに
「ぼくがやる時に欲しかったッスよ~」
といわれて、思わず
「ぼくもッス」
と答えたけれど、そういう一冊にしていきたいって思ったヨ。
そして、クラウドファンドのプロジェクトとしては完了し成立した裏山ベース。
でも、本当にここからどこまで進化していくのか、変化していくのか。それはこれから!
すごく楽しみでわくわくする時間をありがとうございました!