体験型観光による東北被災地支援。ウニのカラ剥き体験プロジェクト!
初めまして。上智大学観光研究会と申します。
私たち上智大学観光研究会は旅行だけではなく、観光資源開発、旅行業務取扱管理者試験の勉強も行っています。
今回このプロジェクトを企画したのは、会長が岩手県洋野町の近くに住んでいたことや被災地の課題を観光資源として活かせるということに着目して、2月から岩手県や漁協の方と話し合いを進めてきました。
学生が主体となってPRを行うことで、少しでも多くの方に種市のウニの美味しさを知ってもらい、実際に現地に足を運んで、ウニを食べてもらいたいと思います。そこで、体験型観光を行うことで復興に資することを目的とし、岩手県洋野町の種市のウニを使って、ウニのカラ剥き体験を企画しました。
ウニのカラを剥くという、日頃なかなかできない体験ができ、どこよりも新鮮な生のウニが食べられ、さらに被災地復興につながるという3つ美味しい企画になっています。
ウニのカラ剥き体験を通して、被災地復興に貢献!
このプロジェクトは、震災により人手が不足している「ウニのカラ剥き」を観光資源として活用しようという企画です。
観光客が体験できるプログラムとして提供することによって、種市の観光地としての魅力を向上させ、被災地復興に貢献していきたいと考えています。
現在、上智大学観光研究会が、岩手県、種市南漁業組合、洋野町水産会館、宏八屋、喜利屋の協力を得て、企画を進めています。種市南漁協は、あまちゃんで有名になった久慈市の隣、洋野町種市の宿戸、八木、有家地区を中心に漁業を行っている漁業協同組合です。
被災当時の様子
洋野町では人的被害はなかったのですが、民家をはじめ、船7隻、漁協事務所などが流され、最大の被害を受けました。また、昭和から続くウニの溝式養殖施設も破壊されました。
それでも産直市は続けられ、次第に漁港などの施設も復旧し、ハード面では回復してきました。その影響もあり、水揚げ高も8〜9割程度まで回復してきています。
しかし、震災復興の土木需要による人手不足や人口流出、高齢化などでウニのカラを剥く人手が不足しているため、本当に復興してきたとは言えない状況です。
岩手のウニのおいしさを知ってもらいたい!
岩手県洋野町といえば、ウニ!しかし、今回のイベントで食べられる種市のウニの独特な漁や美味しさについて、まだまた知らない人が多いのではないでしょうか?
種市のウニは、孵化してから1年間人工栽培をして2年間海に放流するという、種市南漁協ならではの養殖溝を用いた漁法で取られたものです。
一枚岩に人工的に掘った溝に海流が流れこむことで栄養たっぷりのウニの主食である海藻が育ちます。放流開始から3年目のものがここで育つことで、身がぎっしり詰まったおいしいウニになります。
新鮮な生ウニは絶品です!
ワカメの少ない地域のウニだと、魚の死骸なども食べるので臭みがあります。また、実入りが少ないものも多くなります。
しかし、種市のウニは魚を食べなくとも成長できるだけの海藻があるため、臭みがなく、とろけるような食感と甘みのあるウニに育ちます。
そして、ウニは保存が大変難しく、旬の時期でなかったり、東京など大都市で食べられるウニはほとんどの場合、保存料で加工されているウニです。
このプロジェクトをきっかけに、ぜひ貴重で新鮮な生うにを食べに来てください!
ご支援のほど、よろしくお願い致します!
企画詳細
①日程
5月21、22日(土・日)
6月4、5日(土・日)、18、19日(土・日)
各日11時~15時で予定しています。
②場所
施設名:ひろの水産会館UNIQUE(ウニーク)
住所:岩手県九戸郡洋野町種市22-133-11
1階 宏八屋さん、3階 喜利屋さんで開催を予定しています。
(※団体様の場合は、外の駐車場のスペースにテントを張って実施いたします。テントは洋野町から借用予定です。)
③概要・運営
・学生ボランティアは、上智大学と八戸学院短大で行います。
・団体様につきましては、学生がEメールで受け付けます。下記の⑦起案者情報のEメールアドレスまでお問い合わせください。
・体験の様子や洋野の魅力について、学生がチラシ、インターネット、SNS、地元メディアへのアプローチで発信します。
④販売やウニのカラ剥き体験について
・1階の直売所でお客様に好きな種市のウニを選んでいただきます。
・個人のお客様の場合、1階の直売所でウニのカラ剥きのお手伝いができます。(予約されました団体様の場合は、外の大型バス駐車場でウニのカラを剥いていただきます。)
・3階喜利屋さんで、購入した種市のウニを食べることができます。(ご飯・味噌汁セットあり)
これらの運営や記念写真を撮るなど、お客様のご要望に応じながら、私たちでサポートいたします。
⑤利益の処理について
ウニのカラ剥き体験の利益は、全額ウニの養殖施設の再建費、少年水産教室、南部ダイバーの後継者施設の支援に寄付させていただきます。HPやSNS、レポートなどで随時報告いたします。
⑥資金の内訳
交通費56万円
宿泊費9万円
計65万円
その他
リターン制作費 6万円
手数料8万円
計13万円
合計78万円
この費用の一部について、クラウドファンディングを使って資金を集めています。
⑦起案者情報
【団体名】上智大学観光研究会
【代表者】久宗航太
【HP】http://sophia-tourism.jimdo.com/
【facebook】https://www.facebook.com/sophiatourism/ (今後更新予定)
【Twitter】https://twitter.com/sophia_tourism
【Blog】http://sophiatourism.blog.fc2.com/
【Eメール】sophia.tourism○gmail.com
※○を@に変えて、お問い合わせください。