2017/01/06 13:34

新年あけましておめでとうございます。

さて、年始のご挨拶といたしまして、展示会へご興味をお持ちいただいている皆様には、ご招待状を送付させていただきました。

 

さて、展示会の準備ですが、今週がピークでございます。

カナダから仕入れたガラス製品を一点、一点丁寧に確認しております。

 

今回の展示会のメインは、1900年代初期に流行したカーニバルグラス達です。

 

今日はそんなカーニバルグラスの時代背景を少しご紹介したいと思います。

 

カーニバルグラスは、色、柄に大変特徴がありますので、ある程度の背景を追うことができます。

 

カーニバルグラスはなんといっても虹色に光ることが最大の特徴です。

 

この虹色に光るというアートガラスのスタイルを最初に確立したのは、ティファニーです。ただ、ティファニーの工法では、手間やコストがかかりすぎたため、一般の人には手の届かないものでした。ティファニーの虹色のガラスは、芸術運動アールヌーヴォーの代表格といわれるオーストリアの工房「Loetz」にも影響を与えました。

 

1900年代前半にFentonというアメリカのガラス工房が、ティファニーや、他の国賓級のアートガラスに対抗できるような美しい作品作りを目指し、成形型を利用して虹色のアートガラスを生産し始めました。

 

これが、瞬く間に人気となり、他のガラス工房が追随し、やがてカーニバルグラスは世界中で生産されるようになったそうです。

 

今でも手頃な値段で中古市場で手に入るため、北米ではコレクターが多くおり、古き良き時代の象徴として一般の人たちに愛されています。

 

これから展示会まで、少しずつですが、まだ未公開のガラス製品をご紹介していきたいと思います。

 

どうぞ展示会までよろしくお願いいたします。