・支援者さまと二人で、渋谷の「トリガー」にてテストプレイを行ってきました。
・二人で3回プレイしましたが、毎回盛り上がっており、既にこの時点でも結構楽しいのですが、それでも何かしら改善点とか出てくるので、まだまだ油断なく詰めていく必要がありそうです。それで今回、支援者さまから新たに提案されたのがドラフト制です。
・これまで初期手札はランダムに配られたLv1魔人カード3枚でしたが、ドラフト制では、この配られた3枚のうち1枚を選んで手元に残し、残り2枚を隣の人に渡します。
・次は手渡された2枚のうちから1枚選んで手元に残し、隣の人に渡します。最後に1枚が隣の人から渡されてくるので、その3枚を初期手札とする、というものです。
・要はMTGのドラフトですね。
・なお、最初に配るカードを4枚にして、最後まで取ってもらえなかったカードはゲームから除外する、という形も考えたのですが(メリットとしては「ゲーム除外カードをサルベージする」歪み崎絶子の活躍機会が増える)、試してみたところ、やはり手札に入れたくなるのは「今すぐ活躍が見込めるカード」「活躍するシーンが容易に想像できるカード」であり、「後の方で活躍しそうなカード」「ピンポイントで活躍機会のありそうなカード」がどうしても捨てられてしまう。
・そういった「拾われなかったカードたち」も、使い所はちゃんとあるわけで、しかし、ゲームから除外されてしまうとプレイヤーが使い所を理解しないまま、ずっと捨て続けられてしまう可能性が高い。なので、4枚にするのはやめました。
・あと、人数x3枚のカードを表にして場に並べて、順に取っていく方式も考えましたが、一番最初に取る人が有利になってしまうのと、初心者の人は最大12枚のカードを最初に読むことになるので辛すぎると思い、やめました。
・それを言うとドラフト制でも、初心者の人は手札に来た3枚のカードの効果を読まなければならないので結構たいへん。ドラフト制も上級ルールということにした方が良さそうです。
・ちなみにドラフト制をやると、最初の初期手札の段階から「自分の意志」が働いてる感じがして、なんだか良いです。
・また、2人プレイの場合はMAPが広すぎるのではないかという提案があり、フルMAPの2/3くらいの広さにしてみました。
・行動選択肢が限られることで、お互いの行き先がバッティングしやすくなり、ボスの奪い合いが発生しやすくなりました。かなりアツイ感じになった……。
・というわけで、2人プレイの場合、MAPを狭くするのはGOの方向で。監修の江見さんに確認して、問題なければこれで行こうと思います。
・また、昨日のテストプレイにて「移動阻害能力がもう少しあってもいいのでは?」という声があったため、これも支援者さまと相談して、芹沢清姫の能力を以下のように変更しました。
Lv1 芹沢清姫
『裸の劇場のお姫様』
【AP配置前】
このカードをゲームから除外する。このターンに配置するはずのあなたのAPを直ちに配置して良い。
・芹沢清姫は『ダンゲロス1969』に登場する女学生の魔人で、己の女陰を見せつけることで見物人に拍手喝采を強要する能力を持ちます。原作では安田講堂屋上から女陰を見せつけることで機動隊の動きを封じ込めていました。
・今日テストプレイをご一緒して頂いた支援者さまは『1969』を読まれていたため、原作の性能から能力を一緒に考えて頂き、上のような能力となりました。イメージ的には芹沢が股間を露出して、皆の動きが止まっている間に、仲間たちが行動を起こす(アクションポイントを配置する)といった感じです。
・実際にテストプレイで試してみると、ここぞというところでAPの配置枠を埋められるので、対戦相手の移動力や戦闘力を狙い通り阻害できました。また、阻害しつつ自己強化も可能であり、しかし、相手の動きを完全に阻害し切るには事前準備(APを貯めるなど)が必要でもあり、使えるタイミングも限られるなど、かなり面白い動きをするカードになったのではないかと思われます。
・今日のご報告は以上です。これから監修の江見さんとデザイン上の仕様などについて打ち合わせてくるので、またその結果をご報告いたします。





