2019/06/23 17:50

お久しぶりです。

 

昨年のオープンから1年が経ちました。

 

日々のできごとはSNSで発信しています。

HPも、ぼちぼち、更新しています。

 

http://bookbase1089.fun/

 

ここで

簡単ではありますが、この1年の振り返りと

ご報告を行いたいと思います。 

 

 

シェア店主のこと

 

オープンから半年たち、リターンとしてシェア店主に入って

くださっていた方が2名卒業し、

 

古物商を営んでいる方は本業が忙しくなったため卒業し、

ミュージシャンの方も新しい活動の場を見つけたため卒業し、

幕張に小屋を完成させたLighthouseさんも卒業しました。

 

そして6月からは新たに

専門の図書館に勤務されている方と

区立図書館に勤務されている方が、それぞれシェア店主として

参加してくださいます。

 

お二人の棚もまた面白く、今後が楽しみです。

 

 

 

売上のこと

 

売上は、まだまだ厳しい状況が続いています。

 

雨の日は少ないだろうな、と思ってはいましたが

実際には雨の日だけではなく、

天気が良くても地震が起こった日や、無差別殺人が報道された日は

全体が閑散とした空気に包まれることも、身をもって体験しました。

 

もちろん、そればかりでもないですし

たびたび言われてしまう立地のせいだけでもありません。

 

私の力不足によるところも大きいと

痛感しています。

 

それでも、数か月、利用料の7000円を上回るシェア店主さんが

出てくるなど、うれしいこともありました。

 

2年目の目標は、絵本や児童書以外の選書、

特に詩集や写真集、実用書にもなりうるエッセイなどにも

力を入れていきたいと思っています。

 

 

 

仕事のこと(長文です)

 

実は、昨秋より仕事をはじめることとなりました。

本屋一本で挑むはずが、とても素敵なチャンスに恵まれ、ぜひとも!

と思い、チャレンジさせていただいております。

 

その仕事内容は「小学校の図書室」での仕事です。

 

オファーをいただいたのはオープンして3か月後。

 

「本屋をはじめたのに、図書の仕事を受けていいものか」

 

と悩みました。

自分一人では決められない、と、家族に相談し、シェア店主の皆様にも相談しました。

 

店主の棚に個性があるように、回答もまた、ひとりずつちがいました。

そして、ありがたいことに、皆様理解してくださいました。

 

シェア店主のおひとりから

「なにもあきらめる必要はない。やりたいことはやるべきですよ。」

と言って下さったことも励みになり、受けることにしました。

 

 

本来なら、支援者の皆様にもすぐに報告すべきことだったと思います。

ですが、小学校という場所柄、すぐに公にはできませんでした。

 

今は兼業届も出し、校長先生と図書主任の先生にもシェア本屋のことを

伝え、理解を示してくださいました。

 

先生方には

 

「こどもたちがひとりでも気軽に通える本屋を、町に作りたい。

 町の中に、町の人とつながっている安心できる場所を作りたい」

 

とお伝えしています。

本屋と学校図書という、非常に立場が近いものの

理解してくださったことは、とてもありがたいことだと感じています。

 

少しずつ、先生方との理解も深めつつあり、

またオープンから1年を迎えたタイミングでご報告いたします。

 

ご報告が遅くなり、申し訳ありませんでした。

 

 

 

学校図書のこと

 

私の勤務する学校では毎日図書の授業があり、日々100~150人の児童が

本を借りに訪れてくれます。

 

彼らから受け取るリクエストからはいつも学びや気づきをもらいます。

 

図書の仕事では選書も担当しております。

独断ではなく、先生方と一緒に必要な本を提案し、児童らのリクエストを汲み

また、学校図書の専門ではなく、取次・区立図書館・ライターとしての経験から

見える選書(特に小規模出版社などからの)などを提案しています。

 

 

学校図書館「だから」置ける本

学級文庫「だから」置ける本

本屋「だから」置きたい本

 

それぞれの違いを感じ

それぞれの場所でできることをやっていこう、と思う日々です。

 

学校図書での気づきや、うれしかったことなどは

Twitterの

@UPVfkCym2BeCdiq

にて投稿しています。

 

なるべく普遍的な、けれども多くの図書室でもきっと見られる光景だろうな、

と思うものを投稿しています。

 

問題ばかりが取りざたされやすいですし、その問題にも向き合うべきですが

その前に、なぜそれが問題なのか、図書室がどれだけ子供たちに必要なのか、

それを「楽しい」という側面からアプローチしていけるアカウントを目指しています。

 

本屋がメインの活動であり、また、時間差投稿でもありますので

あまり頻繁ではありませんが、図書の活動が気になる方はこちらをフォローいただければ幸いです。

 

 

 

最後に、1年間の感謝を込めて

 

オープンしてからのあっという間の1年間でした。

日々どうすべきか、と考えていると1年経ってしまった、というべきでしょうか。

 

この1年、あまり成長はしていないかもしれません。

目に見えている課題は、山積みです。

 

けれど、ありがたいことに今年は地域の方が「ここでイベントをしたい」

と言って下さり、

不登校の子が自ら企画したイベントを保護者さんが見守る中開催したり

7月には、八柱霊園を支える石材屋さんが「お盆」をテーマに絵本の読み聞かせを

企画してくださることになりました。

 

少しずつトップページに掲げていた

「暮らしと読書が繋がる本屋」になりつつあるのかな、と

うれしい気持ちです。

 

 

まだお越しいただいていない方にも、

何度か足を運んでくださった方にも、

この1年の成長を見ていただきたく

 

1年間の感謝を込めて、7月30日から開催されます

「杉山新一原画展」の招待券をお送りしたく思います。

 

 

支援当時の住所にお送りさせていただく予定ですが

住所が変わったなどありましたら、お知らせいただけましたら

大変ありがたく存じます。

 

 

また、現在も一部の方にリターンの発送ができておりません。

 

昨年6月~7月ごろにFAAVO経由でメッセージをお送りしていますが、

届いていない・見当たらない、という方がいらっしゃいましたら

今一度、ご連絡いただけましたら幸いです。

 

 

 

 

……

まだまだお伝えすべきことがあるように思います。

この続きは、ぜひ、お店でお話しできればうれしいです。

 

今後とも

せんぱくBookbaseをよろしくお願いいたします。

 

 

絵ノ本 桃子 拝