平井の本棚(仮)に一カ月間参加しました。
この本屋の取り組みを始めてから、一通のメールをいただきました。
今度、平井で本屋をやる予定で、今店主となってくれる方を募っている、
というお話しでした。
すでにせんぱく工舎での話は進んでいたものの、当時はまだ確定でなく
どうなるかもわからなかったこともあり、
参加させていただくことにしました。
期間は、一カ月。
試験的に行うということもあり、利用料をいただくのではなく、販売手数料をとる形。
イベント開催可
店番は棚主で交替する
というものでした。
私が店番として入ったのは3回ほど。
いずれも土日で、訪れたお客さんと会話することも多々ありました。
そのなかでよく話題に出たのは
「平井に本屋がないんだよね」というお話し。
「ここ、一カ月で閉めちゃうの?」
「子供が本屋さんがないってよく言うんですよ」
「昔はあそこにもここにもあったんだけどねぇ」
「平井に本屋できて嬉しいです、また来ます」
たった3回しか入らなかったのに、そんな言葉をたくさんいただきました。
私がいない日にも、そういった話は話題に出たそうです。
もしかしたら、みんな「町に本屋がない」という気持ちすら
共有できる機会がなかったのかもしれない。
町に本屋があることを、喜んでくれる人が、こんなにいるんだぁ、と
心に迫るものがありました。
もちろん、それは少数派かもしれません。
それに、たとえいたとしても「いつでも行ける」と言って
来てくれなければ、結局店はつぶれてしまいます。
でも、確実に平井で本屋さんは必要とされている。
それは絶対的な事実です。
町の人の声を聞けたということは、とても大切な出来事でした。
とはいえ私の町は平井ではなく千葉県の松戸です。
松戸ではどうなんだろう、と思っていたのですが
昨日、ママ向け施設にこの活動を宣伝してほしい、と頼みに行った先で
「わぁ、本屋さんができるんですか?」
「子供も行って大丈夫ですか?」
「私、本屋さん大好きなんですよ」
という声をいただきました。
松戸でも、本屋が、それも子供と行っても大丈夫な本屋が必要とされている。
とても励まされた一言でした。
町に、本屋を必要としている人がいる。
だから、私は今、本屋をやる必要がある。
平井の本棚(仮)の経験は、私にとってとても大切なものでした。
自分がやろうとしているイメージに近く、参加させていただいたこと、
とてもありがたいものでした。平井の本棚(仮)さん、本当にありがとうございました。
クラウドファンディングものこり17日。
めちゃめちゃ濃い17日を過ごします!!
最後までがんばりますので、皆さま、応援・ご支援よろしくお願いいたします!!
皆さんと一緒にこの本屋を作り上げていきたいです!!