2018/05/02 22:40

はじめまして、加藤木桜子の夫の加藤木貢児です。
前のレポートでは、桜子さんがハンセン病問題との出会いを書きましたが、それに追記する形で私たちに影響を与えたもののご紹介もできればと思いました。

それぞれの地域で、ふだんの暮らしがしあわせに送れるような取り組みをされている方がたくさんいます。
そういう情報をお伝えすることで、みなさんの参考になれば嬉しいです。

桜子さんも私もハンセン病の当事者である森元さんにはとてもお世話になっています。
結婚式のスピーチも森元さんにしていただきました(笑)

森元さんがアドバイザーとして関わった作品に小説「あん」があります。
映画化された時にもアドバイザーとして関わり、映画のエンドロールにも森元さんのお名前が出てくるんです。

https://m.huffingtonpost.jp/…/an-sukegawa-interview_n_77900…
映画「あん」で問いかけた「生きる意味とは」、という記事です。

この記事もとても良い記事なので、ぜひ読んでみてください。

ここに書いてあるように、小説「あん」ができるきっかけを作ったのは森元さんなんです。
実は、カンヌ映画祭にも河瀬監督やドリアン助川さんが、森元さんを連れて行ってくれた。とおっしゃってました。

もう一ヶ所紹介させてください。

私は、埼玉の盲学校の教員をしています。

その関係で知り合ったところに、
「CINEMA Chupki TABATA」があります。
http://chupki.jpn.org

ここは、目の不自由な人も、耳の不自由な人も、どんな人も一緒に映画を楽しめるユニバーサルシアターです。
どの作品にも、音声ガイドと日本語字幕がついていて、小さい映画館なのに、声を出してしまう人でも大丈夫なように、親子鑑賞室もあります。

映画「あん」の音声ガイドを作る時にも協力していて、上映の時には河瀬監督、ドリアン助川さん、樹木希林さん、永瀬正敏さん、みんなこの映画館を訪れています。

壁には、みなさんのサインが書かれているので探しに行ってみてください。

地域の中にこういう素敵な場所がたくさんできることを願っています!