こんにちは、ウイズタイムの木村です。
ウイズタイムは、就労継続支援B型事業という障害福祉サービスの一つで、ウイズタイムハウスの1階を借りて6月からの事業の開始を目指して準備をしています。
私は14年ほど、障害者の自立支援や有料老人ホームの夜勤専門ヘルパーなどの介護に関わりながら、並行して、こどもの遊び場づくりにプレーリーダーとして関わり、介護老人保健施設ではデイケア職員、ケアマネジャーとして働かせていただくなど、「障害」「児童」「高齢」それぞれの分野で仕事をしてきました。
法律や制度は、どうしても対象とする人間によって分かれており、上手くつながっていけないもどかしさを感じ、「くらし」の中で上手に横につなぐ「方法」はないか考えていました。
そんな時、加藤木さんよりウイズタイムハウスの話を伺い、理想とするところは同じだなと共感し、一緒にウイズタイムハウスをつくっていくお手伝いをしたいと思いました。
・就労継続支援B型事業って何だろう
ウイズタイムは「就労継続支援B型事業」という福祉サービスを提供します。このB型事業とは障害を持つ人が「就労」に向けて「訓練」をする場所となっています。「訓練」であり「労働」ではないため、「最低賃金」適用がされません。東京都の平均工賃は、1か月働いて1万5千円程度の工賃となっています。
低すぎる工賃を何とかしようと、東京都の方針として工賃向上をはっきり打ち出し、支払った工賃の額によって事業者が受け取る報酬が増減する仕組みに変わりました。
今後、長く利用している人は高齢化が進み、どうしても作業効率が落ちてしまうことが予想されます。生産性が落ち込むと事業所の工賃が低くなり、そして事業所としての報酬も低くなります。多くの事業所が抱える課題となってきています。
・「場づくりにつながるモノづくりを」
就労継続支援B型事業所「ウイズタイム」で行う作業は、同じ場所でカカオ豆から板チョコつくりを行うBTB(ビーントゥバー)という方法を取り入れていき、チョコレートを嗜好品として、カカオ豆をスパイスとして、新しい楽しみ方を提案していきます。
また、庭の一部を土のまま残してあり、小さなスペースではありますが、「遊び場」として
活用したいと考えています。
ウイズタイムを利用する人たちが、こどもたちの遊び場づくりを行うなど、地域コミュニティづくりを担う当事者となるような実践をしたい。
障害を持つ人たちと一緒に「場づくり」につながる「モノづくり」に挑戦したい。
今回のクラウドファンディングで行う、「棚づくり」や「みどりのワークショップ」が地域の人やウイズタイムの利用者が一緒に行う、初めてのイベントとなります。
皆さまのご支援、ご協力をお願いします。





