2019/11/28 12:20

皆さんこんにちは。

階段王になる男、渡辺良治です。

 

前回のワールドシリーズ「ハルカススカイラン」のご報告が出来ずに申し訳ありませんでした。

ハルカススカイランから今回のTWA上海大会までの時間が2週間しかなくレポートを纏める余裕がありませんでした。

 

なので今回はしっかりレポートをお届けしたいと思います。

 

 

スタート形式は一人ずつのウェーブスタート。なので無理して前に出る必要はなく、前回の失敗の原因となった序盤からの突っ込み過ぎは回避できました。

 

(下から見るとこの高さ・・・。リアル天空への塔です)

 

今回の作戦はとにかく前半抑えてイーブンペースで行くこと!それが一番タイムが良いはずなので…。

それに552mという長距離レースなので、一旦潰れるとタイムの落ち込み方が恐ろしいのです。

 

 

ということでとにかく安全走行を心がけ、淡々と登っていくことにしました。

 

今回のレースは写真を見てもらえばわかる通り、左回りの階段です。

手すりはやや太めで真ん丸です。

少々つかみづらい手すりだと感じていたので、長丁場ということも考慮し手袋を両手に着用して臨みました。

しかし、完全に手すりにしがみつくのではなく、体重移動をスムーズに行い走るように登るのがメイン。なので序盤から積極的に手すりを使いはやる気持ちを抑えながら進むことにしました。

 

ところが、思いの外先にスタートした選手を何人もパスする事態にちょっと動揺しました。

一つ前(30秒前)にスタートした選手を20階過ぎで捉えたのを始め、半分の60階までにかなりの人数を追い越していきます。

「やっぱり今回もオーバーペースなんじゃ…?」

と、不安がよぎりました。

 

半分を過ぎてからは少しペースを上げ気味にするくらいではないとペース維持にならないのですが、おそらく惰性でジワジワとペースが落ちていたのでしょうか。

思い出すと殆ど手すりに頼って両手で体を引き上げるように歩いてばかりでした。

 

その分目立ってバテた感じはなく、むしろあれ?もう100階?という感覚でした。

 

セオリーなら残り2割を切ったあたりからスパートをかけるべきなのですが、結局潰れるのを恐れて上げられず…。

110階を過ぎてようやく少しスパートをかけようとしますが、当然疲れは溜まっていて、たいして上がらず。

おまけに116階辺りで前の選手に追いついてしまい、中々前に行かせてくれず、思ったようにラストスパート出来ませんでした…(~_~;)

それでもゴールすると立ってはいられずに倒れこみます。

同時に長かった今シーズンの色々なことが思い出されました。

 

レース終了直後の感触としては、直近のレースのような激しい落ち込みや逆に出し惜しみのような感覚はなく、良いペースで登ってこれたはずだと思いました。

 

 

しかしながら結果は予想とは全く違いました。

 

リザルト

1 Mark Bourne (AUS) 17:33
2 Piotr Lobodzinski (POL) 17:57
3 Wenbo Zeng (CHN) 18:15
4 Qinhua Liu (CHN) 18:19
5 Wai Ching Soh (MAS) 18:26
6 Ryoji Watanabe (JPN) 18:54
7 Alkexis Trujillo (MEX) 18:54

 

去年よりも20秒遅くなり、順位も一つ落とし、マレーシアのソウ君に初めての敗北を喫してしまいました。

 

正直言うと速攻で帰りたい気分になりました…(ノД`)・゜・。

この後に表彰式があるのですが、もうどうでもいいやって投げやりな気分を必死に抑えていました(^^;)

 

中国勢2人とソウ君には約30秒とかなりの差をつけらました。

特にソウ君には初めての敗北です。

まだまだ25歳のホープ、これからもドンドン伸びてくるでしょうがそう簡単に負けたくありません!次は再逆転してやるからな!見てろよ(>_<)

 

 

そして今回負けたジェン選手と、リュウ(チンファ)選手の他にも5秒差で勝ったシー選手や今回不参加のリュウ(ジンセン)選手など、続々と現れる中国勢や0,5秒差でギリギリの勝利を収めた7位のアレックス選手。

 

やはりこの競技はまだまだこれから新たな強敵が現れてきます!!

うかうかしていたらあっという間に置いていかれてしまうという危機感を感じました。

 

ですが、自分だってこの競技を始めて3年しか経っていません。ベテランの域に達しているわけではなくまだまだ成長過程にあると思います。

 

工夫と努力次第でもっと強くなれるはずです!!

今はひとまず長かったシーズンの疲れを癒し、どうすればもっと強くなれるのかをじっくりと頭を使って考えることにします。

 

とにかく言えることは「必ずまた来年戻ってきます!!」

くらいです。

相変わらずうまくまとまらないレポートになってしまいましたが、今回のレースレポートとさせていただきます。

 

 

それではまた。

 

 

渡辺良治