2013/03/12 09:53
こんにちは。あかりプロジェクトの村田です。早いもので、この寄付プロジェクトの期限もいよいよあと2週間を切りました!おかげさまでたくさんの寄付表明をいただいて、とてもうれしく思っています。ありがとうございます!そして、あと2週間でなんとしてでも残額の5万9千円を集めたいです!みなさま、いま一度、まわりの方々へのご周知へのご協力、どうぞよろしくお願いいたします!
さて、今日は先週3/6の養護教諭向け学習会についてご報告します。
石川県白山市、野々市市の小中学校養護教諭を対象とした学習会に「摂食障害の理解と対応」と題して講演とミニワークを行いました。
会の前にあらかじめとらせていただいたアンケートでは、
・摂食障害の生徒をどうやって見分けたらいいのかわからない
・周囲の生徒にどう説明したらいいのかとまどう
・ご家族や他の教職員にどう理解をうながしたらいいのか
など、学校の現場でとまどったり困っていることについてその詳細が浮き彫りになりました。
わたしたち当事者目線から願う対応は「聞いて受けとめる」「その生徒さんの存在そのものの大切さを伝えるような言葉がけ」ですが、どうしてそういった対応を望むのか、まずは摂食障害の根本にある「自己肯定感の低さ」について、自分自身の体験や『摂食障害あいうえお辞典』原稿からの事例を抜粋してお伝えし、その上で学校の現場における細かなシチュエーションでの対応について、当事者の実感ベースでお願いをさせてもらいました。
受講してのアンケートでは「今までは症状にばかり目がいっていたが、根本的な部分に働きかける対応について理解できてよかった」「自己肯定感の大切さについてあらためて思いをはせることができた」などの感想をいただき、当事者の身近な存在である養護教諭のみなさんに理解を深めていただけたこと、ほんとうにうれしく思いました。
書籍『摂食障害あいうえお辞典』が完成した際に連絡が欲しいと連絡先を書いてくださる先生方もちらほら。なるべく早く、いいものを発刊したい!という思いを強くして帰路についたのでした。