2013/05/22 18:06
みなさんこんにちは!ちゅくる編集事務局です。このレポートでは新潟に惚れた移住女子の物語をお届けします! 記念すべき最初のレポートは、代表の坂下可奈子の物語です。 はじめまして。新潟県十日町市で農業や地域づくり活動をしております、坂下可奈子と申します。香川県で生まれ育ち、大学で上京し卒業後、新潟県十日町市の山あいの集落、池谷に移住し早3年目となりました。   私の住む集落は現在8軒19人の集落です。私が移住する前は6軒13人の限界集落でした。そんな集落が2004年の中越大震災以降、震災復興ボランティアさんたちの力により、地域と都心との交流が生まれ、現在年間約800人もの方々が訪れる集落となりました。そして今では私を含めて2世帯が池谷集落に移住し、限界集落から脱出、いまも集落を見守ってくださっている都心や地域の方達とともに、地域を後世につなぐ活動をしております。  私自身は大学では、法学部の政治学科でアフリカの紛争解決を専門に勉強していました。当時は、どうしたら世界から戦争や紛争がなくなるのだろう、どうやったら平和な世界を作れるのだろうと考える夢みる夢子ちゃんでした。そしてケニアやルワンダにも足を運んで社会問題を考えていました。  そして、そうやって活動していくうちに、世界という大きな単位から変えようとし、絆創膏的に現地で活動するよりも、まず日本の小さな単位をよくしていくことが、少しずつおおきな幸せに繋がるのではと思うようになりました。そして欲望やエゴが渦巻く紛争の中でいながら、地域をよくするのは、「こころ」なんだと気付きました。    そんなことを考えながら活動しているときにJENという国際NGOに出会いました。彼らは私が今住んでいる池谷集落で中越地震からの震災復興の活動をしていました。そして夏に農作業ボランティアを実施すると聞き、友人と参加したのが集落との出会いでした。 続く