走れ!移動ブックカフェ「ツルハシ号」〜中学生・高校生に「偶然」を届けたい

「本を通して、人と人が出会う偶然。本屋という空間には新しい人生が転がっている。」きっとそれは、大学生だけではなく、地域に住んでいる中学生・高校生にとっては、実は切実な問題なのかもしれない。そこで今回僕は、人と本と地域をつなぐブックカフェ「ツルハシ号」をつくることを決意しました。

現在の支援総額

318,000

106%

目標金額は300,000円

支援者数

53

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2014/01/07に募集を開始し、 53人の支援により 318,000円の資金を集め、 2014/02/01に募集を終了しました

走れ!移動ブックカフェ「ツルハシ号」〜中学生・高校生に「偶然」を届けたい

現在の支援総額

318,000

106%達成

終了

目標金額300,000

支援者数53

このプロジェクトは、2014/01/07に募集を開始し、 53人の支援により 318,000円の資金を集め、 2014/02/01に募集を終了しました

「本を通して、人と人が出会う偶然。本屋という空間には新しい人生が転がっている。」きっとそれは、大学生だけではなく、地域に住んでいる中学生・高校生にとっては、実は切実な問題なのかもしれない。そこで今回僕は、人と本と地域をつなぐブックカフェ「ツルハシ号」をつくることを決意しました。

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本を通して「人」と「人」が出会う場をもっと提供していきたい!

 ツルハシブックスに何度か来ている大学生が言いました。彼女は、往復800円という交通費をかけて、やってきていました。 「ウチの大学の近くにも出店してほしい。みんなが集まれるお店がないんです。」  詳しく事情を聴くと、大学のある地域は本屋はなく、飲食店もチェーン店が並んでいて、あまりみんなが集まって話ができるお店がないそうです。ツルハシブックスのように、地域の人と触れ合う機会はもちろんありません。  「本を通して、人と人が出会う偶然。本屋という空間には新しい人生が転がっている。」  きっとそれは、大学生だけではなく、地域に住んでいる中学生・高校生にとっては、実は切実な問題なのかもしれない。  そこで今回僕は、人と本と地域をつなぐブックカフェ「ツルハシ号」をつくることを決意しました。 (ツルハシ号 完成予定図)

本や本屋には、人と人をつなぐ力がある!

新潟市西区のJR内野駅前にあるジブン発掘本屋ツルハシブックス。 ここは、人生の楽しみ方を教えてくれる本を中心に取り揃えた15坪ほどの小さな新刊書店です。30歳以上は入場できない地下古本コーナー「HAKKUTSU」では、地域の人から寄贈された本と、中学生・高校生・大学生との出会いを提供しています。店内にはソファー席があり、土日になると地域の大人たちや遠くから来る会社員、近所の大学生が本をはじめとした様々な話題に花を咲かせています。そこには偶然、そのタイミングで地下から本を発掘してきた高校生が混ざったりします。

偶然の出会いがあふれているツルハシブックカフェ

 週1回、または毎月1回臨時オープンするブックカフェ。  そこには地域の人たちが予約した本や雑誌だけでなく、ゆったりとした時間をすごすためのお菓子やお茶があります。地域外の人も、そんなのんびりした時間を求めてそこにやってくるかもしれません。あるいはちょっと目立つ移動販売車の姿を見て、気になって様子を見に来るかもしれません。  もしかすると、地域のおばあちゃんはその日を楽しみにしていて、美味しい手料理を持ってきてくれるかも・・・?  というのは、少々期待しすぎかもしれませんが、この移動ブックカフェ「ツルハシ号」は、名前に「カフェ」とついている通り、一般的な本の移動販売車にするつもりはありません。「本を通して、人に出会う場所」を持たない地域へ場を提供すると同時に、その読んだ本や地域のいろいろなことについて、誰かと話ができる場をつくりたいと考えています。  ジブン発掘本屋ツルハシブックスがつくる移動カフェ「ツルハシ号」には、ツルハシブックスオススメの本だけではなく、中学生・高校生に読んでほしい1冊をセレクトし、貸出・販売するライブラリー「TSURUHASHI文庫」や20代、30代の社会人がセレクトした「人生に影響を与えたマンガ本」(中古本)を読むことや買うことができるコーナーをつくりたいと考えています。

支援金用途

◆中古車取得改修費用 20万円 ◆カフェセット一式取得費用 2万円 ◆その他諸経費 8万円

最後に~「第3の大人」との偶然の出逢いを

 今から12年前の2002年1月。僕は勤めていた会社を辞めて、プータローでした。そんなとき、知り合いの紹介で、中学校3年生の家庭教師をすることになりました。おとなしそうに見えた彼は学校に行っていませんでした。受験まで日がなかったので、毎日勉強して、合宿までしました。そのときに、だんだんと彼の表情が明るくなっていくことに気づきました。 学校の先生や親ではない、第3の大人が15歳には必要なのではないか?そう強く思いました。そして、地域の中でそのような出会いが生まれる仕組みをつくりたい、とNPOを設立しました。 ツルハシブックスは、3月で3周年を迎えます。だんだんと中学生・高校生もお店にやってくるようになりました。しかし、中学生・高校生は公共交通機関か自転車しか移動手段がないので、遠くまで行けません。 移動ブックカフェ「ツルハシ号」で地域にいる第3の大人に出会えるチャンスを創ります。偶然の出会いは、運命の出会いだったりします。そんな偶然が生まれる瞬間をこれからも本を通じてつくっていきます。 ジブン発掘本屋ツルハシブックスの新たな挑戦、移動ブックカフェ「ツルハシ号」の発車をぜひ応援してください!

起案者情報

ジブン発掘本屋ツルハシブックス 店主 西田卓司 http://tsuruhashi.skr.jp/

支援に関するよくある質問

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最新の活動報告

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  • 十五の君へ

    2014/01/24 11:20
    受験勉強、がんばってますか? 「何のために学んでいるんだろう?」 という問いとの折り合いはついていますか? 周りの大人はみんな、 「将来、何になりたいんだ?」「夢を持て」 とか言って、 セリエAに入団した本田圭佑選手の卒業文集を見せたりしてくるかもしれません。 本田選手のように、 「人生の早い段階で、なりたい職業を決めて、 そこに向かって努力を続けて、夢を叶える。」 これは素晴らしい生き方だと思います。 こういう生き方ができるなら素晴らしいと僕も思います。 でも。 僕が十五のあなたに、伝えたいのは、 「それが唯一の夢の叶え方ではない」 ということです。 世の中の変化は想像を超える速さで進んでいます。 アメリカの大学の先生は、こんなことを言っていました。 「2011年にアメリカの小学校に入学した子どもの65%は、 大学を卒業する時、今は存在していない職業に就くだろう」と。 15年後には、 世の中の仕事の3分の2は入れ替わっていると言っています。 だから、あなたが15歳のいま、 夢が明確に決まっていることは、 そんなに重要なことではないのです。 では、どうしたらいいのか? 僕は「知性と感性を磨く」ことをやったらいいと思います。 先の見えない時代、社会で頼れるのは 自らの知性と感性だけだからです。 学びましょう。 楽しんで。 本を読みましょう。 ワクワクしながら。 そして、様々な人に会いに行きましょう。 運命の出会いを求めて。 そうやって磨かれた知性と感性によって、 いつか、あなたも天職に出逢えるでしょう。 「天職」という職業があるのではありません。 「ああ、これが俺の天職だ」と思える瞬間があるだけです。 それまで、知性と感性を磨きましょう。 僕はそんなあなたのために、 学校での学び以外の 「本」と「地域の大人」をあなたに届けようと思います。 もう少し、待っててください。 きっとあなたの元にも届きますよ。 もっと見る
  • 「15歳が自分と自分の人生を好きになり、自分と地域と社会の未来創造へ向けて歩き出している地域社会の実現。」これが僕のミッションでした。 ずっと、その実現方法が分かりませんでした。光明が見えたのは、ツルハシブックスオープンから3か月後の一箱古本市。 小学生5年生の女の子が僕のお店で、1冊のビジネス書を買いました。 お祭りで踊ってもらった500円で、200円のビジネス書を買いました。この時、僕はハッとしたのです。 となりのおじさんが100円均一でまだ新品同様の本を売っていたのですが、飛ぶように売れていきます。1人2冊、3冊と買っていきます。となりのおじさんは午前中でほぼ品切れ状態になりました。 それを見ていて、僕は思ったのです。 「買った人たちは、本を読むのかなあ」って。 僕自身のことを振り返ると、ブックオフの105円コーナーで本をよく買いました。 3,4年前のベストセラーが山のように積んであります。「どうして売れたのか?」と気になるので、とりあえず読んでみたいということになります。 しかし。ここで何が起こるか? 105円で買った本を、きちんと読まないのです。「105円の本だから」と軽く読んでしまうのです。 小学校5年生の女の子が200円で買ったビジネス書。それはもしかしたら彼女の人生を変え得る1冊になるかもしれません。 しかし。36歳(当時)のオッサンは105円の本では人生は変わらないのです。少なくとも1500円の本を買うか、10,000円のセミナーに出るか、しか人生は変わらないのです。 これが経済社会で生きていくということです。もちろん、感性の強い人はそんなことはないと思いますが。 だから、僕は古本を大人に売ることはやめようと思いました。人生が変わらないから。 地下古本コーナーHAKKUTSUの30歳以上立ち入り禁止はそのようにして生まれました。 しかしながら、もうすぐ3年になるいま。 HAKKUTSUは中学生高校生の人生にインパクトを与えているか? と考えると、まだまだそうなっていないと思います。だから、まず取り組みたいのはマンガ古本。より中学生高校生と20代、30代、40代の大人を熱くつなげます。 つづく もっと見る

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