「あ~、帰ってきたなぁ」と、みなさんなりませんか?

“鯖江”といえば“めがね”、“めがね”といえば“鯖江”。“めがね”は改めて言うまでもなく鯖江の代名詞。
そして、その「めがねのまち鯖江」といえば、あのシンボルが目に浮かびませんか!?鯖江市と福井市の間の橋立山に大きくそびえる、幅41m×高さ7mの“ハリウッドさながら”のあの巨大な
めがねの広告塔。
鯖江市民なら、いや、福井県北部に住む人間なら誰でも知っているのではないでしょうか?
福井・金沢方面からJRや北陸自動車道で帰ってきたときには、「あ~、帰ってきたなぁ」と思うあれ。特に県外から帰省してきた人には心にじわわ~っと郷愁の思いが去来し、ほっとするようなじんわりするような・・・、そう、あの広告塔です。
あの広告塔が生まれてから今年で41年。
長年の風雪に耐え、経年による退色とともにちょっと印象までもが薄くなってきてしまいました。
それでも、帰鯖してきた人、来鯖してきた人を、変わらず温かく迎えてくれています。
その広告塔が、今、危機を迎えています。
↑JRの車窓から・・・これが見えると「帰ってきたな」とほっとします。
ホント!? 取り壊しの危機!!??
めがねの広告塔は、昭和49年1月に設置されました。(※当初は『めがね産地福井県』と表示されていました。ご存知でしたか?)
↑初代広告塔
この広告塔は、今までに2回補修を行ってきました。
1回目は昭和52年度。この時は、盤面を『めがね産地鯖江市』に補修しました。
2回目は平成4年度に全面改修工事。基礎と鉄骨、広告板面を全て改修し、今の形となりました。
しかし、昭和49年に完成してからはすでに40年以上・・・、今の形になってからも20年以上が経過。
土台は錆び、塗装は剥げ落ち、文字は色褪せ、夜に文字を浮かび上がらせるはずのライトも切れ・・・すっかりくたびれています。
それはそうです。補修したとはいえ、この40年間毎日毎日、この雪国の厳しい自然環境にさらされ続けてきたのです。そろそろ、本格的なお色直しと補強工事が必要です。
でないと、老朽化に伴う土台や柱の腐食により、いずれ取り壊さなくてはならなくなるのです。それに、取り壊すといっても、それはそれでとても莫大なお金がかかってしまいます。
え・・・あの広告塔がなくなってしまうの!?小さいころから当たり前の風景としてここにこの広告塔があった鯖江市民・鯖江出身者としては、それはちょっと悲しくありませんか??
やっぱり、あの山にはあの赤い文字でデカデカとかかれた「SABAE」の広告塔、ですよね?(今は色あせて薄赤ですが…)
↑錆や剥げ落ちが目立つ看板
「めがね広告塔」をピッカピカに再生!いつでも、いつまでもみんなに見てもらいふるさとの風景に
そこで、鯖江商工会議所、福井県眼鏡協会、鯖江市を中心にこのめがね広告塔を修復することになりました!そして、資金の一部をFAAVOさばえで募ることにしました。
FAAVOさばえで募ることで、地元のみなさんや産地にゆかりのある人たちを巻き込み、資金援助という形でプロジェクトに参加していただきたいのです!
そして、広く支援していただいた資金で修復することで、
「自分たちの手で残した看板である」とより愛着を持ってもらえると考え、めがね広告塔が単に産地をPRする看板ではなく、地元の人々の郷土愛の象徴にもなることを目指しています!
こんな風に新しく変わります!
修復は次のようなことを予定しています。
・土台の補強、塗装・錆止めの塗り直し
・看板の補強、お色直し
・ネオンをLEDに。より美しい輝きを放ちます!
昔はネオンがきれいに光っていましたが、現在は電気も切れ、薄暗くなる夕方には夕闇と一緒にぼんやりと消えていってしまっています。これが新たにLEDでよみがえります!
街に活気が出ます!
眼鏡産地鯖江のPRになります!
鯖江ブランドの価値が高まります!
そして、鯖江市に愛着がわきます!
特に、FAAVOで支援してくださった方は「うらが直したんにゃ~」と、見るたびに誇らしくなること間違いなしです!
めがね広告塔が生まれ変わることで、新しい期待が!
ちょっと話は堅くなりますが、聞いてください。
~鯖江のいままでとこれから。
いま、鯖江ではこんな活動が胎動を始めています~
今年で産地生誕110周年を迎えた鯖江産地は、今日までOEM(相手先ブランドでの受託加工)を主軸に「ものづくり」のみに特化してきたことで、世界最高峰の技術産地としての地位を確立してきました。
一方で、自らが売れるものを企画し、作って売ることには消極的だったことから、近年では安価で大量生産が得意な中国や、デザイン力やブランド力を持つイタリアに押され、鯖江産地は、縮小の一途を余儀なくされています。
「このままはダメだ!」と、市は、
従来の「作るだけの産地」から「売れるものを創って売る産地」への転換をテーマに、平成20年度から産地企業のデザイン・マーケティング力の強化や、アパレル系企業とファッショングラスの協業開発・販売による産地メーカーの体質強化とPRを推進し、産地「鯖江」としてのブランド化に向けた体制強化に取り組んでいます!
これらの取組みを通じて、2012年秋には、若手経営者有志10名によるグループSBW(Sabae Brand Working group)が発足。同グループのメンバー自らが知恵を絞り、産地「鯖江」のブランド化に向けた青写真を作成すると共に、産地全体でブランド化を進めるための準備作業を進めています。
~「眼鏡=鯖江」をもっともっと知ってもらう!~
めがね広告塔は、鯖江市が各種メディアで取り上げられる際には、必ずといっていいほど紹介され、今や鯖江の象徴的存在になっています。
「眼鏡=鯖江」というのは、全国でも多くの方にとっては周知の事実なのですが、それでもまだまだ広くさらに多くの方に知っていただきたいことです。
「鯖江製はどこがどう優れているのか?」「どのような背景で「ものづくり」がなされているか?」
等、鯖江製が持つ“価値”が消費者に伝わるきっかけの一つとなります。
精緻なモノづくりをするまちであるとインプットすることによって、市のモノづくり全体への信頼度、安心度が増し、鯖江ブランドとしての価値を高めることができます!
今回、この広告塔を綺麗に明るくよみがえらせることで、経済のグローバル化により厳しい経済環境下に置かれながらも、今なお「潜在的な力と伸び代のある産地」であることを多くの方に知っていただくと共に、眼鏡産業従事者や、地域に住む子どもたちに、
世界最高峰の品質力を持つ眼鏡産地であることをこの広告塔を通じ常に意識いただくことで、この地に生まれ育ったことへの誇りを抱かせると共に、後継者育成にもつなげたいのです!
応援しとっけの!
ということで、夢や熱い思いを語ってしまいましたが、このプロジェクトはただ広告塔を新しくすることだけが目的ではなく、それと同時にいろんな相乗効果をもたらしてくれます。
そのなかでも一番は、やっぱり「鯖江を愛する心」でしょう!
これからの子ども達に、鯖江を好きでいてもらいたい、鯖江に誇りを持ってもらいたい、鯖江の将来に希望をもってもらいたい。
鯖江の未来を照らしてくれる明るい広告塔へのご支援を、ぜひよろしくお願いします!!
めがね広告塔再生スケジュール!
8月上旬 地権者現地確認
8月中旬~9月中旬 作業道、索道整備
9月下旬 足場設置
10月~11月 補強工事、塗装工事
12月上旬 LED設置工事
ご支援いただいた資金の使途
・工事費 50万
・お返し 40万
・FAAVO手数料 10万
起案者情報
鯖江市商工政策課
http://www.city.sabae.fukui.jp

どうぞ、ご支援よろしくおねがいします!!