すべての子どもの心に火がともる学び舎、LYHTYスクール-IRORI-をつくります!
「学校に通うことが当たり前なのでしょうか?」
現在、様々な理由から「学校に通っていない」という道に立ったことで、世間から『不登校』として扱われ、自信をなくし、傷つき、瞳の輝きを失いかけている子どもたちが数多く存在しています。
私たちLYHTYは、そんな子どもたちの心に再び火が灯り、瞳を輝かせながら学ぶことに没頭してしまう学び舎、【LYHTYスクール-IRORI-】をつくります。
社名の“LYHTY(リュフト)”とはフィンランド語で灯籠を意味します。
[灯(ともしび)]は子どもの可能性・明日を生きる希望。
[籠(かご)]は子どもたちを守る大人・社会。
その2つが合わさった[灯籠(とうろう)]のように、子どもたちを柔らかく包み、守り育てながら世に送り出していくことを意図して、LYHTYを創業しました。
そして今回、当プロジェクトを通じてつくっていきたいLYHTYスクール-IRORI-では、“ありのままの自分”という個性を生かしながら、好きなことや得意なことを出発点として社会に参画していく。そんな教育環境を目指します。
そして、それらの体験から得られる成功や感動が、子どもたちに自己有用感や喜び、明日を生きる希望を与えると考えています。
LYHTYスクール-IRORI-に込められた想い
LYHTYスクール-IRORI-をつくろうと思った背景の一つに、私が教員をしていたときに担任をしていたAさんとその友人であるBさんとの出来事があります。
Aさんは運動神経抜群、学習への飲み込みも早く、他の子ども達と同様に「光る原石」のような子でした。しかし、Aさんには一つ抱えていることがありました。そう、学校にはあまり通うことのできない不登校だったのです。 休みがちなAさんが、周りからの働きかけにより、必死の思いで学校に顔を出すことができた際には、以前よりも顔色は悪くなり、筋肉や体力は衰え、学習にはついていけなくなっていきました。
私の姉も長い時間を不登校として過ごした過去があったので、Aさんの姿は、不登校のレッテルに苦しみながらもがいていた私の姉の姿と被りました…。
そんなある日の、日が沈みかけた放課後。ついにその出来事が起こります。 いつもAさんを気にかけ、行動を起こし続けていたクラスメートのBさんが私のところにやってきて言いました。「先生。Aが学校に通うことができないなら、Aが通うことのできる学校つくってよ…。」と。 「そんなことできるわけないだろう」 と突き返すのは簡単だったのかもしれません。
しかし、BさんのAさんを想う心のこもった言葉と真剣な眼差しに、私は心を動かされずにはいられませんでした。 当時、学校に通わせるか通わせないかの二択しか選択肢をもっていなかった私にとって、Bさんの一言はまさに目から鱗となりました。 それからAさんを想う一心で、教育者として初めて学校外に意識を向けた私の目には、学校に通うことのできない子どもたちが自分らしく生き生きと主体的に学んでいるオルタナティブスクールやフリースクール等の存在が飛び込んできたのです。
これらのことから私は、一人の子どもも見捨てないためには、学校のみならず、子どもが学ぶ場にも多様性が必要だと強く実感しました。 そして、「学校に通っていない子どもたちの可能性の火が消えることなく、より大きく大きく輝かすことのできる環境をつくりたい」と決心し、LYHTYスクール-IRORI-をつくり始めました。
「不登校=学ぶ機会の減少」ではない社会に
日本が抱える社会問題の一つである『不登校』は、平成に入ってから右肩上がりに増加し続け、その後は高止まりとなっています。そして現在、学校に通えていない子どもたちは小中学生で12万人も存在しており、高校生も含めると数はさらに増加します。
この現状から、フリースクールをはじめとした、不登校の子どもたちの学ぶ場が各地でつくられ始めました。 しかし、関東や関西といった都心部にはフリースクール等の学校外の学びの場が存在する一方で、これが地方部になると数は圧倒的に減少。さらに私たちの住む石川県においては、不登校の児童生徒が1500人以上存在しているにも関わらず、安定した収入源の確保が難しいため、継続的に運営できているフリースクール等は2、3団体のみという危機的な状況です。
この状況により、石川県では学校に通っていない子どもたちの多くが、学びの環境や社会から孤立してしまっています。 さらに、周囲から「学校に行く・行かない」の二択の選択を迫られることにより、心理的な圧力やストレスとなり、自ら命を落とす子どもまでもが存在してしまっています。
これらの問題を解決するべく、私たちは新たな選択肢の一つとしてLYHTYスクール-IRORI-をつくり始めました。
LYHTYスクール-IRORI-では全てがオーダーメイド
LYHTYスクール-IRORI-では、子どもたちがもつ興味や関心に基づいて、探求したいことを見つけ学習していけるような学習環境を提供します。
「個別探求」、「共同探求」の2つの学習形態を織り交ぜながら、一人一人の子どもたちが自分でオーダーメイドした時間割で学習していきます。
現在の構想では、 スタディールーム ライブラリー クリエイティブルーム シアタールーム ミュージックルーム キッチン 等の部屋を設けることで、子どもたちが好きなことや得意なことから無理なく学びに没頭していくことのできる場をつくりたいと考えています。
一人でも多くの子どもたちが自分と学ぶことに共通点や意味を見つけられるよう、より充実した学習環境が必要です。 是非ともご協力よろしくお願いします!
【画像】床を整備中!
【画像】心を込めて手作業です!
スケジュール
2017年1月上旬~2月上旬:
└校舎内の改装(キッチン・クリエイティブルーム)
2017年2月上旬~3月下旬:
└校舎内の改装(ライブラリー・スタディルーム・シアタールーム・ミュージックルーム)
└校舎内の修繕(床・天井の張替)
└校舎外装の改装(看板設置・壁の改装)
集まった支援の用途とその内訳
下記改装費(総額200万円)の一部に充てさせていただきます。
①建築物修繕費(安全面を確保するための床・壁・天井の整備)
②外装修繕費
③内装備品購入費
起案者情報
【団体名】一般社団法人LYHTY
【代表者】佐々木健治
【担当者】岡田裕介
【HP】https://lyhty0617.wixsite.com/irori
【Facebook】https://www.facebook.com/lyhtyirori/
最新の活動報告
もっと見る【クラウドファンディング目標額到達のご報告】
2017/05/13 22:23とても多くの方にご支援いただきまして、クラウドファンディング目標額に到達することができました。本当にありがとうございます。当取り組みを通じて、自分たちは本当に温かい人たちに囲まれていたというか、人の温かさを再認識できたような気がします。頂いた支援金はLYHTYスクールIRORIをより良い場にしていくためにすべて活用させていただきます。 まだスタート地点に立っただけではありますが、とても多くの方にご期待いただいている分、子どもたちに還元していけるよう引き続き尽力していきます。 リターン品に関しては、随時直接ご連絡させていただきます。引き続き何卒よろしくお願いします。 もっと見る
生放送中継にて取材頂きました@フジテレビホウドウキョク
2017/04/02 09:55先日、フジテレビホウドウキョクさんにLYHTYスクール-IRORI-の活動を取材頂きました。 代表佐々木より、不登校問題の現状やLYHTYとして目指すところ、具体的な活動内容などについて、お話しさせて頂きました。 一番最後に一番伝えたいことを言っております。ぜひ最後まで、ご覧ください。 ※下記URLから直接繋がらない場合があります。その場合は、下記URLクリックして頂いた後、アーカイブ(保存記録)の中から検索して頂けますと幸いです(3月30日放映分です)https://www.houdoukyoku.jp/archives/0009/chapters/27838 もっと見る
子どもの好奇心や創造性を育む室内工房、アイデアの山小屋
2017/03/28 22:43今つくっているクリエイティブルーム(工房)では、主に、子どもがつくりたいものを自由に創作していく場所になります。 絵を描く、ジオラマを制作する等、個々人が興味ある分野をテーマ設定し、プロジェクトシートを通して、構想していきます。 興味関心分野を自由に探求していきながら、創造性、計画性、行動管理能力等、様々なことを身につけていくことを意図しています。 もっと見る