はじめまして、兵庫県立播磨農業高等学校です!
私たちの学校は、農業経営科・園芸科・畜産科の3学科9クラスで構成されており、西日本最大級の約30ヘクタールもの広大な敷地で実践的な農業を学んでいます。
さらに、兵庫県下で唯一、文部科学省指定農業経営者育成高等学校に指定されていて、イベントボランティアの参加など、地域貢献にも力を入れています。
【まるで北海道のような播磨農高の風景】
わたしたちのまち加西市は、兵庫県のほぼ中央、播磨地域にある人口約45,000人の市です。
法華山一条寺や県立フラワーセンターがあり、伝統文化と豊かな自然が残る田園都市で、災害も少なく、住みやすい街です。
市街地には大型ショッピングモールがあり、都市部とのアクセスも良好です。
「まちはステージ、主役は若者。」
加西市では、このスローガンのもと、住む人すべてが誇りを持てるまちづくりを目指していて、温暖で自然豊かな気候風土を追い風に、若者による食と農を生かした取り組みを推し進めています。
その取り組みのひとつとして、2016年4月に今回のプロジェクトが始動しました。
はじまりは、地域を元気にしたいという熱い想い
このプロジェクトを実施する「北条旧市街地」は、1300年程前に建てられた住吉神社・酒見寺の門前町、市場町を起源に栄え、古くから山陽と山陰を結ぶ交通の要衝でもあり、北播磨地域の中心的存在でした。
その繁栄をもとに多くの商家が贅を競って趣向を凝らした家屋を建て、今もその面影を随所に見ることができる、歴史的価値も高い場所となっています。
【かつての風景】
しかし、その市街地も少子高齢化や人口減少により、空き店舗が目立つなどの問題を抱えています。
そんな加西市を元気にしたい!という思いから、高校生たちの若い力によって地域創生の核となるレストランをプロデュースすることにしました。
高校生たちの想いをカタチにするために、加西市内外から約20名の支援者が集まり、市民団体「はりまのちっちゃな台所サポート委員会」が結成されました。播磨農高生を中心とし、加西市、そして市民の3者で協力して、プロジェクトを実行していきます。
【旧市街地にある空き店舗の1階を改装します】
目指すのは、ひとつの成功モデルをつくること。
「はりまのちっちゃな台所」は、生徒たちのキャリア教育と同時に、地域の課題解決も目的としています。
プロジェクトでまず取り組むのは、北条地区における「空き家・空き店舗調査」。空き店舗調査を行うことで、今後の利活用につなげていく狙いがあります。
レストランのための物件に関しては、リノベーションを行いますが、播磨農業高校の生徒だけではなく、近隣の住民や、支援者さんたちにも改修に参加してもらうことで、地域活性化に取り組むコミュニティづくりを目指しています。
同時に進めるのがメニュー作り。
安心安全な地域の食材をいかしながら、メニューを開発しています。
これらのプロジェクトを進行していくうえで、もっとも重要なのが経営戦略。
事業計画の立案やレストラン完成後のオーナー誘致なども、すべて高校生たちが中心に行ってきました。
子育てママや地域の方に愛されるお店をめざして。
コンセプトは「人・心・地(ひとごとち)」!
メインターゲットは女性。
ママが子どもを連れて気軽に入れるお店、子育てを終えた女性がゆっくりできるお店。
そんなお店ができることによって、子育てしやすい街を目指していきます。
さらに、地元の高齢者の方や若い人、多世代の方が集いあえる、そんなコミュニティの場となることを目指していきたいと思っています。
そして、私たちが育てた安全安心な農産物を是非食べていただきたい。
どんなお店があったら、みんなに喜んでもらえるか?
レイアウトやメニューなど、建築家の方や飲食店の経営者の方などに教えていただきながら、一生懸命考えています!
【毎週何かしらのワークショップを開催中】
【広島県尾道市にも空き店舗のリノベーションの視察にいきました】
はりまのちっちゃな「台所」を実現させる!
レストラン開業を目指して、準備をおこなうこと、3年。
ようやく開業が目に見えるところまで来ました。
しかし、お金が足りずすべてのアイディアを実現することは難しい状況です・・・
そこで、レストランに設置するキッチンの購入費用をまかなうため、「地域を活性化したい」「自分たちで考えたものを形にしたい」という私たちの思いに共感いただける方のご支援を募ることにいたしました。
農業高校だからこそ!
播磨農業高校では、季節の野菜やたまご等、たくさんの農作物を作っています。ご支援いただいた方には、私たちが一生懸命育てた農作物をお送りさせていただきます。
また新しくできる店舗に支援者の方々のネームプレートを貼らせていただくなど、播磨農高生が行う「はりまのちっちゃな台所」プロジェクトだからこそのお礼品をご用意しました。
支援金の使いみち
いただいた貴重な支援金は、空き店舗のリノベーション費用、とくにキッチンの購入費用にあてさせていただきます。
実行スケジュール
平成30年11月~12月 クラウドファンディング募集
平成31年1月 リノベーション工事完成
平成31年3月 オープン
応援メッセージ
校長先生からコメントをいただきました!
ご支援よろしくお願いします。
県立 播磨農業高等学校校長 新在家 裕一
播農生が丹精込めて作った農産物を播農生自らプロデュースして提供するレストラン「はりまのちっちゃな台所」がいよいよ来年3月にオープンします。
このプロジェクトは、日頃お世話になっている加西市の皆様に安全で安心な食品を提供し、居心地のよい空間を提供することにより、「加西市の人々に貢献したい」という本校生徒の熱い思いに、「ふるさと加西市をなんとか活性化したい」という加西市役所様、サポート委員会様の思いが合わさり、ここまで進んできました。
これまでの3年間、生徒たちはああでもない、こうでもないと意見を交換し、試行錯誤を繰り返しながら、準備を進めて参りました。
ただ、学校として生徒らの思いを実現するための資金の拠出は厳しいものがあります。そこで、クラウドファンディングという形で開店資金を皆様から募ることになりました。一人でも多くこの「はりまのちっちゃな台所」の趣旨をご理解いただき、ご支援をいただけますようよろしくお願い申し上げます。
サポート委員会 代表より
はりまのちっちゃな台所サポート委員会 代表 高橋
このまちのために何ができるか?
農高生が考え、悩み、働いた3年越しのはりまのちっちゃな台所。
旧市街地に、自らの強みである農業を活かしたレストランをプロデュースするプロジェクト。困難に立ち向かおうとしています。
すべてはこれからのために。
未来を担う、若者のために。
大人たちが受け止め後押しを。
農高生が作った作物が、未来の希望となりますように。
レストラン開設予定地
兵庫県加西市北条町北条1097−1
お問い合わせ先
はりまのちっちゃな台所サポート委員会
事務局 加西市ふるさと創造課 0790-42-8706 furuso@city.kasai.lg.jp
最新の活動報告
もっと見るオープンします。
2019/06/13 09:53ペンキ塗りを自分たちで行なったり、さまざまな理由により工事が遅くなってしまいましたが、 いよいよ明日、オープンします。 播磨農高生プロデュース蕎麦と野菜のお店「はりまのちっちゃな台所」 営業時間は9:00~16:00、日曜定休。 プレオープン 6月14日(金)グランドオープン 6月27日(木)プレオープン期間中は、数量限定となりますが、おすすめメニューが特別価格で提供されます。 農高生の野菜直売 6月15日(土)10:30~なくなり次第高校でとれた、安全安心なキュウリやニンニクを販売予定。 店内には、地元の写真屋さん撮影の、農高生や学校の風景写真が展示されます。 (リターン品につきまして)野菜セット、Tシャツのコースでご支援いただいた方につきましては、現在発送準備中です。申し訳ありませんが、もうしばらくお待ちくださいませ。ウッドプレートも、現在制作中です。 もっと見る
感謝! これからもよろしくお願いします
2018/12/28 13:26「はりまのちっちゃな台所」プロジェクトクラウドファンディングは、目標の200万円を達成し、達成後もご支援をいただいている状況です。改めまして、感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。これから、オープンに向け良い準備をし、皆様からいただいたご支援やあたたかい気持ちにお返しができるよう努力していきます。 クラウドファンディング期間はあと3日あります。サイトでのご支援もまだ可能ですので、最後までよろしくお願いいたします。 皆様、よい新年を迎えられますように。 もっと見る
(12/24)達成!!!!
2018/12/24 13:5112月24日、いただいたご支援が2,000,000円に到達、目標を達成できました! ご支援いただいた皆様はじめ、本プロジェクトに関係されたすべての皆様に感謝を申し上げます。 本プロジェクトは、地域課題を高校生自身が見つけ、解決のための提案をしてくれた所に素晴らしさがあると思っています。だからこそ、これほどまでに皆様から共感いただけたのだと思います。 彼ら彼女らの熱い思いを実現するのは私達大人の仕事。 まだ31日までご支援は可能ですので、変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。 もっと見る