子どもたちが安心して暮らせるホームを、石川県につくりたい。
はじめまして。NPO法人シェきらりです。
いろんな理由で家に帰れない、居場所のない子どもたちが、安心して暮らせる場所をつくりたいと思い、仲間が集まって活動を始めました!
▲メンバーのみんなです。とびっきりの笑顔をくれました!
今回、石川県初の、女の子の自立援助ホームの設立資金の一部を、FAAVO石川で募集します。
どこにも居場所がない子どもたち
虐待、家族の病気や死別、DV…様々な理由で家に帰れない、居場所のない子どもたちがいます。
そんな子どもたちの中には、福祉施設で保護される子もいますが、保護を受けられない子たちもいます。
私たちが関わった子どもたちの中には、18歳で初めて虐待が発覚したために、児童相談所の一時保護が受けられず居場所がない、という子がいました。また、児童養護施設で育った子が、いったん家庭に戻ったものの、もう一度うまくいかなくなったときに18歳を過ぎていて、児童養護施設に再度入ることができない、というケースもありました。
失われたホーム
そんな、何らかの理由で家に帰れなくなったり、児童養護施設を退所しなければならなくなった子どもたちが、社会に出て働き、生活していくための準備をするため、「家庭に近い環境」のなかで、安心安全して暮らせる場所が、自立援助ホームです。
この自立援助ホームは、全国に141施設あります。ところが現在、石川県には、自立援助ホームが1つもありません!
かつては1つ設立されていたのですが、経済的に立ち行かなくなり、運営の難しさもあって、20年程前に廃止になりました。それ以来、石川県では、自立援助ホームを復活させることができていませんでした。
自立援助ホームを利用できる子であっても、石川県に自立援助ホームがないばかりに、遠方の自立援助ホームを利用せざるを得ず、友達と離れ離れになってしまっていました。
安全で、安心できる居場所がないために、子どもたちの可能性が狭められていく現状があります…
▲自立援助ホームは全国42都道府県に設置されていますが,石川など5県にはまだありません…
(全国自立援助ホーム協議会ホームページより。 http://zenjienkyou.jp/ )
無いなら、つくってしまえ。
「居場所がないなら、つくってしまおう!」
そんな呼びかけに、想像以上にたくさんの支援の声が上がりました。「必要だと思っていたけど、自分ひとりではできなかった」「ぜひお手伝いをしたい」「自立援助ホームを立ち上げる、という声を待っていた」という賛同の声でした。
小さな呼びかけをきっかけに、石川県内の多くの善意と支援の声が呼応し、それが大きな推進力となって、自立援助ホームを運営するためのNPO法人を設立しました。
▲自立援助ホームについて、みなさんといっしょに考えるシンポジウムを開催しました。
シェきらりとは
こうして、多くの人の協力があって、シェきらりが設立され、全力で活動しています。
「シェ」はフランス語で「おうちで」や「おうちに」の意味。英語で言う「at home」です。
「きらり」は、少しマニアックなのですが、化学用語の「キラリティ」から取っています。
古いギリシャ語の「てのひら」が語源になっているキラリティ。
右手と左手は同じ5本の指でできていますが、右手用のグローブが左手で使えないように、実は全く違いますね。
そんな風に、同じものでできていて、一見そっくりなのに、重ね合わせることができない性質を「キラリティ」といいます。
ひとつひとつ,かたちの違うてのひらのように、子どもたちだって、一人一人全く違う。
似ているように見えても大人も子どもも、どんなてのひらも、ひとりひとりが違うんだということを、ちゃんと理解して、様々な思いに寄り添い、子どもたちが「きらり」と輝いて行けるように。
そして、子ども達一人一人が、ほっとして帰ってこられる「おうち」になれますように。
そんな願いが込められています。
▲マスコットキャラクターのきらりちゃんです!
メンバーの思い
シェきらりのメンバーは、それぞれに子どもたちへの願いを持っています。現に窮地に立っている子たちへの思いを、ぜひみなさんに知っていただきたいのです。
▲理事長の西村先生です!弁護士をしています。コメントをどうぞー
みなさん、こんにちは!
シェきらりのページを見て頂いて、ありがとうございます!
NPO法人シェきらりの理事長の西村依子です。金沢弁護士会に所属しています。
いろんな理由で、家庭や施設に居られなくなった女の子たちを受け入れられるところを作りたい! 1個の人格を持った人間として、きちんと尊重され、家庭的な雰囲気の中で、日々過ごせる、安心して生きていける、そんな環境を整えたい!そして、一緒にお料理を作ったり、たまには、お菓子を作ったり、バーベキューをしたり、また、土に触ったり…そんな中で楽しくおしゃべりもしたい!
そんな思いを持った人たちが集まり、周りのご理解、ご協力も頂きながら、少しずつ形になってきました。
でも、まだ肝心のお金が足りないのです!σ(^_^;)
もちろん、行政からの助成も受け、働いている子からは、寮費も頂く予定です。でも、備品の調達、子どもたちへの呼びかけの必要性、スタッフの人件費等も考えると、まだ足りないのです。
それで、多くの方に、今、会員・賛助会員になって頂く継続的なサポートをお願いしているのですが、それでも、当面、開所までの間に、まだ、200万円ほど足りません。
どうか、みなさまの善意と浄財を、ほんの少しでも、ここに分けて頂けないでしょうか!
ぜひ、よろしくお願い致します。m(._.)m
▲理事の大貝先生(金沢大学准教授)からもコメントをもらいました!
金沢大学で少年法を教えています、大貝です。
日々、子どもたちに関するたくさんのニュースを目にします。子どもが虐待や体罰、いじめなどの被害にあうニュースもあれば、犯罪や非行を行ったというニュースもあります。
でも、どのニュースの向こう側にも、SOSを発している子どもいます。そんな子どものSOSに気づき何かしたいと、立ち上がった大人がいます。子どもたちの生きづらさに耳を傾け、何ができるのか共に考え、子どもたちが自分自身の人生を、より幸せに生きていけるよう、一緒に行動する。そんな場の一つが‘シェきらり’です。
子ども一人ひとりを尊重し、子どものGood lifeをみんなで応援できればいいなと思っております。
▲理事の佐竹さんです!コメントお願いします!
県児童相談所長と、県女性相談支援センター長として活動していました、佐竹です。
痛ましい児童虐待のニュースが跡を絶ちません。昨年度の県内の児童虐待対応件数も過去最高となったとの報道がありました。未来を担う子ども達のことを思うと、少しでも多くの援助の選択肢が増えることを願うばかりです。
虐待から逃れても、18歳前後の支援が少なく児童の社会的自立が難しくなっていることから、結果的に事件に巻き込まれるなど、特に女性は性被害を受けやすいのです。今年度から、国の方針も、一定の条件の中で、22歳までの児童を自立援助ホーム等で援助できるように事業展開させています。しかし、県内に自立援助ホームがないと、タイムリーに援助することができません。
小さな一歩かもしれませんが、ワラにもすがる思いで助けを求める子ども達にとっては、大きな一歩となり将来に繋がると信じています。どうか皆様のご支援をお願いします。
メンバー全員の願いが、シェきらりの設立につながり、そしてホームのスタートへの原動力になっています!
願いを、かたちに
ホームの設立に向けて、メンバーがそれぞれの力を出し合い、物件探しや資金調達など、いろんな難題をクリアしようと模索し、もう少しで実現できるところまできました!
▲子どもたちにはそれぞれ個室を用意。日当たりが良く、明るい雰囲気です
▲リビングはあたたかくほっと一息つける雰囲気です。
▲カウンターキッチン。みんなでおしゃべりしながら料理ができますね。
しかし、肝心の設立・運営のための資金調達の目途が、まだ立っていません…
子どもたちの生活費やスタッフの人件費など、自立援助ホームの運営費だけで、年間2000万円以上が必要です。
自立援助ホームの運営には公的支援が出るようになりましたが、必要経費の一部にしかならず、それだけでは十分な活動ができません。
そこで、私たちと一緒に、シェきらりを支えて下さる方を募集いたします!
いただいた支援金の用途
・備品(電化製品,服など)の購入のための費用
・研修(職員やボランティアの研修など)のための費用
・ホームを知ってもらう(ホームのパンフレットの作製,記事の掲載など)ための費用
・その他運営費用の補填
などなど・・・
設立までのスケジュール
平成29年 5月 NPO法人シェきらり設立
平成30年 2月 自立援助ホーム運営開始(目標!)
まちの宝である子どもたちの幸せな未来のために
子どもは、みんなにとって宝物です。
どんな環境のもとに生まれてきた子も、みんな大切にされ、幸せになる権利があります。
石川県にも、困難に直面する子どもたちがいます。
困難な状況に置かれている子どもたちでも、ひとりひとり違った、いろんな思いがあります。そして、大人はそれに応えなければなりません。
私たちは、子どもたちが子どもらしく生きていくことのできる、当たり前の権利を守るため、少しでも力になりたい。子どもたちが「きらり」と輝いて生きていくための、ほんの小さなきっかけになれることを願っています。
無事自立援助ホームができたら、きっとこの石川のまちのため,まちの宝である子どもたちの未来のためになると、私たちは確信しています!
ぜひ、みなさまからの愛あるご支援をよろしくお願いします!
お問い合わせ先
NPO法人 シェきらり
住所 〒920-0931
石川県金沢市兼六元町11番5号
ラフィーネ兼六1階
あおぞら共同法律事務所内
NPO法人シェきらり事務局 宛
TEL 090(1390)8195
FAX 076(234)7311
【HP】 http://ishikawa.chezkirari.org/
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最新の活動報告
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2018/01/16 10:14クラウドファンディング、終了致しました!! 最終的に、81万3000円! 延べ86人の方にご支援頂きました。 達成率こそ40パーセントですが、 たくさんの方にシェアして頂き、 本当にたくさんの方から応援の声を頂きました。 集まったお金以上に大きな成果でした。 あと半月で、いよいよホームがオープンします。 施設は始めるより、続けていくことの方が大変。 これからも末長く暖かいエールをお願いします。 本当にありがとうございました。 もっと見る
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スタッフからのひとこと
2018/01/13 10:53クラウドファンディングも残り2日です! 2月に開所するホームで働く予定のスタッフからのメッセージを紹介します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私はオープンする自立援助ホームで働く者です。 私はこれまで九州の自立援助ホームに勤めていましたが、 石川県にない自立援助ホームを立ち上げたいという熱意のある皆さんにお会いし、 縁をいただき石川県に引っ越してきました。 自立援助ホームに入ってくる子どもたちは これまで様々な人生を歩いてきました。 その経験から、大人をはじめ、 他人や自分自身のことさえも 信用することができず、 生きづらさを感じながら生き抜いてきました。 シェきらりの自立援助ホームは, 衣食住を共にしながら、 自分がここに居ていいんだと感じられる、 安心・安全な場所があることを感じてもらえることから始めたいと思っています。 特別な生活ではない、 「おはよう、行ってらっしゃい、ありがとう、ごめんなさい」 そんな言葉を職員も子どもも大切にしながら、 当たり前の生活を通して、 子ども一人ひとりが、 本来の自分を取り戻し ありのままの自分を許したり 認めたりできる空間を 家庭的な雰囲気を目指しながら用意できたらと思っています。 ホームの生活を通して、 子ども自身が、 自分は何をしたいのか、 したくないのか、 自分の気持ちや思いを安心して声に出して言えるようになってもらいたいと思います。 自分の気持ちや存在を大切にすることを知り それぞれの自立の道を見つけ巣立って行ってもらえたら 願っています。 子どもたちには私たちの経験や想像を越えた可能性をたくさん秘めています。 私たちの持つ枠にとどまることなく、 自分らしくこの先の人生を歩いて行く姿を見守りながら、 一緒に一喜一憂しながら過ごしていけたらと思っています。 シェきらりの活動をご理解いただき、 未来ある子どもたちの支援をみなさまと共にしていけたらと思っております。 応援宜しくお願いします。 もっと見る