おかげさまで「和紙乃華」はひとり立ちを始めました
和紙乃華・・・前回のFAAVOプロジェクト「越前和紙で作る『和紙乃華』を広め、小さな地場産業に!そして新しい雇用に!」でチャレンジし、みなさまのご協力のおかげで和紙乃華の生産は小さな産業としてスタートを切ることができました。
今でも試行錯誤を繰り返していますが、大手小売業様からの引き合いなどもあり、少しずつ伸びてきています。
また、インストラクター養成も軌道に乗り新しい指導者も増え各文化講座などで活躍を始めています。
平成29年7月には日本和紙クラフト協会(※)を立ち上げ、その中で和紙の発展とともに和紙乃華の拡大をさらに展開していく予定です。
このように、新しい地場産業として根付くよう少しでも和紙乃華を広げ、大きくしていきたいと考え活動しています。
※一般社団法人日本和紙クラフト協会は、1500年もの継承文化である和紙文化の向上と、和紙クラフト(和紙乃華も含む)を通じた地域のコミュニケーション・和紙産地の活性化を目指しています。また、多くの人に和紙の優しさにふれていただき、和紙のものづくりの楽しさと魅力を全国・世界に発信します。その中で和紙乃華のインストラクター資格なども制度化しています。
一般社団法人日本和紙クラフト協会Webサイト https://www.washi-craft.jp/
私たちの「和紙乃華」は、高齢の方から子育て主婦、学校に行けない子ども達、障がいのある方・・・いろんな人の手で作られています
しかし、まだまだ伸ばし広めていきたいと考えています。
なぜ、大きくしていきたいのか・・・。
もちろん、地元の産業を掘り起こしたいという気持ちも大きいですが、もう一つ大きな気持ちがあります。
和紙乃華の作り手の多くは、子育てが終わって一段落ついた世代や自分の時間を少し持てるようになった方々です。しかし、前回のプロジェクトでも述べましたが、それとは他に何らかの理由で外へ出て働くことが難しい方たちもいます。
そのような社会参加が困難な方の自立・雇用の場として、つなげたいのです。
地域に根付き、社会参加が困難な方が地域とつながることができる流れをぜひ作っていきたい!
そう思っています。
それには、もっとこの和紙乃華を広める必要があります。
花びらの一つ一つに表情をつけ、命を吹き込んでいきます
和紙乃華を作ることで、学校に行きづらかった高校生が自信をもてるように・・・
この和紙乃華づくりには、実際に、障がい者施設の方達、特別支援学校や不登校の子ども達もチャレンジしてくれています。
その中に、学校へ思うように登校ができなくなってしまったある高校生の女の子がいました。
彼女は、ちょっとしたきっかけがもとで和紙乃華を作ってくれるようになりました。
黙々と作る和紙乃華ですが、それぞれのパーツができ、それが組み合わさって一つの花になり、さらにそれが一つの作品になる。
その過程を自分でやり通し、それが世に出ることで、彼女に変化がみられるようになりました。
「自分にも何かできる」「社会に貢献できることがある」という気持ちが芽生え自信につながったのです。
何かを作り上げる達成感が自信に、自分が作ったものが評価されることが自信に。
「自己肯定感」がそこでぐっと育ち、いろんなものが動き出し始めるはずです!
そのような機会・チャンスを提供できる場にしたいのです。
立ち上げた日本和紙クラフト協会では、和紙乃華手作りキットを販売していく予定です。
障がい者施設などの方には、キットの材料となるパーツのカット、袋づめ、梱包などの仕事をお願いするなどして、その方たちの出来る範囲で作業していただき、社会へ参加する機会としていただけたらと考えています。
そして、どんどんモノづくりを進められる方にはプロとして技術を高め腕を磨いていただき、さらに高品質の和紙乃華を作り出すように目指していきます。
(左・中央)一つ一つコツコツと
(右)お客さま宛の札も心をこめて墨からすって書いています
いろんな条件を持つ人が参加する大会に、同じようにいろんな条件を持つ私たちも何かの形で一緒に頑張りたい!
そんな中、来年の2018年には福井国体と合わせて障害者スポーツの大会「福井しあわせ元気大会」が開催されます。
この障害者スポーツの祭典である「福井しあわせ元気大会」に参加されるアスリートのみなさんを和紙乃華で応援したいと考えています。
いつもは、熟練のパートさんや内職さんの手で完成度の高い商品として作り上げる和紙乃華ですが、今回は、障害者施設の方や特別支援学校の生徒さんなど幅広くいろんな方を巻き込んで、和紙乃華を作りたいと考えています。
花びらだけを作る人、葉っぱだけを作る人、それを組み合わせて1本のお花にする人。自分ができるところに携わる。足りないところ、出来ないところは他の人の力を借りて、或いは貸して、みんなで作り上げる。
そうした多くの人の手がかかわった和紙乃華を、例えば、開催地の一つである鯖江市の花「つつじ」を会場に飾ったり、記念にお好きな和紙乃華をお持ち帰りいただいたりして、アスリートのみなさんに私たちの応援の気持ちを感じてもらいながら競技に臨み、実力を精一杯出していただきたいと思っています。
鯖江市の会場となるサンドーム福井。卓球競技が予定されています
私たち作り手たちの中にはなかなか会場に行くことができない人もたくさんいます。でも、この応援の気持ちをなんとか伝えたい。緊張しているであろうアスリートのみなさんの気持ちを一緒にささえたい。そう願っています。
参加されるアスリートの方たちは障害を持っており、今までさまざまな困難にあわれてこられたことと思います。
それを乗り越え、今この大会を目指して頑張っていらっしゃると思います。
一つ一つの目標をこつこつとクリアすることで、やはり同じく自信につながり、自己肯定することで伸びてきたのではないでしょうか?
和紙乃華の作り手たちも同じです。
先ほどの生徒だけではありません。何もすることがない、年をとってしまって何もできないとあきらめている高齢者の方も、出来る範囲でちょっと手を動かすだけでいいのです。
お子さんが小さくて外で働けないお母さんたちも、小刻みの時間を活用してもらえればいいのです。
材料を用意する、パーツをカットするだけでもいいのです。
自分の出来ることを出来る範囲で…そうした小さな積み重ねが、達成感と充足感につながり、次のステップへ!と気持ちが向かっていくのです。
このように様々な人が助け合うことで大きな輪ができていきます。その輪を広げて、たくさんの人の手で和紙乃華を作っていきたいと考えています。
この活動を通して、さらに和紙乃華が広がる「輪」を大きくしたいと思っています。
作り手たちの将来のためにも、もっともっと広めたいのです!
少しでも多くの方に和紙乃華を!
ぜひ、和紙乃華をご支援ください!宜しくお願いします!!
この輪をどんどん広げていきたい!!
支援金の使いみち
材料費、講師料、リターン品、FAAVO手数料
スケジュール
・FAAVO 2017年11月17日~2018年1月30日
・準備期間(製作など) 2018年2月初旬~10月初旬
・福井しあわせ元気大会 2018年10月13日~15日開催
※大会の応援のご報告は、このFAAVOのレポートにて行わせていただきます。
お返しのコースについて
・20,000円コース「【ひな祭りコース】お雛様に飾れる和紙乃華(桃の花・たちばな)」
今回ご用意するお返しの一つに「【ひな祭りコース】お雛様に飾れる和紙乃華(桃の花・たちばな)」があります。
これは、お持ちのお雛様に一緒に飾っていただけるお品です。
和紙は非常に耐久性に優れ、お雛様と同じく一生ものとなり、お雛様の持ち主である女性を見守り続けます。
桃の花とたちばなのセットとなっています。どちらも枝ものであり、枝は一本一本、葉と花びらも一枚一枚丹精込めて作り上げていきます。大変細かい作業と技が必要な逸品となっています。
・30,000円コース「五十嵐純子本人による出張ワークショップ」
このコースは、和紙乃華をプロデュースする五十嵐純子本人が、みなさまのところへお伺いする出張ワークショップです。日頃、「どうしたら教えに来ていただけますか?」「何人ぐらい集めたら教えに来てくれますか?」など、よくお問い合わせをいただいております。
なかなか本人が直接お伺いしてお教えすることはできないのですが、今回特別にコースをご用意しました。
私といろんな話をしながら和紙乃華作りを楽しみませんか?和紙乃華を取り巻く話をぜひ聞いてください。そして、みなさんのお話をぜひお聞かせください。素敵な時間をお約束します。
また、スペシャルおみやげもご用意いたします!何かは当日のお楽しみです!
※各コース詳細は「支援コース」をご覧ください。
お問い合わせ先
和紙乃華プロデューサー:五十嵐純子
Webサイト:http://www.ai-li.jp/
Facebook(越前和紙の花):https://www.facebook.com/WashiFlower/
Facebook(五十嵐純子):https://www.facebook.com/profile.php?id=100001975454564
最新の活動報告
もっと見る後の残すは一日となりました。皆様、ありがとうございます。
2018/01/29 21:50この場をお借りして、お礼を申し上げます。 鯖江ファーボで、皆様から、たくさんのご支援をいただきました。 ... 本当にありがとうございます。 期間が残すは一日となりました。 越前和紙の花(つつじ)のお花づくりをボランティアの方々に作っていただく、その材料費と講師の方々の交通費の支援の依頼です。 今回、目指すは、1000本のツツジの花を皆様に製作していただいて、会場となるサンドームに飾って、華やかな笑顔のおもてなしと、障スポ「福井しあわせ元気大会」でお帰りの際のお土産として、お持ち帰り頂くためのものです。 自然の楮、みつまた、雁皮など原料を大切に人の叡智を活かして、手間暇かけて、作られる和紙には、自然のぬくもりとともに、人のぬくもりも加わり、手にする人に豊かな心、優しい心をもたらせてくれます。 是非、今回の大会を、皆さんと一緒に盛り上げていきたいです。 写真は、今立芸術館の和紙乃華の展示会のご案内と、第一回目のツツジの花、製作のボランティアの募集になります。 飾る分は無料で製作できますが、ご自身のお持ち帰りは、材料費を300円頂くことになっています。キット制作を障害者施設の方に作っていただく費用も含まれています。チラシは500円となっていますが、訂正をさせていただきます。 今回の展示には、和紙玉作家の山田としおさん。和紙工芸作家のかとうこづえさん。お二人にも、正面玄関の半円形のホールにて、展示をいただきます。 また、私たちの展示も、関わってくださる方の多く、作り手の方から、カルチャセンターの生徒さんまで、幅広くみごたえのある展示を行わせ頂きます。 手漉き和紙のうちかかけもお借りして和装ブーケと共に飾らせて頂きます。 教室の無料、つつじ製作の依頼も少しづつ入ってきています。 鯖江青年の家の皆様や、今回の今立芸術館様、各、鯖江の公民館様で、開催も決まっています。 鯖江市外の方からのご依頼もあり、心から喜んでいるところです。 地域のサークル活動などで、是非、お手伝いください!! まだまだ、たくさんの方のご支援、ご協力を心からお待ちしています。 どうぞ、よろしくお願い申し上げます。 福井の想いでになるようなおもてなしを、大会を、是非、皆さんと盛り上げていきましょう。 もっと見る
あけましておめでとうございます。
2018/01/07 12:51あけましておめでとうございます。 東京の300年の和紙の販売をされたいらっしゃる小津和紙様の、今年初めての教室にお伺いしてきました。 未来に、伝統の和紙の素晴らしさや、その花の作り方を、長く、広く伝えて頂きたいと思っています。 静岡県から、埼玉県から、鎌倉からと、時間をかけてきてくださる、皆様の暖かいお気持ちに触れて、益々。今年も頑張りたいと思っています。 今日は、織田のメルシで花屋の務めをさせてもらいながら、後程、来て下さる方が学校で漉かれた和紙を持参して下さるのを待っています。 それは、私たち。立ち上げたばかりの(一社)日本和紙クラフト協会の会員証に使わせてもらいたいと思っている名刺サイズの和紙。 今から。、印刷屋さんにもっていき、うまく印刷が乗るか確認の上、決定したいと思います。 また、ご報告させていただきます。 宜しくお願い致します。 もっと見る
「福井しあわせ元気大会」に向けてのお花製作の第一回目が決定しました。
2017/12/20 12:57いつも応援いただきましてありがとうございます 昨日、第一回目のお花の制作場所、日程が決まりましたので、ご報告申し上げます 2月18日、福井県、越前市今立芸術館にて、来年の2018年、福井国体と合わせて障害者スポーツの大会「福井しあわせ元気大会」に向けておもてなしの和紙のお花の製作を開催させて頂きます。 2月2日~18日まで、ホールのガラスケースの中に展示させて頂けます また、18日には、無料にて、みなさまに体験教室をさせていただきます。 一つは、サンドームの会場に展示して、みなさまのおもてなしに。ご自分用には、他にキットをご用意させて頂きます。 是非、たくさんの方のご参加をお待ちしています。 もっと見る