2018/06/04 23:44

はじまりは「せと・しごと塾」

 

せとママ子育てプロジェクトは4人のメンバーです。

 

出会いは「せと・しごと塾」でした。

 

2008年。

瀬戸市主催で、~まちに「笑顔」をふやすビジネスをはじめませんか~というコンセプトのもと、地域の就業の1つの形として「起業」が創出される環境づくりを進め、地域経済の発展につなげることを目的としてして「せと・しごと塾」はスタートしました。

 

 学童期・思春期を担当する一尾は「せと・しごと塾」の一期生です。10年間のサラリーマン生活を終え、小中学生向けの学習塾を立ち上げるために入塾しました。

 

2009年。

 せと・しごと塾の二期生として、乳児担当の湯浅亜紀と水野貴久枝が入塾しました。湯浅は、ベビーマッサージで起業するために。水野は「えほんのたからばこ」という屋号で、移動図書館や絵本の貸出をする事業を起業するために入塾しました。

 

せと・しごと塾は1年でカリキュラムが終わるので、一尾と湯浅、水野が共に学んだことはありませんでしたが、「教育」というカテゴリーが同じだったため、その後、一緒に学ぶことになりました。

 

定期的に学習会を持ちながら、それぞれがそれぞれの学びを深め、経験を積んでいきました。

 

 一尾は、キャリアカウンセリングやマインドマップ、NLP、アドラー心理学、アクティブ・ブレイン(脳の活性化)などを学び、立ち上げた私塾を営みながら、瀬戸市での心理学講座や子子育て講座、また東海地区の各地の生涯学習センターや小中学校、高校、大学での講座、講演などを行うようになりました。 湯浅は、ベビーマッサージの普及に力をいれつつ、温熱療法イトオテルミーを学び、赤ちゃんも大人も癒せる技術を身に付けました。また、ママ向けのイベントを定期的に開催し、最大1000人規模のママイベントの主催も行いました。また、子育て支援のNPOで講師を担当したり、地域力向上委員会の立ち上げに関わったり、託児ボランティアをしたり、放課後デイケアで子どもたちと関わったりして、地域の発展に貢献してきました。

 水野は、「えほんのたからばこ」を活動するなか、「育脳」と出会い、日本に6人しかいない育脳インストラクターとなりました。その後も地域の行事に参加したり、PTAとして地域を盛り上げたり、育脳インストラクターとして多くの講演や講座を行い、3000人以上の親子に子育てについて大切な事や「育脳」について伝えてきました。

 

 

 時は流れて2017年。3人の子どもも中学生になり、子育ても次のステージへ。そんなときに幼児担当の吉田しのぶと一尾が出会います。

 

 吉田は、大手英会話教室の講師を12年勤め、2013年9月瀬戸市の自宅で親子英会話教室をスタート。2年で満員となる人気の英会話教室に。2016年には、外国人講師や日本人講師を加え、自宅を改築し、拡大するものの、すぐに満員。楽しいレッスンとしっかりとした教育観があることで定評を得ていました。

 また、地元瀬戸市の子どもたちの役に立つようなチャリティイベントを開催し、年100名を越える参加者でにぎわっていました。持ち前の行動力で、さらなるステップアップを考えていたときに、友人の紹介で一尾の講座を見つけて、直接連絡してきたのが出会いです。

昔は英会話教室をやりたいと思っていた一尾だったので、吉田のやっていることにとても興味を魅かれました。いろいろ話していくうちに、目指す教育の方向性が同じだったので、ぜひ一緒に学びましょう!ということで、いろいろと一緒に学び始めました。

 

それぞれがそれぞれの専門の場所で経験と知識を培ってきました。

 

そして、瀬戸市以外のいろいろな場所でもご縁をいただきました。

そんななかで、改めて瀬戸市の子育てに関する講座を調べてみたところ、以下の3つがない!ということがわかりました。

 

・定期的、継続的な子育て講座がない。

・学童期、思春期のそれぞれに発達段階に合わせた講座がない。

・無料の託児付き子育て講座が少ない。

 

そして、4人とも瀬戸市民。そこに課題があるならば、自分たちが当事者意識を持って取り組まなきゃね、ということになり、協力して、市民団体「せとママ子育てプロジェクト」と立ち上げることとなりました。