2015/05/28 05:06
みなさんおはようございます
非営利活動団体とびらの大向克明です。
今日も子どもの居場所とラジオ局の関係について、レポートします!
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まず、ツールとしてのラジオについては、先日ご説明させていただいた通りです!
ラジオを使えば、人前に立つと緊張する人や、自分の言いたいことを伝えるのが苦手な人でも、自分の考えを舞台に立って皆の前でプレゼンをするより、効果的に発信することができると。
この前提で話を進めさせていただきたいと思います!
まず、子どもたちの居場所を確保するために必要なものは何か?
これは大向個人の考えではありますが、
安定した子どもたちの居場所を社会的に確保していくためには
1段階・・・とりあえず居場所となりそうな空間に子どもを連れてくる
2段階・・・自分の居場所となりそうな空間を子どもが自ら選択できるようにする
3段階・・・必要に応じて、自分の居場所となる空間を、子どもが自分自身創れるようになる
4段階・・・お互いが認め合い、誰もが個性を発揮できるような空間を、子どもたちだけで創れるようになる。
というステップで、踏んでいくべきであると考えています。
おそらくこの中で、
1,2段階では福祉、3,4段階では教育としての要素が強く、
それぞれの段階に適した関わりが求められてきます。
今までとびらでは、
1,2の段階の子ども達に対して、学習支援や居場所作りをしてきました。
というか、正直な話、1,2段階の解決なんて、誰でもできるわけです。
子どもたちを呼んで、とりあえず話を聞いて、
そして、その子どもが興味を持ちそうなスポットを紹介するだけで、
子ども達はわりと自分から動いていきます。
でも、3,4段階については、簡単ではありません。
なぜなら、
子どもの個性を引き出すという行為は、
話を聞きつつ適した質問をするだけで、実現することができますが、
子どもたちが自分で個性を出していくためには
(1) 自分の個性について理解したうえで、良いところも悪いとこも受け入れる自己受容
(2) コミュニケーションのなかで、他者と折り合いをつかながら、自分の個性を出す技術
の二つが重要になってくるからです。
これらの能力は子どもたちがいろいろな体験をするなかで、
自分と向き合い、自分を認め、
そして自分を真に理解した時に初めて身に付く力で、
決して人から教えてもらうものではありません。
そこで、大向がこの能力を身につけるための教育をするうえで、非常に効果的なツールとなり得ると考えているのがラジオです。
まず、子どもたちがラジオを使って自分たちの事を発信しようとするなかで、
自分の個性を引き出す経験を積み、自分の理解につなげる。
そしてラジオを使って、本格的にメディアとして自分の情報を発信する学習をしていく中で、メディアリテラシーの学び、
つまり、他人が発信する情報について考え、
その真偽、本心を汲み取ろうとするという経験をすることで、
他者の個性、価値観を理解する経験とする。
そしてそれが相乗効果で自分の理解につながる。
とのように、ラジオをツールとした教育を行うことで、
子どもたちが自分自身で居場所を作れるようになると
大向は強く確信しております。
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いかがでしょうか?
今回お話しさせていただいたことが、
大向が子どもの居場所とラジオ局が一緒になった
コミュニティーハウスを作ろうと踏み切れた
一番大きなポイントです。
「こんなコミュニティーハウスがあれば、
子どもたちは自分の居場所を創れるようになる」
と。
以上です。
ということで、今日はこのくらいで・・・
ではでは、またの投稿をお楽しみに!