2015/04/17 05:44
おはようございます!
非営利活動団体とびらの大向です。
今日も元気に言っちゃいます!
今回は、前回の投稿で紹介だけして詳細を説明してなかった
非営利活動団体のもう一つの理念
「若者たちに体験と異交流を」についてご説明させて頂きます。
現在とびらには、下は9歳上は63歳まで、幅広い層の
約30名程度のボランティアさんが参加をしてくれています。
実はこの現状、設立当初のとびらの想像とは、
はるかにかけ離れた状況になっています。笑
とびらの設立の原点は5年前、学生だった大向を中心に
学生サークルを立ち上げた所にあります。
当時、学校の教員を志望し、愛媛大学に入学した大向は、
大学の授業のカリキュラムを聞き衝撃を受けました。
教育学部以外の学部の教員養成課程では、
最長4週間の教育実習と2日、5日の介護等体験
4年間で合計30日にも満たない程度しか、子どもと関わる機会がなく、
あとは座学で教育について学ぶというのです。
大向はこれを聞き、一つの疑念を抱きました。
「本当に4年間大学で勉強するだけで、
教育力を付ける事が出来るのか?」と。
そして時間が経つうちに、確信に変わりました。
「大学の授業を向けているだけじゃ、
人より優れた教育者になることは不可能だ」と。
それから、紆余曲折があった後、同じような志を持つ仲間ー
知識だけではなく実践力を付け、
教育現場で即戦力になるような教員になりたいー
そんなことを考える学生を集め、
積極的に教育ボランティアを行おうという構想を考えました。
つまり、教員を目指す学生が、子どもたちに学習支援を行うことで、
子どもたちには笑顔と居場所を
若 者 たちには体験と異交流を
ということで、困った子どもと教育者の卵が
win-winな関係を結べるような活動をしようと
大学サークルを立ち上げました。
そして、卒業が近付き、
このような活動を自分のライフワークにしようと考え、
大学サークルから独立し、NPO化したものが
現在の非営利活動団体とびらです。
NPOになってから大きく変わったことは、
教育者を養成するだけでなく、
社会課題に取り組もうという志を持つ
地域の人を育てようと、活動目的が広義化したことです。
いわゆる一般的に、不登校、虐待、いじめ、ひきこもり、非行等
問題視されるような個性を抱える子どもに対し、
そういった子どもが心を開きやすいように、
教育の専門家を育てることも大切ですが、
そうではなく、地域で生活する、教育と関係ない人でも、
「自分たちの地域にも苦しんでいる子どもが居る」
という事を知ってもらい、
子どもや学校の問題として、悪と決め付けるのではなく、
地域でどうやって、そういった子ども達を受け入れ、
挫折や失敗をしてしまった子どもでも、
いかにそこから成長することが出来る環境が作れるかが
これからの日本に必要になってくると。
そういった啓発活動を行う必要があると。
そのような理由で活動目的が広義化し、
様々な世代、価値観、目的を持つ方に
ボランティアとして参加してもらい
我々の捕らえる社会課題をより多くの人に知ってもらおうと
そういった体験、異交流に
誰でも気軽に参加できる環境を作ろうと決意しました。
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いかがでしょうか?
これがとびらの根幹になる、地域に対する熱い気持ちです。
今回のコミュニティーハウスは、
この理念を実現するための拠点として、
役立つものにすることができます。
様々な志を持つ者が集い、
自分の見る社会の課題、夢を語り
それを皆で共有することで、
目を背けてはいけない地域の現実を知り、
そこからどうやって解決するかと
様々の世代の人が手を取り合って活動をする
きっかけになる場所にしたいと考えております。
長くなりましたが、今日はここまで、
大向は口ベタで、どうも想いを語ると長くなってしまうのですが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
また、そのうち更新させて頂きます!