障がい者専門求人情報誌「助っ人」徳島新聞に掲載されました。
現在、11月の後半から本格的に求人情報誌「助っ人」のご案内が出来るようになってきました。
また、この度新聞にも掲載されました。
今回の求人情報誌については、「企業×福祉施設」を中心に考えています。
障害者雇用については、さらに深めていきたい分野ですが、徳島で今行うべきことは、まずは企業は福祉施設の事を知る事。福祉施設は企業の現状を知る事だと思っています。
企業は、障害者雇用の前に、実習生の受け入れをしたり、委託作業等をお願いしたりするなど、まずはきっかけ作りが必要だと思っています。
いろんな方とお話する機会が多くなっていますが、一番多い質問は「障がい者の方は何が出来るの?」です。これは、障がい者お仕事発掘イベント「助っ人祭」で行ったように彼らが出来る事、実行していることをもっと発信していく必要があります。最近は、森本自身ラジオなどにも出して頂いたりと、メディアを通じて彼らの出来る事を発信し、「清掃」以外の職種や仕事をもっと発掘していく必要があると思っています。
最近では、介護現場で助っ人として働いている方ともよく話をします(10月から介護現場にて採用)
デイサービスにて余暇の時間を一緒に過ごしたり、レクリエーション等に参加したりしています。
介護現場では、人手不足により、排せつ支援などが中心となり、日常の会話等が減り、ゆとりがない状態です。そんなときに、彼らの出来る事を活かすことは可能だと思っています。人とのコミュニケーション。人手不足のよる現場の「助っ人」。上記のようにレクリエーションに参加したりと、出来る事と人手不足をマッチングすれば、たくさんの障がい者の方が助っ人として活躍する人も増えてくると思っています。
求人情報誌を発行するにあたり、経営者や人事の方と話す機会が増え、人手不足だから「外国人労働」を受け入れするために動いていると聞いたりします。否定はしませんが、外国人労働を行うために、現地の視察に行ったり、従業員が外国語の勉強したり・・・。
これを障害者の分野に置き換えると・・・。企業と福祉施設の接点が徳島においては少ないのではないかと感じつつあります。
「企業×福祉施設」との関係がうまくいくと、自然と雇用が促進されると思っています。コミュニケーションが苦手と言われがちの障がい者ですが、日本語は理解できるし、人事担当の方などが福祉施設に視察に行ったり、障害について福祉施設現場で学ぶことが出来れば、雇用はもっと可能性が広がると思います。
話しは求人情報誌に戻りますが、発行は、1月16日・17日あたりになるのではないかと思っています。発行後、郵送にて送らせて頂きたいと思っています。また、次回は4月頃に2冊目の発行を考えています。(2冊目の郵送予定は今のところありません)
2冊目の発行は、もう少し突っ込んだ内容等を考えています。就労系の事業所(就労継続支援A・B型・就労移行支援等)では、就職率が1%(全国的に)と言われている現状です。彼らが就職する確率って、本当に1%なんでしょうか・・・。福祉施設も、今考えるときが来ているのではと思っています。企業は、経営で潰れていく企業もたくさんあります。福祉施設は、潰れていく事はほとんどない(A型はありますが)。この1%の数値を、徳島県でもっと上げるために、やるべきことをやっていく。誰の為に仕事なのかも訴えかけていきたいと思っています。
また「働く事」だけではなく、徳島では「通勤」で就職を諦めている方もいます(現場では働く力があるが、通勤手段の確保が出来てなかったり、習得できてなかったり)。ここも、近い将来環境を整え、彼らの可能性を広げていきたいと思っています。