「新型コロナウイルスの影響に関する 生産活動・利用者工賃実態調査(きょうされん調べ) 」と題しまして、全国の障がい福祉施設が新型コロナウイルスにより受けた売上に関する調査結果が公表されました。
●8割以上の施設で減収
●作業収入の回復、見通しがたたず
●工賃、平均4,000円程度減額
等々・・・・全国の厳しい現状がよく分かる資料です。ぜひご一読ください。
終息の目途どころか、第二波とも受け取れかねない連日の新規感染者数の増加傾向に心が折れそうになってしまいます。そもそも、障がいを持つ人たちのうちA型事業所、B型事業所と呼ばれる就業支援施設や日中活動支援施設に通う人たちが手にする賃金は以下のように低い水準を保っています。
A型事業所・・・76,887円/月(平成30年度全国平均)
B型事業所・・・16,118円/月(平成30年度全国平均)
※厚生労働省調べ
新型コロナウイルスの影響が長引けば、この賃金を守るどころか施設の存続も危ぶまれる。というか、もう厳しい施設もあるのではないか・・・そうなったら、拠り所でもあり働き場所でもある施設という行き場を失った障がい者はどうするのか。長い長い戦いになりそうです。