プロジェクトオーナーの上田です。
「障がい者の工賃を守りたい!」にご支援いただいた皆様ありがとうございます。
当プロジェクトに参加した施設からのお礼が届きましたのでお知らせいたします。今回は、NPO法人自立応援団、就労支援センターくまもとの福島さんから届いたメッセージを掲載いたします。
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令和2年10月吉日
クラウドファンディングご協力の皆様
「新型コロナウイルスで仕事がなくなった障害者の生活を守りたい!」へのお礼
きょうされん熊本支部
支部長 福島 貴志
仲秋の候、ますますご清祥のこととお喜び申しあげます。この度は、「新型コロナウイルスで仕事がなくなった障害者の生活を守りたい」クラウドファンディングに多額のご寄付を頂き、誠にありがとうございます。
きょうされん熊本支部は、障害者の就労支援活動や暮らしを守る活動を行っている事業所の集まりです。本年3月~4月にかけてコロナ禍における影響調査を行ったところ、約半数の事業所の企業からの委託事業が減ったこと。更に、事業所自主製品の販売も80%の事業所の減少が明らかになり、事業所によっては、売上げ0円のところもございました。
障害当事者の一月工賃は、熊本県平均15,100円(平成30年度)の状況の中、今年度の工賃は減少する事が想定されます。私たちは、少しでもその工賃に対しての影響を減らす為に、今回のプロジェクトを行いました。今回は10事業所の参加となりましたが、社会に対して大きな発信をするきっかけとなりました。
熊本県では、コロナウイルス感染状況として、危険リスクレベル4の状況が続き、出口が見えない闘いが続いています。新たな生活様式における障害者の仕事づくりが急務となっています。
障害者団体「きょうされん」の地域生活実態調査(1万4745人が回答)では、障害者の81.6%は年収122万円以下で、98.1%が年収200万円以下であることが、2016年に発表されました。その結果、多くの障害者が生活保護を頼らないと暮らしていけない現状でもあります。
私たちは、今後も障害当事者に寄り添った支援を通して、普通の生活をおくれる社会実現を目指して今後も活動を行ってまいりたいと思います。昨今の社会情勢は、成果主義が求められる事から、どうしても障害者は区別された形で扱われる場面が多々あります。その最たるものは、「津久井やまゆり園事件」なのかもしれません。今回、ご寄付頂いた皆様の想いは、一人一人の障害当事者の力になりました。今後とも私たちの活動を応援頂き、様々な形で、障害があってもなくても共に生きる共生社会実現に向かって、この活動の広がりを祈念しています。
この度は、本当にありがとうございました。皆様方の益々のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
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【プロジェクトオーナーからの一言コメント】
NPO法人自立応援団 就労支援センター熊本の福島さんは、私たちも加盟している「きょうされん」という団体の熊本支部長をされていらっしゃいます。現在、就労支援センター熊本さんでは一般企業の商品を梱包する商品箱などの組み立て・検品などをされています。
毎日とてもお忙しくされていらっしゃると思うのですが、障がいを持っている人がどうしたら安心して暮らせるのか?困った人がいないだろうか?いつもアンテナを張って、時には助言をしてくださりプロジェクトの成功のために手助けをしてくださいました。