『グローバル化は小さな一歩から』 田中夏生さん
自己紹介
カナダ留学→大使館勤務→ITベンチャー→金沢にて英会話教室を起業。今は金沢、東京、ベトナムで教育に関係する事業と非営利の活動を行なっています。
なぜめだかに参画したか。
金沢では「金沢」という街をもっと魅力ある街、暮らす場所としてよきコミュニティに育てていこうと集まった若者のお手伝いをしたいと思いました。
わたしが東京やベトナム行く理由はやはりそこにいる「人」に会いたいからだと思う。東京の繁華街の夜やベトナムの都市部のカオス具合に魅力は感じない。が、そこに暮らす人が生み出すエネルギーに触れることは自分が前を進むには必要な活力を与えてくれるものだと感じるし、東京でわたしが会う人たちはもういい年のおっさん、おばさんなんだけど、未だに若かりし頃と同様、いろんなことにもがきながら、なんか面白いことやってやろうって思っている人たちでもある。
金沢という街に失望感がなんだか大きくなってきたときに、めだかの若い子達と出会った。あら、こんな子たち金沢にもいたの?とちょっとびっくりしたと同時に嬉しくもなる。
彼らの周りにはよいエネルギーが満ち溢れていて、何か引き寄せられるものがある。
それは先月聞いた石破茂さんのお話にもつながるのだけど、このままだと地域はだめになっちゃうから、まずは動こう、始めようとするエネルギー。一緒に変えて行こうよ、という若い子達からの声かけ。
観光に力を入れていたベネチアに暮らす人がものすごく減ったという記事を読んだ。東山の宇田須神社のすぐそばに住んでいた親戚も家を売るらしい。あの街はそこに住む人がいるからこそ、魅力がある街なのに。
観光は金沢にとっては大事な産業だ。でもやっぱりおいしい食べ物だけがあったって、作る人がいないと成り立たない。漁をする人がいて、お米を作る人がいて、それを売る人がいて、そしてお寿司として握る人がいて、初めてみんなが羨ましがる金沢の寿司はできるんだなぁ。
だから結局のところ人が街をやはり作るのだと思う。
この活動は金沢に暮らす人々のwell beingに焦点をあてた活動。そして共に活動していきましょう、というのが今回のイベントの大きな目的だと感じます。
ぜひイベントにご参加ください。
若者が多いイベントですが、おばさんも1名いますので心細くはないかとは思います。