ご支援、ご参加お待ちしております!
応援ありがとうございます「めだか」発足です!
▲運営メンバー柚寛也さんが経営するCafe MOKUで運営会議(Cafe MOKU HP)
華岡は上段の右から2番目
こんにちは、医師一年目の華岡 晃生(はなおか こうせい)と申します。
前回のクラウドファンディング(以下、クラファン)では、無事、運営メンバーを募ることが出来ました。
応援して下さった皆様、誠にありがとうございました。
-「めだか」発足-
我々の団体はMedical Academy Kanazawaを略して「めだか」と名付け今後活動します。
第一回「人生の授業」開催決定!
-人生の授業を開催する目的-
○めだかの存在を知ってもらう
○Well-beingなヒトを増やすために
1.地域のつながりを育む
2.挑戦を促す文化を醸成
-対象-
○一歩をなかなか一人では踏み出すことが出来ていないヒト
○刺激を求めているヒト
○学生
-内容-
概要:対話式のワークショップを通じて多種多様な価値観に触れ、個人の心の中に眠っている想いにざわつきが生まれることを目的にしています。挑戦の一つの手段としてクラファンを提示します。最後に河上さんの講演会により機運を高め、明日の一歩へと踏み出します。
1.ワールドカフェ形式のワークショップ
目的:多種多様な価値観に触れ、わくわく感を生み出す。
方法:1グループ5-6人で30分間の議論をしあい、それを別の人々と3ラウンド行います。
2.クラファンについて
市野寿宗(いちの ひろむ)さん (市野さんのクラファン)
3.「挑戦すべき理由」
河上伸之輔さん講演会 ( 河上伸之輔オフィシャルサイト)
〜河上伸之輔さんプロフィール〜
1981年京都市出身。2003年滋賀大学卒業後、岡三証券入社。2008年岡三証券退職。不動産投資で経済的自由を手に入れる。畠経営スターシップホールディングス取締役に就任し、M&A・事業再生を手がける。2011年、畠経営を退職し、セミリタイア。東南アジアを放浪し、「本当の幸せとは何だろうか」と深く考える。人生のミッションを「起業家支援」に定め、2012年シナジーコンサルティング株式会社設立、代表取締役就任。不動産運用から得られる家賃収入を財源とし、起業家支援に取り組む。2014年株式会社グランタス(世界で2番目においしい焼きたてメロンパンアイス)設立、代表取締役就任。2017年8月、FAAVO石川エリアオーナー就任。その他、7社の役員に就き、10社以上に出資。
<タイムスケジュール>
13:00-14:30 ワールドカフェ形式
14:30-14:40 休憩
14:40-15:00 「クラウドファンディングとは」市野寿宗さん
15:00-16:30 「挑戦すべき理由」河上伸之輔さん
-日程・詳細-
日時:11月25日(日) 13:00-17:00
場所:金沢学生のまち市民交流館 交流ホール(石川県金沢市片町2丁目5−17)
めだかの理念
-Well-beingとは-
「健康とは病気でないとか、弱っていないということでなく肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも全てが満たされた状態である。」と世界保健機構で定義されています。
「人間」という人の間を生きる存在にとって、身体的かつ精神的健康が満たされることは必ずしも幸せな状態とは言えません。
社会における自分の役割を果たしたり、生きがいを発揮して初めて幸せを感じることができるでしょう。
つまり、Well-beingとは健康且つ幸せな状態です。
めだかとして、Well-beingなヒトを増やすというVisionのもと、社会の課題に立ち向かいます。
理念の背景
-ハワイでの患者さんからの学び・気づき-
私は、医学生時代にハワイ、台湾に臨床留学しました。
社会が変わると患者さんの様相も変化して見えました。
特に印象に残っているのは退役軍人、現在無職の34歳男性です。
その方は、以下のような社会的問題を抱えていました。
・無職
・片親
・中卒
・違法ドラッグユーザー
・社会的サポートはほぼなし
彼は熱が出たことを訴え、私の実習をしていた病院に来院しました。
その患者の身体的病気を治すことは造作もないことです。
しかし、その方が持っている生活習慣病や抱えている社会的問題を根本的に解決することは医師としては難しいです。
対症療法しかできません。
彼らの社会的問題が生活習慣病や種々の病気を引き起こしているのは、医学生の私にさえ明白でした。
同時に、無力感を感じました。
-社会的健康に対する関心の芽生え-
このような問題は、対岸の火事ではありません。
日本でもまさに起こっています。
所得、教育、社会的地位勾配、孤立、労働環境、生活環境
様々な社会的な問題が個人間の健康格差を生むのです。
このきっかけから、病気を引き起こす社会に興味・関心が深まり、健康への社会的アプローチを考えるようになりました。
-めだかの学校-
(iStock by Getty Images)
めだかの語源である「目高」に因んで、金沢の行く末を見据えた我々の活動の先にみなさんの健康が訪れることを祈っています。
また、理念を全体で共有し「めだかの学校」としてメンバー各人が興味関心のあることに芽を出し、成長できるコミュニティを目指しています。
何故、河上さんの講演会を開催するのか?
-河上さんとの出会い-
私が医学部6年生のときに、医療をもっと身近に感じられる場、具体的に住民、医療者、医学生が気軽に交流できる空間を作りたいと思い、コワーキングスペースのシナジースペースを運営されている河上さんのもとを訪れました。
その際に、私の想いに共感して下さり「やってみなよ」と背中を押してくださいました。
場を持つこと自体がリスクなので、コミュニティ形成からプロジェクトを進めてみたらよいとアドバイスもいただき、現在に至りました。
-河上さんに共感した点-
わたしの1番の関心は「人々の幸せや健康」です。
そして、社会的健康へのアプローチによりWell-beingなヒトが増えることを目指しています。
河上さんが「誰もが挑戦できる社会を作る」というミッションのもと持続可能な開発目標(SDGs : Sustainable Development Goals)を掲げ、金沢への貢献や金沢住人の幸せを目指している点に私の目指すものが重なり、最も共感しました。
-挑戦のバトンを繋ぐ-
私が貰った挑戦のバトンを皆さまにも是非とも受けとって頂きたいと考えました。
ヒトは案外、誰かに応援の一言を貰う、そんな些細なきっかけで一歩を踏み出せるのかもしれません。
皆さんもこの講演会に参加することで一歩を踏み出してみませんか?
今回、クラファンを用いる理由
(iStock by Getty Images)
クラファンを用いる理由は、2つあります。
-つながりを生む-
1つ目は、クラファンは挑戦のバトンをつなぐ手段として優れていることです。
私の個人の繋がりを超えて、素晴らしい出会いに恵まれました。
今回も、めだかや講演会を通じて多くの方々にお会いできるのを楽しみにしています。
-挑戦を育む-
2つ目は、クラファンは個人や団体の挑戦の手段として魅力的です。
そして、この講演会を通じて、金沢での挑戦が生まれていくと考えています。
講演会の狙い
(photos by KENICHI)
-人間は社会的存在である-
千葉大学予防医学センター近藤克則教授らのJAGES(Japan Gerontological Evaluation Study)プロジェクトにより、
目に見えない、地域のつながりや社会参加・参画が健康に良い影響を与えること
が明らかになっています。
また、社会から孤立した人はうつ病の有病率や自殺率が高いという結果がいくつもの論文で示されています。
ギリシャの哲学者アリストテレスは著書「国家」で「人間は社会的存在である」と述べています。
-郷土愛や金沢のローカリティを深めることで顕れる幸福-
人間以外の動物もコミュニティを形成しますが、「郷土愛」や「地域貢献」といった概念は人間特有であり、人間の尊厳に関わることだと考えます。
つまり、地域のつながりや挑戦がWell-beingな状態へとつながると考えます。
-金沢への貢献が自らも他人も幸せにする-
我々の活動が金沢住人を元気にし、各人の幸福につながります。
幸福が人に伝染し、人から人へ。
人から地域へ。
地域から日本へと伝わり、
この講演会が、幸せの相乗効果を生み出すものになるよう
運営メンバー一同、努力して参ります。
支援金の使い道
広告費(チラシ)
運営会議の際の雑費(付箋、マーカー、模造紙)
ワークショップの雑費(付箋、マーカー、模造紙、名札など)
お問い合わせ
【団体名】めだか
【担当者】華岡 晃生(はなおか こうせい)
【メールアドレス】koseihana2525@gmail.com
【facebook】めだか
クレジットカード・コンビニ決済以外の支援方法
現金や銀行振込など、クレジットカード・コンビニ利用以外でのご支援方法を希望される方は、個別に対応させて頂きます。
下記アドレスまでメールにてご連絡ください。折り返し手順についてご案内させていただきます。
★Email【koseihana2525@gmail.com】
※1 ご連絡頂く際は、件名に"【人生の授業】支援方法について"とご記入下さい。
また、本文中には下記情報を必ずご明記下さいますようお願い致します。
【必須記載事項】
・お名前
・電話番号
・メールアドレス
・ご支援金額
・ご希望のリターン品
※2 銀行振込の場合、振り込み手数料につきましては支援者さまにご負担頂きます。ご了承くださいませ。
その他、会員登録、クレジットカード・コンビニでのご支援方法につきましてご不明点ございましたら、お手数ですが上記メールアドレスまでご連絡下さい。どうぞ宜しく御願い致します。
最新の活動報告
もっと見る『人生の授業の目指すところ』
2018/11/18 17:51『人生の授業の目指すところ』 河上伸之輔さんとの出会いは、2017年12月頃。地域住民・医療系学生・美大生・医者が関わり、交流できるやすらぎの場を作りたいと想いを持っていました。何か良いアイデアがないかと奔走していた時にシナジースペースを運営されているシナジーコンサルティング株式会社・代表取締役の河上さんをご紹介頂き、初めて河上さんの下を訪れました。このアイデアに共感して下さり、実際にいきなり場を持つことはリスクだからコミュニティ形成からスタートしてみればよいとアドバイスを頂きました。 そして、人生の授業が動き始めたのは2018年4月にシナジーコンサルティング株式会社faavoクラウドファンディング(以下、クラファン)担当の市野寿宗さんが主催されるクラファン説明会に参加したことがきっかけでした。そこで「人生の授業」というコンセプトで「正解か失敗、単純にと×」ではなく、子供も大人も垣根無く「人生を生き抜く知恵」を学び・教え合う参加型の講演会を定期開催したい旨を市野さんに持ち込みました。 市野さんは2言で「いいですね。」「是非、やりましょう。」その2言が無ければ、人生の授業の企画は動き始めていなかっただろうと思います。人は案外、共感や、些細な応援の一言で動きだせるのかもしれません。その一言があるのか、ないのかの違いは極めて大きい。 ここ数日、自分の考えを拙い文章で書きました。めだか(MEDAKA : medical academy kanazawa)のVisionは「健康でかつ幸福なヒトで溢れる社会」を金沢住民である皆さんと作り上げていくことです。「人生の授業」では、それを実現するために、個人と社会を繋ぐ役割を担いたいと考えています。 このクラファンは残すところ約1日となりました。最後まで皆さんのご支援・ご参加をお待ちしております。よろしくお願い申し上げます。 もっと見る
『少子高齢化による若手働き手世代の減少×子供の貧困率』
2018/11/18 17:49この記事も2日前に出す予定でしたものです。。 『少子高齢化による若手働き手世代の減少×子供の貧困率』 日本、いや金沢にも子供の貧困があるのか!そう衝撃が走りました。金沢市子育て実態調査で「生活困難世帯で衣食買えず29%」の大見出しが、胸の中にざわめきを起こし、今もまだうねりが止まりません。このデータを表面的にしかまだ吟味できていないので、批判的に意見するのは若干憚られるのですが、少なからずこのような問題が、この我々が住んでいる金沢で正に起こっていることに驚愕です。 更に、日本のデータを調べてみました。厚生労働省の「国民生活基礎調査」として貧困率というデータが公表されています。17歳以下の子どもを対象とした「子どもの貧困率」は2015年で13.9%、7人に1人の子どもが貧困に陥っている状況です。ひとり親世帯(子どもがいる現役世代のうちの大人がひとりの世帯)の貧困率は50.8%(2015年)と半数を超えている。大人が二人以上いる世帯では10.7%(2015年)とひとり親世代とはかなりの開きがあります。そして、日本の貧困率の高さを国際的に比較すると、米国(16.8%、2015年OECDより)に次いでG7(フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ)中ワースト2位です。さらに、ひとり親世帯ではOECD加盟国35カ国中ワースト1位になっています。良くわかりませんが、事態は私がそして我々が思っているよりも深刻そう。それは金沢に留まらず日本全国で。 話は少し飛んで、最近では、消費税を8%から10%に引き上げる動きが見られています。それは社会保障費膨大に伴い、「国民皆保険」や「介護保険制度」、「年金」を維持するためでしょうか。消費税を1%引き上げると税収は約2兆円増えると言われています。ただ、2025年には医療や介護に必要な金額は現在より20兆円以上増加するとも言われています。これも全然足りないじゃないか。 それに加えて、超超高齢化社会(65歳以上の割合が21%で超高齢化社会、日本は2017年10月で27.7%)が訪れています。高齢化社会は訪れますが、高齢者の絶対数というのは頭打ちで、実際は若い世代の絶対数が減少し、相対的に高齢化率が今後上昇していく予想です。 ここで、わたしが本当に危機迫るものだと感じるのが、「少子高齢化による若手働き手世代の減少×子供の貧困率」です。わたしの関心はあくまで個人や社会の「健康と幸福」です。子供の貧困と健康状態というのはよく結びついた事柄で、子供時代の貧困という環境が不健康への大きなリスクになります。ここを詳しく書くのは長くなりすぎるので割愛しますが、両者の掛け算によって生まれる日本の未来、そして金沢の未来は一体どんなものでしょう。 まだ、踏み留まれる。そう願いたい。 参考貧困率は、収入などから税金や社会保障費などを引いた「等価可処分所得(世帯の可処分所得を世帯員数の平方根で割った数値)」の中央値の半分未満しかない人の割合のこと。等価可処分所得(以下、可処分所得)の中央値は、年間245万円(2015年)。つまり年間122万円未満の可処分所得しかない世帯を相対的貧困層、その割合を貧困率と定義しています。 写真は2017年5月 台南 烏山頭ダムにて八田與一先生像と もっと見る
『社会的健康と未病への挑戦』
2018/11/18 17:47クラファン終了4日前に投稿するレポートを個人FBに投稿して、こちらにし忘れる失態。。 いまさらですが。 『社会的健康と未病への挑戦』 約2000年前に出版された中国最古の医学書『黄帝内経』によると「聖人(名医)は未病を治す。」と書かれています。つまり、病気になってからではなく、病気になる前(未病)の治療こそが重要であるということです。この考え方はまさに予防医学の原点です。 予防医学という言葉は良く知られています。野菜中心の生活、運動、節酒、体重減量、塩分は控える、納豆食べたら健康?乳酸菌が免疫に効く?みんな何となく知っています。実際に、喫煙をなくせば肺がんはほとんど全て予防でき、がんの3分の1が食事で予防できるとも言われています。心臓病もただ発作を待って治療するよりも、生活習慣で予防したい、脳卒中も食事と高血圧治療で予防すべきものです。ですが、こんなこと何百回と言われても極々一部の人以外の生活は変わらないでしょう。 問題はそこではないのかもしれない。もっと深層にあるのだと沸々と実感してきたのは医学部6年生の時でした。医学部6年生の時に台湾・ハワイの病院に計2ヵ月間臨床実習を行った際に、社会が変わると患者さんの見え方が変わってきました。衝撃的だったのは、ハワイで出会った34歳の退役軍人、シェルター暮らし、無職、うつ病の男性です。高血圧や糖尿病の生活習慣病も同時に抱えていました。蜂窩織炎という皮膚感染症で入院し、それ自体は抗菌薬で造作もなく治すことができました。暗い顔でトボトボと病院を後にする彼の後姿を眺めながら何かがスッキリとしない気持ちを覚えました。今回の身体疾患然り、うつ病の温床である社会に戻っていくことに対して疑念が生じたのです。 精神疾患のある人の平均余命は、それが無い人と比較して10年~20年ほど短いという研究結果があります。こころの問題は、身体の問題や死へと多大な影響を与えます。更に、心の問題は、人々が生まれ、育ち、暮らし、働き、老いる環境に依存します。つまり、社会です。 世界保健機構によると、健康は「身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であり、たんに病気あるいは虚弱でないことではない」と定義されています。ここでも「社会的健康」が健康の要素として組み込まれています。「聖人(名医)は未病を治す。」を本気で実践しようとする場合は、食事、運動はもちろんですが、それを動機付ける精神、そしてその基盤となる社会にまでフォーカスを当てる必要があります。 みなさんはこの例に挙げた方が「自己責任」で病気になったと思いますか?私は思えません。確かに、少々極端な例かもしれません。しかし、この事実は日本も対岸の火事ではないと考えます。その話はまた後日に。 もっと見る