チャレンジ9日目・19時です
吹上ワンダーマップ10レポート配信のお時間がやって参りました。
昨日に引き続き吹上ワンダーマップの沿革をご紹介させていただきます。
沿革のご紹介は本日が最終回となります。
第9回 吹上ワンダーマップ(2017)
「フキアゲームの開発」
吹上町をモチーフにした様々なゲームを開発しました。
①ゲーム(ルール、遊び方)の提案。
②遊具(おもちゃやカード等)の制作。
③コンピューターゲームの開発。
の3つのカテゴリーで、遊ぶことで吹上町に興味を持ったり、吹上町の情報を得ることができる様々なゲームを開発しました。
「福田石油ゲーム」「お揚げを吹く、吹揚げゲーム」「野首おじちゃんトランプ」「野首おばちゃんトランプ」「吹上町の地名をっぽく言うゲーム」「船木神社の模型船積み木」「吹上る俳句」「スマートフォン用のゲームアプリ」「吹上ーむRPG」etc。20種類以上のゲームを開発し、メイン会場で展示し、来場者に試遊していただきました。
※フキアゲーム(アプリ版)をプレイする小学生。
※野首おじちゃんトランプ(数字のないトランプですが様々な遊びができます)。
http://wander-map.jp/card/play.html
なぜゲームを開発したのか?
吹上ワンダーマップには毎回多くの子供たちが遊びに来てくれます。メイン会場や町内各地に配置されたサテライト会場には全国から集まったアーティストの様々な作品が展示されているのですが、子供達はその作品よりも各会場に設置されているスタンプを集めるスタンプラリーの方に興味を示してしまっていました。2016年に参加アーティストから「ちゃんと作品を観てほしいからスタンプラリーを廃止してほしい」との要望がありましたが、それを聞いていた地域の方から「子供達(特に小学生)は吹上ワンダーマップのスタンプラリーをとても楽しみにしているから継続してほしい」との声をいただき、それならスタンプラリーを止めるのではなく、スタンプラリーに負けない作品をアーティストの方が創らなければいけないという結論に辿り着きました。
どのような作品だったら子供達に楽しんでもらえるのか?そう考えた時に、観るだけの作品ではなく「触れるもの」「遊べるもの」だったら子供達にも興味をもってもらえるのでは?と考え、「遊べるアート・触れる作品」を吹上ワンダーマップ2017のテーマに設定し、吹上町のゲーム「フキアゲーム」の創作を参加アーティストに依頼しました。アーティストにとっては難しいテーマだったらしくなかなか苦戦していましたが、ゲームセンターに見立てたメイン会場では多くの子供達に作品を楽しんでもらえ、中には友達と一緒に来た時には人数が多くて遊べなかったということで、後日両親と一緒に再来場してフキアゲームで遊んでくれる子供もいました。
スマートフォン用のゲームアプリは今後APPストア、グーグルプレイで公開を予定しています。
※参加アーティストが発案したフキアゲーム「吹上げゲーム」。すごいものからチープなものまで…。
吹上ワンダーマップの沿革として、第2回開催(2010)から第9回開催(2017)までを8回に渡りレポートさせていただきました。各回ごとの象徴的な取り組みのみを簡単に紹介させていただきましたが、吹上ワンダーマップが実際に取り組んできたものはこの何倍もあります。
明日からのレポートは吹上ワンダーマップ10関連の話題(進行状況等)を中心に書かせていただきますが、合間合間にこれまでに取り組んだ企画とその成果のご紹介をさせていただきますので、引き続きお付き合いいただければ幸いですm(_ _)m