ウーマンヘルスキットでわかること
ウーマンヘルスキットは、指先からの微量の血液で検査ができます。
この検査で何が分かるかというと「栄養状態」です。
- タンパク質、糖質が自身の身体に足りているか
- 鉄が減り始めていないか
その他、肝機能の状態を知ることもできますので、お酒をよく飲む方もチェック可能です。
健康診断で血液検査を受診していれば、肝機能や栄養状態については確認することができますが、
「鉄が減り始めていないか」がわかる項目=フェリチンは含まれていません。
このフェリチンは「貧血」の初期段階を知るために確認をします!
「貧血」とは何か?
人は、食べ物の栄養素を元に酸素を使ってエネルギーを生み出します。
この酸素を運んでくれているのが、血液中の「ヘモグロビン」です。
赤い車が「赤血球」、車の座席が「ヘモグロビン」です。
座席に酸素「人」が乗って身体の隅々まで運ばれます。
「貧血」と病院で診断されるのはこの座席「ヘモグロビン」が少なくなっている状態を指します。
貧血になるとどうなる?
貧血の兆候として見られるのが
- 疲れやすい、疲れが中々取れない
- だるい
- イライラする
- 朝起きられない
- 頭痛、肩こり
- 氷をがりがり食べる
等があり、このような症状を不定愁訴と言います。
定まらない、秋の心。。。いろんな症状がある事を文字からお察しいただければ。。。
この不定愁訴の何が厄介かと言うと、発熱や咳が止まらないなどのように”病院に行かないとつらい”という状況ではないので、多くの方が放置してしまうこと。
女性の2割弱が貧血!?
神奈川県の献血センターでは、H25年度献血者実施者のうち受付をした女性112,362名のうち約16.6%に当たる18,600名が、ヘモグロビンが規定以下という事で献血できなかったと報告されています。
ヘモグロビンが低くて献血できなかった~(という話はよく耳にしますが…
実はヘモグロビンが減るにも段階があるんです。
貧血になるまで
お金のやりくりと似ています。
ヘモグロビンは「財布の現金」
フェリチンは「貯金」
と考えてみると下図のような状態です。
つまり、ヘモグロビンが低い状態は現金がカツカツの状態…
こうなると貯金をしながら現金のやりくりも必要になるため、相当な時間と努力が必要になってしまいます。
ウーマンヘルスキットでは、財布のお金が底をつく前に貯金の残高を確認することができるんです!
ココがミソ!
改善・予防は第1に食事
重症化すると日常生活にも支障をきたす貧血
その最初の対策は何と言っても食事です。
早めに気が付き、早めに手を打つ!
そのための予防策が食事だからこそ、私たち管理栄養士が一手を打ちたい!と思っています。
(残高によっては、早めに病院受診を勧めます。)
ウーマンヘルスキットを知らせてほしい
最近では女性活躍推進の言葉をよく耳にします。
女性の社会進出とともに間違いなく女性一人一人の役割は増えています。
時間に追われる中、自分自身の事は後回しになりやすい…
だからこそ、周りの男性、子育ての落ち着いたお母さん世代の方、女性社員を抱える経営者の皆様から身近な女性にキットの存在を知らせてほしい。そう願っています。
今回いただいたご支援は、ウーマンヘルスキットを開発し、日本の貧血問題対策、女性の健康教育普及に活用できるツールとして、すすめていきます。
プロジェクトは残り1日。
よろしくお願いいたします!