2019/08/01 17:34

皆様のお陰で目標額100%を達成することが出来ました!ありがとうございます!

 

今回の活動をしようと思ったのは、自分自身の経験もあります。

 

私は4人きょうだいの2番目でした。

 

まず、高校進学の際、担任からは鹿児島の高校に進学する道もあるといわれました。

 

その時私がその選択をしなかった理由のひとつに経済的な理由がありました。私が島外の高校に行くだけの余裕は我が家にはなく、また行かせてもらって頑張れる自信もなありませんでした。

 

そうして、地元の高校に進んだものの、そこは勉強ができる環境でなかった。強い信念を持ってなければ、志望校に入れない状況でした。

 

私はそのころから助産師になりたい思いはありました。ただ両親からは私立には行かせられない、国公立でと言われていました。

専門学校もあったのですが、井の中の蛙の私は、もしなりたい職業ではなくなったら、一から出直しになることも考えて、大学の進学を希望していました。ただ、25年前の看護系の国公立大学は数えるほどしかありませんでした。

 

大学受験は高校受験勉強もほとんどしていない私にとって何をどう勉強すればいいのかわからなく、焦りと苛立ち、そして結果は惨敗。。。

 

最終は公立の看護短大に行くことになったのですが、また、そこでのカルチャーショックが待っていました。

 

高校生の時から予備校・塾に通っている子、浪人を経験している子の存在です。 

 

徳之島には高校生のための塾もなかったですし、浪人している子がこんなに多いなんて知らなかった。そして何よりそれらが当たり前の社会にショックを受けました。

 

私も浪人できたら、予備校に通えたら、大学に行けたかもしれない、そんな思いを拭い去れずに学生時代を過ごしました。

 

また、徳之島には高校までしかないので、大学生や若者のモデルが身近にいません。ロールモデルがいないので、憧れる気持ちがぼんやりしていて、なので勉強に身が入らない現実もありました。

 

そして今、まさにわが子がその問題にぶつかっています。

 

こういったことは世代を超えても変わっていない、これを打ち破らないといけない、と思いました。

 

ただ、私は島の高校を卒業したことを後悔はしていません、大学に行けなかったことも後悔はしていません。どんな進路になったとしても、今いる場所はここだったと思うからです。 

 

ただ、思うことは地域の格差を埋めて、可能性を広げてほしい、そのお手伝いができればと思います。

 

島の出身の方、もしくは地方が地元の方は皆さん同じような思いをされたことかと思います。

 

でも島の子育ての環境は最高です。みんなで子どもを見守って育ててくれる、そんな環境を残しつつ、子どもたちの可能性を広げたいと思います。

 

皆様引きつづきご支援の程、宜しくお願いいたします。