クラウドファンディング挑戦中の「TANABATA PAPER」ができるまでのストーリーを、少しずつ綴っていきます。
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【昨冬のこと。】
譲り受けた七夕飾りの「花飾り」は、針金でくくられていました。これらを一本一本、地道に分解してやっと TANABATA PAPER の素材にすることができます。少しだけ湿らせると、やっと紙の原料になりそうな雰囲気をまといます。
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わたしたちが NOZOMI さんの工房の様子を見ていて感動するのは、みんなが「たのしそう」に仕事をしていること。一見単調な作業に見えるかもしれませんが、施設の中には、解体作業を好むメンバーの方もいらっしゃるそうです。
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一般的な会社の場合、先に「仕事」があって、適任な人を「採用」します。しかし、福祉施設の場合はその順序が逆で、「ひと」が先にいて、みんなでできる「仕事」を創るといいます。
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その結果生まれた「紙すき」という仕事は、工程ごとに分担できるからこそ、みんなが関われるのだそうです。このお話を聞いて、まさに手仕事が生き甲斐をつくっているのだなぁと気付かされました。
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●TANABATA PAPER プロジェクトチーム
HUMORABO
●フォトグラファー
AMI HARITA