オール蒲郡花火は多くの方々からご協力を頂き、8月16日に無事開催できました。 ご支援を頂いた皆様には、深く感謝を申し上げます。どうもありがとうございました。
花火の打上げから2日経ち、関係のみなさまへのご報告をする中で、多くの温かいメッセージを頂きました。私自身も、これまで何度も花火の打上げを経験してきていますが、これほどまでに町が一体となって花火打上げの時間を共有できたことはなかったように思います。
この場をお借りして告白をすると、「蒲郡のどこからでも見えるように」と見得を切って進めてきた今回、それなりの確信はありましたが、「見えなかったらもう蒲郡を歩けないな」という不安も最後まで持っていました。
オール蒲郡花火のスタートは、緊急事態宣言中の子供の日に学校を借りて蒲郡7カ所で花火を打上げよう、というものでした。しかし当時は新型コロナウイルスについて今よりも未知の部分が多く、とても実行できる状態ではありませんでした。その後も企画を温めながら様子を伺い、蒲郡まつりの中止が決定し、ここだ!と決めて7月26日に設定をしました。
準備を始めると、多くの方々から応援や激励の言葉を頂きました。地権者様、協賛者様、監督官公庁様、全員が後押しをして下さり、普段では考えられないスピードで色々なことが決まりました。私は花火を生業としていますので、ここ半年、花火が必要ないのではないかと迷うこともありましたが、みなさまから求めて頂けることに、存在を許されたような気持ちになりました。
また、CAMPFIRE上でみなさまからの応援メッセージを投稿していました。こちらは、同じ蒲郡に住む方々でも、新型コロナによる社会の変化から受ける影響が、立場によって全く異なることから、隣に住む方たちの状況を理解することができればと思い、進めていました。
インタビューでは、みなさまに同じ2つの質問をしていました。1つ目は「新型コロナが来てから、あなたの立場でどのような変化がありましたか?」。2つ目は「これから先の蒲郡に向けてや、身の回りの方々にお伝えしたいことはどんなことでしょうか?」というものです。
私自身、この広くない蒲郡で、ここまで受ける影響が違うのかと、お話を伺うまでは知りもしませんでした。また、近くの方々のことを理解することが、助け合いの一歩に繋がると思うようにもなりました。
天候不良による延期もありました。私も花火業者として延期を何度も経験していましたが、延期を決めることがどれほどに重大かということを理解しきれていませんでした。そして、その判断をした蒲郡応援団のメンバーを尊敬します。
オール蒲郡花火当日は、蒲郡消防本部の屋上に運営本部を設置し、そこから打ち上がる花火を眺めました。いつも見ている蒲郡の夜景と花火が、見たこともない景色をつくっていました。あの光景は生涯忘れないと思います。
そしてこの2日間。蒲郡応援団にみなさまから頂く声は、オール蒲郡花火をやって良かったと思えるものばかりでした。私たちこそ、ご支援、ご協力を頂いたみなさまに深く深く感謝をしています。このようなことを実現させて頂き、本当にありがとうございました。
遠方の方々には配信をご覧頂くようにお伝えしていましたが、準備不足により通信が途切れる場面があり、ご迷惑をお掛けしました。申し訳ありませんでした。編集し、確定版として以下にアップしましたので、こちらをご覧頂ければ幸いです。
さて、オール蒲郡花火は一旦終了となりますが、新型コロナウイルスが隣にいる生活はこれからも続きます。蒲郡応援団として、今後もみなさまのお役に立てるよう、活動を続けて参ります。
みなさま、これからも蒲郡応援団をよろしくお願い申し上げます。
蒲郡応援団
一般社団法人蒲郡青年会議所
クラウドファンディング担当
加藤克典